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プログラムコード

C#を使ったコンストラクタの継承について

2019年12月04日

C#などのクラスを用いてプログラミングを行う言語では、「継承」という命令を使用してコーディングをする機会が多くなります。この継承の考え方を理解しているか、していないかでプログラミングスキルにも差が出るため、この機会に継承の理解を深めていきましょう。

PG
基本的なことですが、そもそも継承ってどういったことなのでしょうか?
PL
継承っていうのは簡単に言うと、新しいクラスBを作成する場合、すでに作成済みのクラスAの機能も使いたい時などがあると思います。その時に、クラスAの機能をそのままクラスBに引き継がせることですね。

C#のクラスの継承とは

C#はオブジェクト指向型のプログラミング言語ですから、多くのクラスが存在してきます。

そこには、様々なプログラムから呼び出したい機能が兼ね備えられている、ベースとなるクラスも多くあるはずです。このベースとなるクラスを、新しく作成するクラスでも使えるようにすることを継承と呼びます。

継承には親と子のような関係が存在します。継承されるクラスのことを「基底クラス」または「スーパークラス」と呼び、継承する側のクラスのことを「派生クラス」または「サブクラス」と呼びます。
派生クラスから基底クラスの機能を利用する場合は、「base」命令が必要です。

また、C#では複数のクラスを継承させることができません。継承できるクラスはひとつだけですので、注意が必要です。

C#のクラスの継承方法 コンストラクタの使い方について

ここではC#を使用して、クラスの継承を行う簡単なサンプルプログラムを紹介します。baseを使用して、派生クラスのコンストラクタから基底クラスのコンストラクタを呼び出します。
ちなみに、クラスのコンストラクタとは、クラスが呼び出された時に処理するメソッドのことです。

実行画面
ボタン1をクリックします。
ボタン1のクリック

実行結果
クラスが継承されていることを確認できました。
クラス継承の確認

PG
継承って意外と簡単にできるのですね。もっと難しいと思っていました。
PL
そうですよ。クラスを使用して開発するオブジェクト指向型の言語に携わるのでしたら、クラスの継承の理解は必要不可欠ですね。使い方などがわかれば、どんどん自ら使っていけると思いますよ。だって、開発効率がかなり向上しますからね。

継承は多くの現場で活用されています

クラスの内容がほとんど似ているクラスを何個も重複して作成すると、パフォーマンスが非常に悪くなります。コーディングの工数も増え、保守でメンテナンスをする際も手間がかかります。こういったことを避けるためにも、クラスの継承を使用してサブクラスを作成することは、多くの現場で求められるスキルのひとつですので、現場で活用していきましょう。


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