AWSエンジニアへ転職を考えている方へ
AWSエンジニアの業務内容や転職に必要な知識は?

本記事では、AWSエンジニアの仕事内容や転職に必要な知識について紹介していきます。AWSエンジニアとして転職を考えている方、キャリアアップを目指す方は、仕事内容の理解や習得すべき資格をチェックして、転職時の参考にしてみてください。

目次

IT業界は移り変わりが早い世界です。IT技術者として生き残る以上、需要の移り変わりをいち早くキャッチし、必要な技術を身に付けていく姿勢は問われるでしょう。

クラウドサービスの発展に伴い今後、求人が増加傾向にあるエンジニアの一つとしてAWSエンジニアがあります。AWSエンジニアとして活躍するためには、何をすれば良いのでしょうか。

本記事ではAWSエンジニアの業務内容や転職に必要な知識について紹介します。求められるエンジニアとして活躍していきましょう。

AWSエンジニアの主な仕事4つ

AWSエンジニアになるためには仕事内容について押さえておく必要があるでしょう。最初に、AWSエンジニアの主な仕事内容4つについてご紹介します。

AWSエンジニアの主な仕事内容には、AWSを基盤としたアプリケーションの開発・AWSインフラの運用と保守・ビッグデータ分析基盤の知見・AWSインフラ設計開発と構築、などがあります。

AWSを基盤としたアプリケーションの開発

AWSエンジニアの仕事内容に、AWSをベースにWebアプリケーションやモバイルアプリケーションなどの開発をする業務があります。使用言語は、Python・Java・JavaScript・PHPが多いでしょう。

転職サイト『doda』の求人例としては、「AWSを活用したモバイルアプリ開発」などがあります。

AWS環境で、PHPなど指定された言語でのアプリ開発が仕事内容です。AWSの移行や開発経験、Python・Javaなどの言語を使った開発経験があれば重宝されるでしょう。

AWSインフラの運用と保守

AWSエンジニアの仕事内容として、AWSを使用するインフラの運用と保守があります。具体的には、OS・ミドルウェアのチューニングや最適化、設定変更やインスタンスの監視、障害時の対応などが仕事です。

転職サイト『求人ボックス』で調べてみると、「AWSクラウド基盤の運用保守・移行対応」「AWS・音楽SNSサービスのインフラ構築運用案件」などの求人が出てきます。

AWSに関する設計・構築・運用経験などの結果からスケールアップ、スケールアウトの提案、負荷試験の経験、などの能力が求められます。

ビッグデータ分析基盤の知見

ビッグデータとは簡単に言うと、パソコン1台では計算できないような大量なデータの処理や計算を、複数のパソコンに分散させて処理させる技術です。

IT業界では、ビッグデータにより、情報を収集し、保存や加工、分析など進化しています。AWSではビッグデータの活用を促進しているため、ビッグデータの需要が高まればAWSの需要も高まるでしょう。

AWSエンジニアとして転職を考えた時も、ビッグデータ基盤の知見の有無が問われる場面が出てくるでしょう。今後を見据える上では押さえておくべき知識です。

AWSインフラ設計開発と構築

AWSエンジニアの仕事内容には、インフラの設計開発や構築もあります。システムが問題なく動作するための基盤を設計し構築します。

具体的には、クラウド上AWSで動かすDBサーバーやWebサーバー、LDAPサーバー、DevOps基盤、仮想化基盤、などの設計です。運用を自動化させるためのパラメータシートを作ることもあるでしょう。

実際の求人例としては『リクナビNEXT』で検索すると、「AWS【社内開発】SE・PG・サーバー構築」「サーバー設計・運用(クラウド・AWS・VMware他)」などがあります。

AWSエンジニアの仕事内容に必要な知識9選

次は、AWSエンジニアの仕事内容に必要な知識9選について紹介していきます。どの知識もAWSエンジニアとして、効率的に仕事をこなしていくには押さえておくべき知識と言えるでしょう。

AWSエンジニアの仕事内容には、AWSエンジニアに必要な基礎知識・クラウドサービス・サーバーや仮想化・ネットワーク構築・セキュリティ・ハードウェア・AIや機械学習・ミドルウェア関連・プログラミング、などの知識が必要です。

AWSエンジニアに必要な基礎知識

AWSエンジニアに必要な基礎知識として、AWSとは何か、どんなサービスなのか、AWS開発者用ツール、開発環境についてなど押さえておく必要があるでしょう。

また、AWSはソフトウェアやミドルウェアなどを動かす環境なので、インフラ環境についての知識をあらかじめ持っておく必要があります。例えば、サーバー・OS・ネットワーク・仮想環境などのインフラの知識はマスターしておくべきところでしょう。

クラウドサービスの知識

AWSはインターネットを介して利用するクラウドサービスです。他のクラウド関連のものと違う部分もありますが、AWSエンジニアとして活躍していく場合、クラウドシステムの利用経験は必須になるでしょう。

クラウド上で保管するデータはアプリケーションによって、最適とされる構成は違います。堅牢性を重視するか、コスト面を重視するかによって、最適な環境を提示できる知識が必要です。

サーバー・仮想化の知識

クラウド環境として、基本となるものが仮想サーバーです。AWSでは、サーバーやデータベースなどのサービスをネット経由で貸し出しているため、サーバー・仮想化の知識もAWSエンジニアには必要です。

クラウド上で仮想サーバーを利用する手順やオプションの機能の基礎知識、仮想化による利点と危険性なども押さえておくべき知識です。

ネットワーク構築の知識

AWSを扱うには、ネットワーク構築が必要なため、AWSエンジニアはネットワークに関する知識は欠かせません。

AWS上にプライベートネットワークを構築するAmazon VPCや、AWSと自社拠点、DCの専用線接続を可能とするAWS Direct Connectなど、AWSはネットワーク関連のサービスを提供しているため、業務でネットワーク構築技術は必要になります。

