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Linuxとは?Windowsとの違い10個や導入するメリット・デメリット

2020年07月03日

SE
WindowsとLinuxって、どのような違いがあるのでしょうか?

PM
WindowsはPCのOSとしてより身近です。一方Linuxは、サーバーなどに使われていることが多いのが特徴です。細かい違いはこれから見ていきましょう。

Linuxとは


Linuxとはフィンランドのリーナス・トーパルズ氏によって開発されたOS(オペレーティングシステム)です。Linuxはネットワーク用OSのUNIXの一種で、世界各地の技術者がボランティアで改良を加えています。

当初PC用OSとして登場しましたが、現在はサーバ用OSとしてスーパーコンピューターなどに使用されています。

LinuxはWindowsとは違い多くの種類があります。代表的なものにLinuxカーネルが挙げられます。Linuxカーネルはリーナス・トーバル氏によって開発されたもので、Linuxディストリビューションはそれ以外のものになります。

Linuxの用途

Linuxは、サーバ用OSとして家庭用PCからスーパーコンピューターなどにも使用されています。「カーネル」とはLinuxの中核部分です。「ディストリビューション」とはその他のソフトを含めたLinuxを配布形態にしたものを言います。

Linuxは多種のディストリビューションで提供されています。また、これらは世界各地の技術者によりボランティアで改良更新されています。

Windowsとは


Windowsとはアメリカのマイクロソフト社が開発・販売しているPC用のOS(オペレーティングシステム)のことです。世界的にもよく知られており、ユーザー数の多いOSの1つです。

最初のバージョンとしてWindows1.0が販売されました。当時はMS-DOSを基本としており実用性に乏しいものでした。Windowsが世界的に有名になったのはWindows95からです。操作性が飛躍的に向上し、世界的に大ヒットしました。

その後、WindowsXPなどが登場しました。現在は、Windows10が最新のOSになっています。(2021年5月現在)

WindowsとLinuxの違い10個

WindowsとLinuxとは?違いを紹介しましょう。

今回紹介する10個の違いは下記のとおりです。
・ソースコードへのアクセス
・ハードウェアサポートの範囲
・ライセンスの自由度
・アプリケーションの管理方法
・ユーザーの違い
・コマンドライン
・ユーザーサポートの違い
・柔軟性
・ランレベル
・リムーバブルメディア

それぞれの違いについて解説します。

1:ソースコードにアクセスできるか

WindowsとLinuxとの違いに「ソースコードにアクセスできるかどうか」を挙げることができます。

Linuxはオープンソース(無料)のため、ソースコードを自由に入手できます。誰もがダウンロード・変更・再配布をすることができ、独自のディストリビューションを作成できます。

Windowsはクローズドソース(有料)のためソースコードは公開されていません。クローズドソースはソースコードを非公開としており、変更や再配布も制限されています。

2:ハードウェアサポートの範囲

WindowsとLinuxはハードウェアサポートの範囲に違いがあります。Windowsは完全なハードウェアサポートを実現していますが、Linuxは部分的なハードウェアサポートとなっているのです。

ハードウェアサポートとは、OSを使うときにハードウェアがどの程度まで対応可能かという意味のことです。

当初、Linuxではハードウェアが対応しないことがよく発生しました。現在は、1つあるいは複数のLinuxディストリビューションをインストールすれば、多くのハードウェアに対応するようになりました。Windowsは、ほぼ全てのハードウェアに対応しています。

3:ライセンスの自由度

WindowsとLinuxは、ライセンスの自由度に違いがあります。ライセンスとは、ソフトウェアの使用・改変・再配布・販売などの条件や可否を定めたものです。また、文書にまとめたものをライセンスとも言います。

Windowsの場合、ライセンスが厳しく制限されています。ソフトウェアの使用・改変・再配布・販売をすることはできません。また、インストールできる数も決められています。

Linuxのライセンスは自由度が高くなっています。ソフトウェアの使用・改変・再配布・販売を自由にできます。さらに、Linuxのディストリビューションが一式あれば複数台にインストールすることも可能です。

