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Azureの料金体系の仕組み3つ紹介!Azureを無料で使う方法とは?

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公開日時:   更新日時:
Azureの料金体系の仕組み3つ紹介!Azureを無料で使う方法とは?
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    AWSに比べてAzureは料金が安いと聞きました。でも、安いといっても個人ではなかなか入手しにくい値段じゃないですか?
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    Azureは基本的には使用した分だけ金額が発生する従量制のサブスクリプションサービスです。どのくらい使えばいくらになるのか、この記事を参考にしてくださいね。

    Azureの料金体系とは?

    Azureについて、多くの企業が導入の検討をしていると思います。導入にあたって、一番気になるのは料金でしょう。Azureは使用した分だけ金額が発生する、従量制のサブスクリプションサービスです。

    AWSに比べてAzureは料金が安いと言われていますが、安いといってもなかなか入手しにくい値段です。どのくらい使えばいくらになるのか、この記事でAzureの利用料金について確認していきましょう。

    Azureを無料で使う方法

    Azureには無料アカウントが存在し、できることは以下のとおりです。

    サインアップから最初の30日の間に使用できる¥22,500のクレジット
    最も人気のあるAzure製品への12ヶ月間の無料アクセス
    25個を超える常時無料の製品へのアクセス
    無料アカウントを登録後は、サブスクリプションのプランは「無料試用版」となっています。有償版にするには、必ずサブスクリプションのアップグレードを行いましょう。
    無料アカウントは登録後30日を経過しますと、無料製品が使用できなくなります。以下、無料お試し版を利用するために必要なものです。

    マイクロソフトアカウント
    メールアドレスを準備しましょう。公式サイトからマイクロソフトアカウントを作成します。

    SMSが受けられる電話番号
    SMSの入力が求められますので、電話番号を準備しましょう。

    クレジットカードorデビットカード
    本人確認のために必要ですので、準備しましょう。

    準備ができたら以下のサイトをクリックし、無料お試し版の利用をスタートさせましょう。

    Azureのサブスクリプション

    Microsoft Azureでは月額料金を支払うことで利用できるサブスクリプションと呼ばれる仕組みを提供しています。
    サブスクリプションは、契約内容や支払い方法、プランに関する情報を保持しており、一般的に定額料金の支払いにより一定期間のサービスを保証するサービスのことです。予約購読や年間購読といった意味を持っています。

    Azureでサービスを利用するにあたってはサブスクリプションの契約が必須となっており、利用料金はサブスクリプションごとに集約して請求されます。

    支払い方法

    デフォルトではクレジットカードでのみ登録が可能ですが、Azureの「ヘルプとサポート」サービスからリクエストを送信することにより、請求書による支払いに変更することも可能です。

    利用料金の確認方法

    Azure Portalを利用して、サブスクリプションの詳細ページへアクセスして、請求の合計金額やその内訳を確認することができます。
    Azureの料金管理は使用するサービスの数が大きくなるほど難しくなりがちですが、Azure Portalから内訳や仕組みを正しく理解することでサブスクリプションの管理の助けになるでしょう。

    Azureの料金体系の仕組み3つ

    ここまでは無料アカウントで利用できるサービスやサブスクリプションについて説明してきました。ここからは実際に発生する料金と料金体系の仕組みについて、アップデート費用・ストレージ利用料・使った分だけ料金を支払う(従量制)の3つのポイントに絞ってご説明します。

    実際に利用するにあたって、どのような金額がどのくらい発生するのか知ることはとても重要です。もし、導入を検討する場合はぜひ参考にしてみてください。

    Azureの料金体系の仕組み1:アップデート費用

    Azureからデータを送受信する場合、そのデータ量によって料金が発生しますが、ネットワークの通信料はAzureから送信される分で計算されます。Azureへのデータ送信には料金はかかりません。Azureからデータを送信する、片道の料金が発生します。

    また、Azureではクラウド上の仮想マシンのバックアップを自動で取ってくれるAzure Backupというサービスがありますが、AzureからAzure Backupへのデータ送信時も料金はかかりません。

