
.NET FrameworkでC++が使えるC++/CLIとは何か
C++/CLIは、.NET Frameworkの共通言語基盤で使用するプログラミング言語です。
ここでは、C++/CLIの概要を要素に分けて紹介するほか、メリットについても解説します。
C++を使って共通言語基盤上でプログラミングしようと考えている方はご参考ください。
- PG
- C++/CLIって何ですか?参考資料が少なくてよくわからず、困っています。教えてください!
- PM
- はじめは理解しにくいかもしれませんが、実際に使ってみると便利な言語なんですよ。しっかり覚えてくださいね!
目次
C++/CLIとは何か
冒頭でも紹介していますが、C++/CLIは一般的に、
とされています。
しかし上記は大まかな概要であり理解しにくいため、下記のように分解してC++/CLIを理解していきましょう。
- C++を理解する
- CLIを理解する
- C++/CLIを理解する
では、上記について詳細に解説していきます。
- C++を理解する
- CLIを理解する
- C++/CLIを理解する
C++とはC言語を拡張したオブジェクト指向のプログラミング言語です。
JavaやC言語と同様に、大規模システムやパッケージソフトなどの開発に採用されることが多いです。
CLI(Common Language Infrastructure:共通言語基盤)とは.NET Frameworkの基本仕様のことです。特定のプログラミング言語やコンピュータアーキテクチャに依存しないことが特徴です。
C++とCLIが理解できれば、C++とCLIの理解も簡単です。
簡単に解説すると「C++で作成したプログラムをCLI(.NET Framework)上で動かせるようにするプログラミング言語」です。
もちろん、C#やVB.NETと同じような.NETプラットフォームのプログラミング言語の1つでもあります。下記のようなイメージです。

※「.NET Framework上で動くC++」とは少しだけ意味合いが違います。
C++/CLIを使用するメリット
C++/CLIを使用するメリットについて解説します。
代表的なメリットとしてC++で作成したプログラムを.NETに移行する際、すべてをマネージコードに書き換える必要がないということになります。
つまり、現在あるソースコードを活用しながら移行が可能です。
- PG
- ソースリファクタリングの負担が減るのは大きなメリットですよね!
- PM
- 難解ではありますが、学ぶ価値はしっかりありますよ。
C++/CLIはソースを書き直す必要がない便利なプログラミング言語
ここでは、C++/CLIの概要や使用するメリットをお伝えしました。
マネージコードに書き換える必要がないなど便利な機能がC++/CLIにはあります。
機能自体は複雑ではありますが、C++開発者は自信の技術が応用できるため挑戦してみてはいかがでしょうか。