[C#]剰余演算子(%)での余りの求め方とは?配列やList要素に対する余り・マイナス値に対する余り
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- システム
エンジニア - C#で余りを出すには剰余演算子(%)をどのように使えばいいのですか。
- プロジェクト
マネージャー - それでは、今回はC#で剰余演算子(%)の基本的な使い方や配列やList要素に対する使い方、商と余りを同時に求める方法、マイナス値に対する剰余についてご紹介いたしましょう。
[C#]剰余演算子(%)での余りの求め方とは?
今回は、C#での剰余演算子(%)の使い方について説明します。剰余演算子の基本的な使い方、配列やList要素に対する使い方、商と余りを同時に求める方法、マイナス値に対する余りの算出方法について紹介します。
また、分から時分を求める方法やFizzBuzz問題を解く方法についても紹介します。
C#での剰余演算子(%)の使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
基本的な使い方
C#での余りを算出する基本的な使い方を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; public class Hello{ public static void Main(){ // 10を4で割った余り Console.WriteLine(10 % 4); // 2 // 3を2で割った余り Console.WriteLine(3 % 2); // 1 // 6を3で割った余り Console.WriteLine(6 % 3); // 0 // 1~10が偶数か奇数か for(int i = 1; i <= 10; i++){ if(i % 2 == 1){ Console.WriteLine("{0}は奇数です。", i); }else{ Console.WriteLine("{0}は偶数です。", i); } } } } |
実行結果は以下のようになります。
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2 1 0 1は奇数です。 2は偶数です。 3は奇数です。 4は偶数です。 5は奇数です。 6は偶数です。 7は奇数です。 8は偶数です。 9は奇数です。 10は偶数です。 |
配列やList要素に対する余り
C#での、配列やListの全要素に対する余りを算出する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; using System.Collections.Generic; using System.Linq; public class Hello{ public static void Main(){ // 初期化 var mylist = new List<int>(){ 2, 6, 3, 8, 4, 1 }; int[] myarray = { 1, 4, 5, 4, 7, 8 }; // Select var result1 = mylist.Select(x => x % 3); // List要素を3で割った余り var result2 = myarray.Select(x => x % 3); // 配列要素を3で割った余り // 結果表示 Console.WriteLine("{0}", string.Join(",", result1)); // 2,0,0,2,1,1 Console.WriteLine("{0}", string.Join(",", result2)); // 1,1,2,1,1,2 } } |
実行結果は以下のようになります。
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2,0,0,2,1,1 1,1,2,1,1,2 |
LINQを使用して、すべての要素に対して余りを求められます。
商と余りを同時に求める
C#での、商と余りを同時に求める方法を紹介します。Math.DivRem関数を使用します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; public class Hello{ public static void Main(){ int rem; int div = Math.DivRem(10, 4, out rem); Console.WriteLine("10/4 = {0}余り{1}", div, rem); // 10/4 = 2余り2 div = Math.DivRem(3, 2, out rem); Console.WriteLine("3/2 = {0}余り{1}", div, rem); // 3/2 = 1余り1 div = Math.DivRem(6, 3, out rem); Console.WriteLine("6/3 = {0}余り{1}", div, rem); // 6/3 = 2余り0 } } |
実行結果は以下のようになります。
1 2 3 |
10/4 = 2余り2 3/2 = 1余り1 6/3 = 2余り0 |
商と余りが同時に求められていることが分かります。
マイナス値に対する余り
C#での、負数の余りを求める場合は注意が必要です。割られる数を負にすると、余りもマイナスになります。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; public class Hello{ public static void Main(){ int rem; int div = Math.DivRem(-10, 4, out rem); Console.WriteLine("-10/4 = {0}余り{1}", div, rem); // -10/4 = -2余り-2 div = Math.DivRem(3, -2, out rem); Console.WriteLine("3/-2 = {0}余り{1}", div, rem); // 3/-2 = -1余り1 div = Math.DivRem(-6, -5, out rem); Console.WriteLine("-6/-5 = {0}余り{1}", div, rem); // -6/-5 = 1余り-1 } } |
実行結果は以下のようになります。
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-10/4 = -2余り-2 3/-2 = -1余り1 -6/-5 = 1余り-1 |
マイナス値に対する余りの結果は、言語によって挙動が異なりますので注意してください。
時間を求める
C#での、剰余演算子を利用した時間を求める方法を紹介します。ここでは、分から時分を求めます。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; public class Hello{ public static void Main(){ int rem; int div = Math.DivRem(340, 60, out rem); Console.WriteLine("340分 = {0}時間{1}分", div, rem); // 340分 = 5時間40分 div = Math.DivRem(100, 60, out rem); Console.WriteLine("100分 = {0}時間{1}分", div, rem); // 100分 = 1時間40分 div = Math.DivRem(235, 60, out rem); Console.WriteLine("235分 = {0}時間{1}分", div, rem); // 235分 = 3時間55分 } } |
実行結果は以下のようになります。
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340分 = 5時間40分 100分 = 1時間40分 235分 = 3時間55分 |
FizzBuzz問題
C#での、剰余演算子を利用したFizzBuzz問題を解く方法を紹介します。FizzBuzz問題とは、3の倍数:fizz、5の倍数:buzz、15の倍数:fizzbuzzを出力します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; public class Hello{ public static void Main(){ // 3の倍数:fizz、5の倍数:buzz、15の倍数:fizzbuzzを出力 for(int i = 1; i <= 30; i++){ if(i % 15 == 0){ Console.WriteLine("{0}:FizzBuzz", i); }else if(i % 5 == 0){ Console.WriteLine("{0}:Buzz", i); }else if(i % 3 == 0){ Console.WriteLine("{0}:Fizz", i); } } } } |
実行結果は以下のようになります。
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3:Fizz 5:Buzz 6:Fizz 9:Fizz 10:Buzz 12:Fizz 15:FizzBuzz 18:Fizz 20:Buzz 21:Fizz 24:Fizz 25:Buzz 27:Fizz 30:FizzBuzz |
- システム
エンジニア - 剰余演算子(%)を使って余りを出す方法など、試してみます。
- プロジェクト
マネージャー - 分から時分を求める方法やFizzBuzz問題の解き方もぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。C#での剰余演算子(%)の使い方について説明しました。剰余演算子の基本的な使い方、配列やList要素に対する使い方、商と余りを同時に求める方法、マイナス値に対する余りの算出方法について紹介しました。
また、分から時分を求める方法やFizzBuzz問題を解く方法についても紹介しました。
ぜひご自身でC#のソースコードを書いて、理解を深めてください。
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