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JavaScriptのスクリプトエラーの種類とその対策|エラーハンドリング

2021年05月20日
SE
JavaScriptでスクリプトエラーが起こったときの対処方法について教えてください。
PM
分かりました。それでは、JavaScriptのスクリプトエラーの種類と対策についてご紹介しましょう。

JavaScriptのスクリプトエラーの種類とその対策を紹介します!


今回は、JavaScriptのスクリプトエラー(ReferenceError/RangeError/SyntaxError/TypeError)の種類を紹介します。また、エラーハンドリングの方法とTypeScriptを使う方法について紹介します。

興味のある方はぜひご覧ください。

ReferenceError

JavaScriptのスクリプトエラーの種類について紹介します。まずはReferenceErrorです。実際のソースコードを見てみましょう。

実行結果は以下のようになります。

変数が定義されていない場合などに、スクリプトエラー(ReferenceError)が発生します。

RangeError

JavaScriptのスクリプトエラーであるRangeErrorについて紹介します。

実行結果は以下のようになります。

基数が正しくない場合、スクリプトエラー(RangeError)が発生します。

SyntaxError

JavaScriptのスクリプトエラーであるSyntaxErrorについて紹介します。

実行結果は以下のようになります。

文法が正しくない場合にスクリプトエラー(SyntaxError)が発生します。

TypeError

JavaScriptのスクリプトエラーであるTypeErrorについて紹介します。

実行結果は以下のようになります。

演算子の使い方が正しくない場合に、スクリプトエラー(TypeError)が発生します。

エラーハンドリング

スクリプトエラー発生時に例外をthrowする方法について紹介します。まずは以下のソースを見てください。

実行結果は以下のようになります。

例外が発生していることが分かります。しかし、コールスタックは表示されていません。
コールスタックを表示するには、throw new Errorと記述します。

実行結果は以下のようになります。

コールスタックが表示されていることが分かります。

TypeScriptを使う

JavaScriptは動かしてみないとエラーになるか否かは分かりません。動かす前にスクリプトエラーを検出するにはTypeScriptを使用します。ここでは以下のVersionのTypeScriptを使用します。

実際のソースコードを見てみましょう。

tscコマンドでコンパイルしてみます。

JavaScriptとして動かす前に、スクリプトエラーを検出できていることが分かります。

SE
ありがとうございます。教えていただいた方法で対策をすればいいのですね。
PM
その通りです。コードはひとが書くものですので、思わぬエラーが起きます。その時のためにもぜひ覚えておくといいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。JavaScriptのスクリプトエラーとその対策について紹介しました。

人がコードを書くので予期せぬエラーは発生するものです。エラーが発生しないような仕組み、発生しても原因を追究しやすいような仕組みを入れておくことで強いソフトになります。

ぜひご自身でソースコードを書いて、理解を深めてください。


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