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【C#の基礎】C#でよく使う型と型変換の方法を紹介

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【C#の基礎】C#でよく使う型と型変換の方法を紹介
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C#でコーディングする際は、型を意識する必要があります。また、C#の型変換はよく使うため、知っておくべきテクニックの1つです。ここでは、コーディングのサンプルを見ながら、型について確認していきます。

PG
型ってコーディングするのに必要不可欠ですよね。やっぱり、いっぱい型を覚えた方が良いのでしょうか?
PL
確かに型はたくさんあります。しかし、別に全部の型を覚える必要があるかといったらそうではありません。よく使う型だけで良いので、それを一緒に見ていきましょう。

C#のコーディングでよく利用する型

C#でコーディングする際には変数を宣言し、メモリに領域を確保します。変数に代入する値のために適切な型を定義しないと、当然ですがシンタックスエラーとなりプログラムは動作しません。ここでは、C#を利用するためにあらかじめ定義されている型を確認していきましょう。

  意味 最小値 最大値
値型 bool 論理値(true or false) - -
byte 8ビット整数(符号無し) 0 255
sbyte 8ビット整数(符号有り) -128 127
short 16ビット整数(符号有り) -32768 32767
int 32ビット整数(符号有り) -2147483648 2147483647
long 64ビット整数(符号有り) -9.2233720368548E+18 9.2233720368548E+18
float 32ビット浮動小数
値の末尾に"F"が必要
-3.402823E+38 3.402823E+38
double 64ビット浮動小数 -1.79769313486232E+308 1.79769313486232E+308
decimal 高精度 10進数浮動小数
値の末尾に"m"が必要
-7.9228162514264E+28 7.9228162514264E+28
char 1文字の場合はシングルクォートで囲む
複数文字を代入したい場合は配列にする
0 65535
参照型 string 文字列をダブルクオーテーションで囲む - -
object 全ての型の基底となる型    - -

値型は変数に直接その値を代入できます。参照型は値の実体がどこにあるかといったアドレス(番地)情報を保持する型となります。この中でもよく使用するのは、string型、int型、bool型、decimal型、double型といったところでしょうか。

C#で型変換のコーディングを行う方法

実際にコーディングする場合、変数宣言の際に型を定義することは簡単にできます。しかし、宣言した型に値を代入するために、代入する値の型を型変換することが必要になる場面もあります。ここではその方法を紹介します。

実行画面

実行画面

メッセージボックス出力

出力メッセージ

文字列「01」を数値型に変換したので、数値として「1」が出力されています。
型変換自体は比較的簡単にできますが、注意も必要です。例えばdouble型からint型に型変換を行う際には、同じ数字型でもオーバーフローに注意する必要があるといったことが挙げられるでしょう。

PG
型変換もけっこう簡単に行えるのですね。やり方を覚えておきます!
PL
そうですね。コーディングを行うのに、型変換を求められることは多々あります。オーバーフローなどに注意しつつ使っていきましょう!

プログラミングを行う上で型変換の理解はお早めに

型を定義し変数を宣言する、型変換を行って変数に値を代入するといったことは、C#だけでなく、JavaやPHPなど他のプログラム言語でも使います。プログラミングを行うための基本的な部分ですので、早めに理解して現場でも活用していきましょう。


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