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クラウドの監視ができるAzure Monitorとは?機能5つと価格を紹介

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公開日時:   更新日時:
クラウドの監視ができるAzure Monitorとは?機能5つと価格を紹介
この記事でわかること
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    プロジェクト
    リーダー
    Azure Monitorは、問題のあるプログラムを事前に特定することで影響範囲を最小限に抑える役割を果たしているんですよ。
    プログラマー
    なるほど。何かサービスを開発するならぜひ導入したいですね。

    Microsoft Azureとは?


    Microsoft Azureとは、Amazon Web Service(AWS)やGoogle Cloud Platform(GCP)と並んでマイクロソフトが提供しているクラウドサービスです。

    Azureでは Iaas(Infrastructure as a Service)やPaas(Platform as a Service)を提供しており、使用した分だけ料金を支払う従量課金制を採用しています。

    Azure Monitorとは?

    Azure Monitorとは、Azure上で提供されているサービスの一つです。

    Azure上で稼働するアプリケーションや仮想マシン(データリソース)と、オンプレミス上で稼働しているアプリケーションやシステムなどの稼働状況(テレメトリデータ)を監視、収集し、分析することができます。

    また、収集した情報の分析結果をもとに問題の事前検知や問題に対する対処方法が提供されます。

    Azure Monitorで監視できるデータリソース


    Azure Monitorでは、Azure上のサービスとして提供しているIaasとPaasのデータリソースやAzureインフラの稼働状況も監視できます。また、オンプレミスにある任意の仮想マシンの情報の監視も可能です。

    監視するデータリソースに監視対象の情報や使用するツール、方法が異なります。ここでは、Azureが提供するIaasとPaasを監視する方法について簡単に説明していきます。

    IaaS系

    Iaas系のデータリソースには、仮想マシンをホストしているサーバー(ホストOS)から取得できる仮想マシン(ゲストOS)のメモリやディスクの使用状況をAzure Portalで参照できます。

    仮想マシン上のデータは、Azure Monitor for VMsでの監視が可能です。これを使用する場合、仮想マシン上にLog AnalyticsエージェントとDependency Agentをインストールする必要があります。

    PaaS系

    Paas系のデータリソースには、アプリケーションやサブスクリプション、テナント(Azure Active Directory)などを稼働させるプラットフォームがあります。

    これらはAzure Portalで監視できるものや、Azure Applcation InsightsやAzure Monitor for Containersを使用してアプリケーションログや稼働状況、サブスクリプションやテナントのアクティビティを監視できます。

    Azure Monitorで使用するデータ


    Azure Monitor で使用(収集)できるデータは「メトリック」と「ログ」の2種類に分けることができます。

    メトリックは監視対象のリソースから一定のタイミングで収集されるデータで、採取したタイミングのリソースの状態を表すものです。

    ログは監視対象上のログ(アプリケーションやシステムのログ)と稼働状況を監視できるパフォーマンスデータです。以下でもう少し詳しく説明します。

    メトリック

    メトリックは各種データリソースの情報を1分間隔で収集しています。情報は数値データのため軽量でリアルタイム対応が必要なケースに向いています。

    メトリックで収集されたデータは、メトリックエクスプローラーを使用しての分析や視覚化、アラートの通知、自動スケールリングを使用しての自動化など実現が可能です。

    多くのリソースではメトリックは93日保存されますが、Log Analyticsエージェントで収集されるゲストOSメトリックは31日で最大2年など一部例外があります。

    ログ

    ログは監視対象のリソース内で記録されるイベントログやパフォーマンスログを収集しています。収集したデータはLog Analyticsワークスペースに格納され、高度なクエリ言語を使用して詳細な分析や根本的な問題の究明に活用できます。

    また、Log Analyticsを使用して対話形式でログのクエリと結果を操作したり、この結果を使用して問題が事前に通知されるようにアラートルールを作成したり、ダッシュボードやWorkbooksを使用して視覚化できます。

    Azure Monitorの機能5つ


    Azure Monitorには機能が5つあります。

    機能の内容としてはデータリソースを監視する「Insights(洞察)」、メトリックやログを収集し、使用状況を可視化する「Visualize(可視化)」、収集したメトリックやログを分析する「Analyze(分析)」などがあります。

    それぞれ以下で簡単に説明します。

    Azure Monitorの機能1:Insight(洞察)

