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C#のProcessクラスとStartメソッドを使ってメモ帳を起動する方法
2019年12月05日
C#には、外部アプリケーションにアクセスして起動や中断ができる「Processクラス」というものが用意されています。この記事では、C#のProcessクラスとStartメソッドを、実際のコードを用いて解説していきたいと思います。とても便利なので、ぜひ覚えていただければ幸いです。
- PG
- 起動したいアプリケーションを指定すれば、C#上で開くことができるんですね!
- PM
- ご存知かもしれませんが、IPアドレスを指定すればブラウザも開くことができますよ。
目次
C#のProcessクラスとは
はじめに、Processクラスの概要について把握しておきましょう。
Processクラスとは、「外部アプリケーションにアクセスし、アプリの起動や停止、監視などを行うためのコンポーネント」です。
例えば、Windowsフォーム上で
『「書き込み」ボタンをクリックしたらメモ帳が起動して書き込めるようになる』
などの処理を行いたいとします。
そんなときに便利なのが、Processクラスです。通常のプログラムを書くのと同じ要領で「クラスのインスタンス化→開きたいアプリケーションやファイルを指定→Startメソッドで起動」という手順を踏むだけで、簡単に外部アプリケーションへアクセスできるのです。
Processクラスについて大まかに理解できたところで、さっそく使っていきましょう。
Startメソッドを実際に使ってみよう
実際のサンプルコードは以下のとおりです。
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using System; using System.Collections.Generic; using System.Linq; using System.Text; using System.Threading.Tasks; using System.Diagnostics; namespace processSample { class Program { static void Main(string[] args) { // メモ帳を起動する Process.Start("notepad"); } } } |
では、実行結果を見ていきましょう。
ちゃんとメモ帳が起動されていますね。
このように、Process.Start({起動したいアプリケーション名})を書くことで任意のアプリケーションを起動することができるのです。
- PM
- ここではご紹介しませんでしたが、起動元のアプリケーションにリダイレクトすることも可能ですよ。ぜひ試してみてください!
- PG
- 色々な使い道がありそうですね。何だか使いたくなってみました。
ProcessクラスとStartメソッドでさっそくアプリケーションを起動してみよう
Processクラスを利用することで、簡単に任意のアプリケーションの起動や監視ができます。上記のサンプルコードを参考に、さっそく使ってみてください。また、利用する際はWindowsフォームと組み合わせると視覚的にも分かりやすいのでおすすめです。