    Azureの料金体系の仕組み2:ストレージ利用料

    Azureのストレージ利用料は指定した仮想マシンのディスクサイズではなく、実際に保存したデータの使用量によって料金が発生します。

    Azure Backupの料金についても同様ですが、元データのデータサイズではなく圧縮してから暗号化処理された後のデータサイズから算出されます。

    そのため、少しでも不要なデータやバックアップを退避させたり整理することでコストが削減できます。

    Azureの料金体系の仕組み3:使った分だけ料金を支払う

    上記の通り、Azureの使用料金は保存しているデータ量やデータセンターからの送信データ量によって料金が発生する従量課金制です。さらに、有償サポートなどの料金が加わります。利用しないデータを置かないなど必要なものを必要なだけ利用することが大切です。

    また、料金について検討する前に、まず1ヶ月間の無料お試し版でAzureに慣れるところから始めてみるという手段もあります。

    計算ツールでAzureの月額料金を確認できる

    オンプレミスと比べたクラウドの利点として挙げられるのが、初期投資の費用を低く抑えられることです。クラウドサービスは基本的に使用した分だけが請求される従量課金制のサブスクリプションサービスとなります。

    Azure公式サイトにて便利な金額計算ツールも公開されていますので、Azureを導入する際にはぜひ活用していきましょう。

    下の画像は計算ツールで出力した結果です。仮想マシンの稼働時間を1時間に設定しています。ここにデータベースやストレージなどを追加するたびに費用が追加される仕組みです。

    ただし、事前に料金の予測はできても、クラウドの停止処理を忘れると予想以上に請求金額が発生するので注意が必要です。

    計算ツールの使い方

    ここでは具体例を用いて、Azureの製品とサービスのコストを見積もるAzure料金計算ツールの詳しい使用方法をご紹介します。

    1. 料金計算ツールにアクセスする。

    2. 計算を行いたいサービスを選択する。※ここではAzure VMにおける計算ツールの使用方法を紹介

    3. 一覧パネルから[Virtual Machines]を選択して以下に記載する各項目を選択する。

    リージョン:デプロイするリージョンを選択する。
    オペレーティングシステム:使用するOSの種類を選択する。WindowsまたはLinux
    種類:OS以外にライセンスが必要になるSQLServerなどの種類を選択する。Windowsサーバーのみで良い場合は[OSのみ]を選択し、WindowsOSのライセンスを含んだ料金を表示。
    レベル:インスタンスのレベルを選択する。
    インスタンス:必要となるvCPU、メモリ、一時ストレージの組み合わせから使用したいインスタンスを選択する。

    4. 課金オプションを選択する。
    課金形態は大きく分けて2種類あり、月に使用した分だけを支払う「従量課金」とインスタンスサイズを予約して前払いを行う「Reserved Instance」です。

    従量課金:使用時間を選択して料金の表示が可能です。(Hours、Days、Months)
    Reserved Instance:1年間または3年間から選択が可能で、従量課金と比べて同一の時間分使用した時よりもやすく使用することができます。

    5. 接続する管理OSのディスクを選択する。

    レベル:使用したいディスクのレベルを選択する。
    ディスクサイズ:ディスクの容量を選択する。
    ストレージトランザクション:どの程度のトランザクションが発生するかを入力する。

    以上の流れで、Azure VM使った場合の料金予測ができました。

    総保有コスト(TCO)計算ツール

    総保有コスト計算ツールはAzureに移行した場合のコスト削減を見積もることができる計算ツールです。オンプレミスで構築した場合のコストとAzureで構築した場合のコストを簡単に比較することができます。
    TCO計算ツールを使用すると、ストレージやネットワーキング要件、仮想サーバー構成を含めた社内環境を定義することが可能です。

    システム
    エンジニア
    まずは1ヶ月間の無料お試し版でAzureに慣れることから始めてみます。
    プロジェクト
    マネージャー
    そうですね。Azureは従量制のサービスなので、有償版にアップグレードした際は、使用しない時間帯にシャットダウンしておきましょうね。

    Azureの魅力を理解しよう

    AWS一強の時代から、徐々にAzureが存在感を強めています。Windows Serverで動作するシステムを構築している企業にとっては、やはりAzureは魅力的なクラウドサービスでしょう。Azureで活躍できるクラウドエンジニアを目指してみても良いのではないでしょうか。

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