JavaScriptのalertとは?alertの基本的な使い方から応用まで紹介!

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JavaScriptのalertとは?
JavaScirptでHTMLページを作っていると、ユーザに向けて目立つメッセージを表示したり、開発中の変数の状態などをデバッグ表示したい時があるのではないでしょうか。そんな時に手軽に使えるのがalertです。
alertはJavaScriptの標準機能のメソッドです。これを使うとブラウザ上にポップアップでメッセージを表示することができます。この記事はalertの使い方をわかりやすく解説しますので、是非ご覧下さい。
alertの基本的な使い方
alertの使い方は簡単です。以下のように「alert(‘メッセージ’)」と記述するだけです。
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alert('表示するメッセージ') |
これで記述したHTMLページをブラウザで表示すると、メッセージ付きのポップアップウィンドウが表示されます。OKボタンを押せば消えます。
なおalertは本来はJavaScriptのWindowオブジェクトのメソッドです。それを省略せずに以下のように記述しても同じ結果になります。
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window.alert('アラートのメッセージ') |
alertの使い方の応用
JavaScriptのalertは以下のように数字を表示することもできます。
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alert(123) |
また以下のように変数の内容も表示できます。開発中のデバッグでも役立つでしょう。
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var test = "テストメッセージ"; alert(test); |
このように計算結果の表示もできます。これを実行すると11が表示されます。
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var val = 3; alert(val * 3 + 2); |
改行の使い方
改行をしたい場合は、以下のように\nで改行できます。
alert(‘あいうえお\nかきくけこ’);
あいうえお
かきくけこ
のように\nの位置で改行して表示されます。
また以下のように`(バッククオート)で文字列を囲めば、\nを使わずに文字列の中で改行した位置でそのまま改行されます。
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alert(`あいうえお かきくけこ`); |
基本的にJavaScirptの文字列で出来ることは、alertで出来ると考えて問題ありません。
配列変数の扱い方
JavaScriptのalertは配列変数を表示することもできます。
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var ary = ['太郎', '次郎', '花子']; alert(ary); |
実行すると、ポップアップに「太郎,次郎,花子」と表示されます。
また以下のようにループ処理で次々に表示することもできます。
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var ary = ['太郎', '次郎', '花子']; ary.forEach(function(str) { alert(str); }); |
実行すると、太郎・次郎・花子と3回ポップアップが表示されます。
JavaScriptのオブジェクトを使っても同じことが出来ます。
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var object = {name1:'太郎', name2:'次郎', name3:'花子'}; for(var property in object) { alert(object[property]); } |
for(変数 in オブジェクト)で変数にプロパティ名、ここではname1・name2・name3が入るので、オブジェクト[プロパティ名]で中身を取得できるというわけです。
alertの具体的な使い方
JavaScriptのalertは実際にどのように使えばいいのでしょうか。以下のような使い方をすることが一般的です。
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<button onclick="click_event()">クリック!</button> <script> function click_event() { alert('クリックサンキュー!'); } </script> |
これをブラウザで実行するとボタンが表示されます。ボタンをクリックするとメッセージが表示されたポップアップが出ます。
alertの現在の主な使い道
JavaScriptのalertの上のような使い方は昔は多かったのですが、最近はあまり見られなくなりました。今はWebのデザインが進化して、alertのポップアップを使用することが無くなってきたのです。
最近ではalertの使い道はJavaScriptのプログラムのデバッグ用が主になってきています。デバッグ用とは、JavaScriptを実行中にどこを通っているか、変数の内容はどうなっているかをチェックするための使い道の事です。
alertは一時停止できる
JavaScriptのデバッグはconsole.logを使用するのが普通だと思う人もいるでしょう。しかしalertにはconsole.logにはないメリットがあります。それはalertのポップアップが出ている間、JavaScriptの動作を一時停止できることです。
例えば以下のようなコードはループの途中で止めることができます。console.logに変数の内容を出力した場合は、最後まで実行されてしまいます。
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for(var i = 0; i < 10; i++) { var multi = i * i; if (multi == 36) { alert('multi is ' + multi + '\ni is ' + i); } } |
console.logの使い方
JavaScriptのconsole.logの使い方も説明しましょう。以下のコードをブラウザで実行してください。
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for(var i = 0; i < 10; i++) { var multi = i * i; if (multi == 36) { console.log('multi is ' + multi + '\ni is ' + i); } } |
alertと違って何も起きません。ブラウザがGoogle Chromeの場合、右クリックをして「検証」を選択しましょう。DevToolsが起動します。それのConsoleタブを選択します。すると console.logの内容が表示されます。
このように最後まで実行された後に確認するのでよければ、 console.logを使用すれば問題ありません。動作確認中にポップアップが出ると困る場合もあるでしょう。
OKかキャンセルを選べるダイアログ
次はalertに似た機能を解説します。以下を実行すると、OKとキャンセルのボタンがついたダイアログが表示されます。
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var result = confirm('OKかキャンセルか?'); if (result) { alert('OKです。'); } else { alert('キャンセルです。'); } |
confirmメソッドの戻り値をresultという変数にいれています。OKが押されたらtrue、キャンセルが押されたらfalseが戻ります。その結果をalertで表示しています。
文字入力ができるダイアログ
文字を入力できるダイアログもあります。
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var str = prompt('名前を入力してください'); if (str != null) { alert('あなたの名前は' + str + 'です。'); } else { alert('キャンセルしました。'); } |
promptメソッドのダイアログは文字入力を要求します。ボタンはOKとキャンセルがありますが、キャンセルが押された場合は入力内容に関わらず、結果はnullになります。OKの場合は入力結果を取得できます。
見栄えの良いポップアップ
ここまで見て来て、alertで出るポップアップがあまり見栄えが良くないと感じる人もいるでしょう。SweetAlertというオシャレなポップアップもあります。まずheadタグ内に以下を記述します。
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<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/sweetalert2@8"></script> <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/promise-polyfill"></script> |
そしてbodyタグ内のscriptタグ内に以下を記述してください。
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Swal.fire('お洒落なアラート','どうですか?','success') |
とても見栄えの良いポップアップが出てきましたね。successの所は他にwarning, error, info,questionを記述できてそれぞれ違ったアイコンが表示されます。是非試してみてください。
エンジニア
マネージャー
JavaScriptのalertは手軽に使える
JavaScriptのalertを解説しましたが、ご理解頂けましたでしょうか。
デバッグの時に手軽に使えて便利です。是非活用してください。
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