WPFで使えるMVVMフレームワーク「Prism」とは

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WPFで使えるMVVMフレームワーク「Prism」とは
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WPF、UWPアプリなどのXAMLアプリケーションで、MVVMパターン開発を支援する「Prism」は、 WPF、UWPアプリ開発を効率的にします。「Prism」を使って簡単なアプリケーションを作成してみましょう。

SE
MVVMパターンとは何ですか?
PM
プログラムの要素をModel、View、ViewModelの3つに分割したWPF、 Silverlight向けに考案された開発手法です。

Prismを使ってできること

Prismが提供する主な機能は以下のとおりです。

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Prismは疎結合で保守性が高いWPFやUWPアプリ開発を補助するフレームワークです。UIとビジネスロジックが分離されたアプリは、MSTestなどのツールによるテスト自動化も行えます。

公式HP:https://github.com/PrismLibrary/Prism
Nuget:https://www.nuget.org/packages/Prism.Wpf/

Prismのインストールとサンプルの作成方法

では、実際にPrismをインストールしてアプリを作っていきましょう。今回は、ボタンを押すとカウンタが1ずつ増えていく、下のイメージのような簡単なアプリをPrismで作ります。

【サンプルアプリの完成イメージ】
アプリの完成イメージ

Prismのインストール

まずは、Visual StudioにPrismをインストールしましょう。今回はVisual Studio 2019を使った例で解説します。

    1. Visual Studioのメニューより、[拡張機能]>[拡張機能の管理]を選択します。
    2. 画面右上の検索ボックスに「Prism Template Pack」と入力し検索し、検索結果の一覧にある[ダウンロード]をクリックします。

ダウンロード実行

    1. 画面の指示に従い Visual Studioを閉じると、次のようなインストーラが立ち上がるため、[Modify]ボタンをクリックし、インストールを開始します。

Modifyボタン

PrismでWPFアプリの作成

    1. Visual Studioの「新しいプロジェクトの作成」で、検索ボックスに「Prism」と入力し、検索結果から「Prism Blank App(WPF)」を選択します。

プロジェクト作成

    1. プロジェクト名や保存場所を入力します。

プロジェクト名と保存場所

    1. 次に[PRISM PROJECT WIZARD]の画面が表示され、どのDIコンテナを使用するかを選択します。ここでは「Unity」を選択します。

DIコンテナ選択

  1. 画面(MainWindow.xaml)とビューモデル(MainWindowViewModel.cs)があらかじめ追加されたプロジェクトが作成されます。ファイルを編集して、サンプルアプリを完成させましょう。
SE
Prismを使用すると、MVVMパターンのアプリが簡単に作れますね。
PM
Prismで作ったアプリは、ViewやViewModelなどの層が疎結合になっていて、メンテナンス性も良くなります。

Prismを使って開発効率をアップ

一般的にMVVMパターンのアプリは、メンテナンス性が高い代わりに、最初の開発に時間がかかるといわれています。 Prismなどのフレームワークを使用して、効率的にMVVMパターンのアプリを開発しましょう。


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