ネットワーク設計やインターネットとの接続をコントロールする技術など、ネットワークに関わる知識を習得しておく必要があるでしょう。

セキュリティの知識

AWSのようなクラウドサービスでも、セキュリティの知識に強いエンジニアは必要とされます。業務としては、セキュリティに配慮した運用や、サイバー攻撃を防ぐための調査や、万が一攻撃されていた場合はシステムの復旧、改善を行います。

AWSエンジニアでは、システムの安全性を保つため、セキュリティ製品を扱うスキル、データを暗号化する手法、セキュリティを継続して運用する知識、リスクに対する対応力、セキュリティサービスに関わる実務経験などが求められるでしょう。

ハードウェアの知識

AWSエンジニアの仕事内容として、中心的な業務と言われているのが、Webサイトや、Webサービスの構築・運用です。Webサービスを動かすために必要になるサーバーやハードウェアなど、インフラに関わるため、AWSエンジニアにはハードウェア知識も必須です。

それまでは自社内でサーバーを使っていた企業も、老朽化やメンテナンス負担などを考えて、AWSを始めとしたクラウドサービスに移行したいという企業が出てきます。

企業がAWSに求めているのは、このような依頼が多いため、メモリやCPU、ストレージといったハードウェアの知識は知っていて当然、という認識を持たれるでしょう。

AI・機械学習の知識

AWSの提供しているAIのサービスの中に、Amazon CodeGuru・Amazon Comprehend・Amazon SageMakerがあります。Amazon SageMakerは、機械学習のサービスです。

AWS側で開発したプログラムをAIに学習させるため、AIに解析や予測させる基本データを用意する技術が必要です。また、PythonなどAI言語のプログラミング技術も必要になるでしょう。

また、機械学習エンジニアとして、学習機能のためのアルゴリズム開発や検証経験、ディープラーニング(深層学習)の知識なども問われます。

ミドルウェア関連の知識

ミドルウェアとは、OSとアプリケーションの間に入るソフトウェアのことをいいます。AWSでは、ミドルウェアが利用できるサービスを提供しています。

AWSへミドルウェアをインストールするスキルや、安定した稼働や速度面、メンテナンス性などが可能なことなど考慮して、サービスを利用して問題ないか発言できる知識も求められます。

プログラミングの知識

Webシステムを構築、正常に動かすには、プログラミングの知識は必要です。AWSエンジニアの仕事で使用されるWeb開発言語は、Python・Ruby・PHP・Java・JavaScript・.net・Go・C++・Rustなどがあります。

この中のすべてを習得するのは難しいので、まずはどれか一つに絞って勉強を進めましょう。最近のAWS情報では、Rustの需要が高まっているといわれています。

AWSエンジニアの転職に必要な認定資格4つ

最後に、AWSエンジニアの転職に必要な認定資格4つについてご紹介します。これから紹介する認定資格を持っておくとAWSエンジニアへの転職でも有利に働きますし、実際に業務でも活かせる知識です。

AWSエンジニアの転職に必要な認定資格には、ベーシックレベル認定資格・アソシエイトレベル認定資格・プロフェッショナルレベル認定資格・専門知識認定資格、などがあります。AWSエンジニアを目指す上で必要な資格を取得し、転職の成功に役立てましょう。

ベーシックレベル認定資格

ベーシックレベル認定資格は、AWS認定資格の中で基礎的な内容を押さえているかどうか判断する資格です。別名クラウドプラクティショナーともいわれています。クラウドの概念やセキュリティ、テクノロジーや請求・料金などが出題されます。

AWS認定資格中、難易度の低い資格ということもあり、AWSの業務経験がまだほとんどない方、AWSを理解したいという方が合格を目指せる資格です。

アソシエイトレベル認定資格

アソシエイトレベル認定資格は、アーキテクト(設計者)・アドミニストレーター(運用担当)・ディベロッパー(開発者)と3つの役割別に分かれ、内容が違います。

ネットワークやクラウド、デバックなどのAWSに関する基礎知識だけではなく、コスト効率や耐障害性など、経験がものをいう内容も出題されます。1年程度のAWSの実務経験が推奨されているため、ベーシックに比べて相応の難易度が予想されるでしょう。

プロフェッショナルレベル認定資格

プロフェッショナルレベル認定資格は、プロフェッショナルと名がつくだけあり、AWSの資格の中でも難易度の高い資格です。取得レベルを考えると、AWS実務経験は2年以上必要といわれています。

試験はアーキテクトとアドミニストレーター、ディベロッパーの2つに分かれています。アソシエイトレベル認定資格内容の知識に加えて、インフラ構築、システム設計、複数言語の開発経験など、高い専門性が問われます。

専門知識認定資格

専門知識認定資格は、専門知識分野に関する技術的なAWSクラウドでの経験を示す資格です。セキュリティ・ビッグデータ・Alexaスキルビルダー・高度なネットワーキング・機械学習・データアナリティクスに分かれています。

難易度に関しては、Alexaスキルビルダーが専門知識認定資格の中で低めであるといわれていますが、どれも専門性に特化した内容のため、深い知識と理解、経験が求められるでしょう。

仕事内容の理解や資格を習得してAWSエンジニアでの転職を目指そう!

AWSエンジニアでも、ネットワークからOS、データベースなど幅広い知識とスキルが必要とされます。

AWSエンジニアの転職に必要な認定資格を取得しておくことで、自身の持っている能力水準を相手にアピールすることが可能です。仕事内容の理解や資格を習得してAWSエンジニアでの転職を目指しましょう!