    アプリケーションや仮想マシン(VM)・ネットワークの監視し洞察を行います。

    具体的には、Application InsightsやAzure Monitor for VMs、Azure Monitor for Storage、Network Insightsを使用してAzure上で稼働するアプリケーションや仮想マシンなどリソースの使用状況やパフォーマンスを監視します。

    また、各データリソースからログやメトリックを収集してAzure Monitorで詳細を表示できます。

    Azure Monitorの機能2:Visualize(可視化)

    メトリックのグラフやアクティビティログの表を組み合わせたAzureダッシュボードを利用することで、クラウド全体の使用状況を視覚的に把握できます。

    また、WorkbooksやPower BI、Grafanaとも連携してよりトラブルシュートや長期的な分析レポートの作成も可能です。なお、以前はAzure Monitorビューでも可視化できましたが、今後非推奨となる予定なので、Workbooksの使用を検討してください。

    Azure Monitorの機能3:Analyze(分析)

    スマート分析や機械学習アルゴリズムを活用し、ログやメトリックの分析を行います。また、メトリックに関してはメトリックエクスプローラーを使用してグラフを作成して分析したり、フィルターを追加して分析できます。

    ログに関してはLog Analyticsとログクエリを組み合わせて特定の条件に一致する情報の取得や傾向の特定、パターン分析から取得したデータを対話形式で分析することが可能です。

    Azure Monitorの機能4:Respond(対応)

    Azure Monitorで収集したデータ(メトリックやログ)を使用してアラートルールを作成し、アプリケーションや仮想マシンなどのリソースで問題を見つけた場合や、リソースの異常や事前に設定した閾値を超えた場合にアラートを発行できます。

    メトリックのアラートルールはリアルタイムに対応する必要がある場合に適しており、ログのアラートルールはログクエリを実行して返される結果使ってアラートを実行するかを決定できます。

    Azure Monitorの機能5:Integrate(統合)

    Logic Appsデータの収集や、APIのエクスポートなどを行います。

    また、Azure Event Hubsを使用してAzure Monitorで採取したデータ変換して他の監視ツールにストリーム配信します。

    またLogic Appsを使用してAzure Monitorで収集したメトリックとログを読み書きするアクティビティが用意されており、Azureが提供している他のサービスやシステムとAzure Monitorを統合できます。

    Azure Monitorの価格設定は?


    Azure Monitorでは、基本的に、収集したデータ量・データの保管期間に対して料金を支払う「従量課金制」と、予測したデータ量に基づいて事前に予約する「容量予約」があります。

    「容量予約」では、選択した容量に基づいてデータ取り込みに割引(従量課金制の最大25%)が適用されます。

    Log Analyticsのワークスペースはそれぞれ一つのサービスとして料金が課金されます。

    従量課金制

    従量課金制では、Log Analytics ワークスペースに保存されたデータ量(GB/ギガバイト)ごとに課金されます。また、保存されたデータは保存から31日間までは無料で保持されますが、それを超えた場合はデータ保持期間で課金されます。以下に一例を記載します。

    ■収集したデータ量
    1ヵ月あたり5GBまで無料。5GBを越えるデータに対しては1GBあたり3.34ドル
    ■データの保管期間
    31日まで無料。31日を超えるデータに対しては1GBあたり0.15ドルの課金

    容量予約

    容量予約では、1日に保存されるデータを予測して容量を選択し、選択した容量によって固定料金が課金されます。容量予約では従量課金制と比較してデータの保存に割引(最大25%)が提供されます。

    また、初回契約後31日を経過することで、容量をいつでも変更できるようになります。以下に一例を記載します。

    ■予約容量(例)
    100GB/日の場合は284.20ドル/日(割引は15%)
    200GB/日の場合は533.60ドル/日(割引は20%)

    プロジェクト
    リーダー
    ちなみに、どのくらいの容量を使用するか事前に把握できるなら、従量課金制の25%もコストを削減することができる「容量予約」の利用がおすすめです。
    プログラマー
    アプリケーションの稼働が安定したタイミングで切り替えるといいかもしれませんね。

    Azure Monitorでアプリケーションのパフォーマンスを上げよう


    高機能×低価格を実現した「Azure Monitor」は、問題のあるアプリケーションを事前に特定できる他、収集したデータを分析し上手く活用することで、アプリケーションや仮想マシンなどAzure上のリソースのパフォーマンスをより高く保ち、正常性を維持できるようになります。

    クラウド上でアプリケーションを開発していたり仮想マシンを運用している方は、ぜひ一度導入してみてはいかがでしょうか。

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