4:アプリケーションの管理方法

WindowsとLinuxはアプリケーションの管理方法にも違いがあります。Windowsは個別管理ですが、Linuxは集中管理になっています。

Windowsでは、入手したいアプリケーションがあれば個別にダウンロードする必要があります。Linuxの場合、パッケージ管理システムを使えば1つのコマンドでソフトウェアの検索・追加・削除ができます。

ソフトウェアをインストールするとき、LinuxはWindowsに比べて操作方法がシンプルで集中管理できるようになっています。

5:ユーザーの違い

WindowsとLinuxはユーザー層にも違いがあります。Linuxのユーザー層は情熱的な信奉者、いわゆる「マニア」が多く、Windowsのユーザー層は企業・大衆が多くを占めています。

Linuxはフィンランドの学生が開発した経緯もあり、情熱的なマニアから支持されているという特徴があります。オープンソースのため豊富な資金はありませんが、口コミや普及推進の応援団に支えられているという良さもあるのです。

Windowsはマイクロソフト社の販売戦略もあり安定的な供給を実現しています。Linuxのようなマニアはいませんが、安定的な経済市場を志向する企業や大衆がおもなユーザー層となっています。

6:コマンドライン

WindowsとLinuxはコマンドラインに関しても違いがあります。Windowsに比べてLinuxの方がコマンドラインを自由に使用できます。

コマンドとは人間からコンピューターへ指示・依頼・命令することで、通常はキーボードを使っておこないます。コマンドラインとは、コマンドを受け付ける画面や状態のことを指します。

一部のユーザーにはコマンドを使って管理する人もいるでしょう。しかし、多くのユーザーはコマンドラインを使用することはなく、その存在に気づかない人も多いようです。

7:ユーザーサポートの違い

WindowsとLinuxはサポート体制にも違いがあります。Windowsの場合は有償のサポート体制が整備されています。一方、Linuxはオンライン上のピアサポート、つまり仲間同士の支え合いが主流となっています。

ただし、Linuxの中でもRed Hatのような企業の場合は有償のサポート体制が整っている例もあります。

8:柔軟性

WindowsとLinuxはコンピューター環境下の柔軟性に違いがあります。例えば、デスクトップを変更する場合、Windowsはマイクロソフト社が適正と判断したものでなければ対応できません。一方、Linuxは自由に変更することが可能です。

Linuxは自分の好みに応じて柔軟に変えることができますが、Windowsの場合は硬直性が高くなっているのです。

9:ランレベル

WindowsとLinuxはランレベルにおいて違いがあります。WindowsはランレベルがGUIのままですが、LinuxはコマンドラインとGUIのいずれを使っても作業できます。Windowsがシングルレイヤに対してLinuxはマルチレイヤとなっています。

ランレベルとはLinuxの動作モードのことで、システムの停止や再起動など数種類あります。WindowsとLinuxはランレベル、つまり動作モードにおいても違いがあります。

10:リムーバブルメディア

リムーバブルメディアとは取り外しができる外部記録媒体の総称です。例えば、光ディスクやメモリーカードなどがあります。

WindowsとLinuxはリムーバブルメディアの取扱いにも違いがあります。例えばWindowsの場合、ストレスなくCDを入れて取り出すことができます。しかし、Linuxはマウントポイントにマウントする必要があります。

リムーバブルメディアの取扱いにおいて、Windowsは自動化されていますが、Linuxは自動化されていないので注意が必要です。

Windowsを使うメリット5選


WindowsとLinuxとは、概要とWindowsとLinuxの違いについて解説してきました。ここでは、Windowsを使うメリットを3つ紹介します。

5つのメリットは下記のとおりです。
・多くの市販のPCにあらかじめ導入されている
・GUIにより直感的に操作できる
・サポートの充実
・市場での圧倒的なシェアを誇る
・多くの周辺機器やソフトに対応している

