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C#で参照渡しを行う方法【サンプルコード付き】

2020年01月29日

「値渡し」と「参照渡し」。C#を使っている人であれば、これらの用語を聞いたことがある人は多いです。しかし、中には「値渡しは分かるけど、参照渡しは何となくしか理解していない…」という方もいるはずです。
そこでこの記事では、サンプルコードを用いながらC#の参照渡しについて分かりやすく解説していきたいと思います。

PG
参照渡しをしっかり理解していないと、思わぬバグに繋がることもあるのですね。
PM
何となく使っている人も多いと思いますが、これを機にしっかり復習してください。

C#で使用される参照渡しとは?

はじめに、参照渡しについて理解を深めていきましょう。
参照渡しとは、「呼び出し先でも同じ実体を参照するように渡す方式」のことです。

といわれてもイメージが難しいと思うので、会社の会議の場面に例えてみましょう。通常、会議の際は参加人数分資料のコピーをして配布されます。会議の内容を聞きながらおのおのが資料に書き込みをしても、元の資料には何の影響もありません。

一方、コピーではなく資料が格納されているファイルパスを全員に教えて、「会議の資料はここを見てくださいね」と教えたらどうでしょうか。参加者のうちの一人がファイルに何か変更を書き込んでしまえば、それが全員に反映されるということになります。これが「参照渡し」です。
※ちなみに前者は「値渡し」

参照渡しはなぜ使うのか?
例えを見る限り、参照渡しはリスクがあるように感じますね。しかし実は、参照渡しには大きなメリットがあります。それは「メモリを削減できる」ということ。
値渡しの場合、呼び出すたびに元の変数の値をコピーして新たにメモリを確保しています。一方参照渡しでは、「ここにこの値が格納されているよ!」と元の変数が格納されている場所を教えているだけなので、新たなメモリを確保する必要もないのです。

参照渡しを使ってみよう

参照渡しについて理解できたところで、さっそく実際のコードを見ていきましょう。
※C#では、参照渡しをする場合、変数の前に「ref(reference)」を付けます。

実行結果

参照渡しの実行結果

「あれ、5じゃないの?」と思いましたよね。元の値「baseNum」を表示すれば通常5が表示されるはずです。
しかし、この場合は「参照渡し」なので、引数に変更を加えると呼び出し元(つまりbaseNum)にも変更反映されるのです。そのため、5ではなく10を足した15が表示されているのです。

PG
参照渡しにはちゃんとしたメリットがあるんですね。
PM
そうですね。メリットを理解した上で利用することが大事ですよ!

参照渡しを上手く活用してメモリを節約しよう

今回は、C#の参照渡しについてお伝えしていきました。値渡しに比べると、初めはなかなか理解しにくいかと思いますが、要はファイルのコピーではなく元のファイルのファイルパス(場所)を教えることでメモリを節約できるのが「参照渡し」です。
ただし、新入社員に大事なファイルの場所を教えたらリスクがあるように、全部が全部参照渡しにすればいいというわけではありません。使う場面を調整し、メモリを上手く節約してみてくださいね。


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