Windowsの購入を検討するときの参考にしてください。それぞれのメリットについて解説します。

1:多くの市販のPCにあらかじめ導入されている

Windowsのメリットとして、多くの市販されているパソコンにあらかじめ導入されている点が挙げられます。事前に搭載されているため、手間やコストの削減につながっています。

もし、パソコンにWindowsのようなOSが搭載されていなければ自力でOSを入れる必要があり、コストも時間もかかってしまいます。

2:GUIにより直感的に操作できる

WindowsのメリットにGUIによる優れた操作性が挙げられます。GUIとは「Graphical User Interface」の略語で、指令や指示を視覚的に分かりやすくしたユーザーインターフェースのことです。

Windowsは当初からGUIを採用しており、キーボードだけではなくマウスやタッチパネルによって直感的に操作ができるようになっています。

3:サポートの充実

Windowsのメリットとしてサポートの充実が挙げられます。Windowsは世界で多くの人が使用しているため、ウイルスやハッキングに狙われる可能性が高くなっています。そのため、サポート体制も充実しています。

マイクロソフト個人向けサポートでは、無償でセットアップ・インストールのサポートをおこなっています。一般的なトラブルや操作方法については有償のサポートも用意されています。

4:市場での圧倒的なシェアを誇る

現在、パソコン市場でのOS別シェアは、Microsoft社のWindows搭載パソコンとApple社のmacOSを搭載したMac PCがそのほとんどを占めます。

Macはデザイナーなどの芸術家向けに根強い人気があります。企業用・家庭用を問わずわかりやすく、圧倒的に普及しているのは、Windowsパソコンです。

5:多くの周辺機器やソフトに対応している

ほとんどの周辺機器は、USBポートを搭載しています。「Type-B」または「Type-C」のUSBポートがあれば、Windows OSに対応してパソコン接続が可能になっています。最近は「Type-C」形状のUSBポートの搭載が多くなって来ています。

Windowsを使うデメリット4選


企業や家庭のパソコンでよく利用されているWindowsですが、デメリットも存在します。ただし、Windowsユーザーにとっては当然のことであるために、特に影響が大きいデメリットとは言えません。

この4つのデメリットを紹介しますので確認してみて下さい。

1:導入コストがかかる

Windows OSは、マイクロソフト社の有償のソフト製品であるために、使用するコンピューターが複数ある場合、それぞれのパソコンにWindowsをインストールする必要があります。その台数分の導入コストが発生することがデメリットといえます。

Officeなどのアプリでは、複数台数のPCにインストール可能なものもありますので、ライセンスの付与条件に従ってインストール利用台数を確認してください。

2:ウイルスに対する脆弱性がある

Windowsは、一般家庭や企業で広く使用されているため、個人情報や会社の機密情報を狙ったサイバー攻撃の標的となりやすいです。

OSの脆弱性を狙った犯罪に遭遇するリスクが発生します。

3:定期的にアップデートの必要がある

前述のWindowsの脆弱性に対抗するものや、操作性の改善などで、定期的にWindowsのアップデートが入ります。そのため、アップデート作業を怠ると脆弱性のためにリスクが発生します。

またアップデート完了時には、再起動の操作が必要になる場合があり、現在行っている作業が中断されてしまうため、深夜等に再起動時刻をずらす設定を行うことをおすすめします。

4:bit数によってソフトや機器が使えない

bit数とはCPUが同時に処理できるデータ本数の事で、現在、パソコンのCPUのデータは64bitが主流ですが、旧型や廉価版のパソコンでは32bitも存在します。

同様に、Windows OSも64bit版と32bit版が存在します。使用中のパソコンが32bit版か64bit版かを、システム情報等から事前に確認します。同様に、ソフトや機器の中には64bit版のみで動作するもの、32bit版でも動作可能な製品もありますのでマニュアル等を確認します。

Linuxを使うメリット5選


LinuxはWindowsと同じOSの1種です。パソコンだけではなく、ロボットやスマートフォンなどさまざまな機器に活用されています。

Linuxのメリットは下記のとおりです。
・無料で使える
・自由度の高さ
・サーバでよく利用されている
・動作の安定性が高い
・スペックの低いPCでも使える

1:Linuxは無料で使える

Linuxは無料でインストールできるOSです。そのため、WindowsやMacを搭載していた古いパソコンにインストールして新たに使うこともできます。

同じOSのWindowsは有料のため、新たなバージョンが登場すれば買い替える必要があります。しかし、Linuxは無料のため新たなバージョンとは関係がありません。

2:自由度が高い

Linuxのメリットに自由度の高さが挙げられます。Linuxはオープンソースのため、Windowsと異なりユーザーは自由にインストール・改変・再配布・販売ができます。

Linuxはインストールできる台数に制限がないため、複数台で使用することが可能です。ユーザーにとっては自由度の高いOSと言えるでしょう。

3:サーバでよく利用されている

Linuxはサーバでよく利用されています。Linuxはオープンソースのため、サーバにかかるコストを抑えることが可能です。

サーバとは、各種のサービスを提供する中心的な役割をもつコンピューターのことです。Linuxは無料で自由度が高く、複数台にインストールもできるため、サーバに適したOSと言えます。

4:動作の安定性が高い

サーバで良く使われているOSのLinuxは、安定性が高いと言われています。この安定性とは、Linuxはオープンソースで出来ているため、メンテナンスし易いこと、致命的なバグが少なく,不具合の修正方法情報の収集も容易に可能であることから言われています。

5:スペックの低いPCでも使える

Linux使用のメリットとは、Linuxのディストリビューションによっては、古いバージョンのパソコンでも利用できるという事があります。

そのため、サポートが終了したWindowパソコンの有効活用としては、Linuxをインストールして、サーバで再利用することが可能かも知れません。

Linuxを使うデメリット4選


Linuxはサーバ関係によく活用されています。しかし、デメリットもあります。

Linuxを使うデメリット4つを紹介します。
・サポートが無い
・Microsoft Officeは使えない
・導入する際に専門知識や技術が必要
・日本語環境に弱い

1:サポートが無い

オープンソースのLinuxとは、無料で利用できる代わりに、一般的に、Linuxソース管理担当者からのサポートを受けられないというデメリットがあります。初心者には難しいです。

ただし、各Linuxディストリビューションのコミュニティでは、やトラブルがあった場合に、ユーザーグループが対応している場合もありますので、コミュニティを確認してみると良いでしょう。

2:Microsoft Officeは使えない

当然ですが、Linuxでは、Windows用Microsoft-Officeが使えないというデメリットがあります。

Linuxのソフトウェアの中にはOfficeとほぼ互換性を持つOfficeツールがあります。完全互換では無い事を理解して使用するようにしましょう。

3:導入する際に専門知識や技術が必要

企業ではLinuxサーバを利用するケースが多く、Linuxサーバのスキルを持ったIT系エンジニアには求人の需要は高いです。そのため、そのような専門的な知識や技術を求めている企業を就職先の候補にすると良いです。

4:日本語環境に弱い

Linuxの多くは英語圏で開発されたものであるため、Linuxの弱点は日本語環境の使用に劣るというデメリットがあります。最近では日本語環境のオープンソースもありますが、Windowsと比較すると明らかに弱点であるでしょう。

SE
利用機器や環境によって使い分けていくことができそうですね。

PM
Linuxは無料で始められて、知識さえあれば自由に改変できるので、いつでも導入できるよう使いこなしておきましょう。

WindowsとLinuxの違いを知ってエンジニアとして知識を深めよう


WindowsとLinuxの違い、それぞれのメリットについて解説しました。エンジニアとして活躍するためにはWindowsとLinuxの概要・違い・メリットについて理解することも大切です。

IT業界は絶えず進化しており、エンジニアとして活躍するためには新たな知識やスキルを習得することが欠かせません。キャリアアップにつなげるためにも、WindowsとLinuxに関する知識やスキルも深めていきましょう。


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