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【C#活用】WPFでMVVMパターンを実装する際の注意点
MVVMパターンは、データ処理部と表示部、それを伝達する部分の3つを明確に分けたモデルです。WPFにおいては、その特性を活かすための最適なUIモデルとして推奨されています。実装にあたっては、いくつか注意しなければならないことがあるので、その点について触れていきましょう。
- SE
- MVVMパターンを実装するときに注意しないといけない事ってなんですか?
- PM
- まずは特性から知っていくと良いですね。概要から見ていきましょう。
目次
MVVMの概要
MVVMとはUI実装方法のパターンの1つで、Model(内部処理などのビジネスロジック)、ViewModel(ModelとViewの仲介)、View(描画、入力など)の一連の処理を分けて実装することをいいます。開発に当たっては、このように役割を明確に分けることで、それぞれの開発を分業して行いやすくなるというのが大きなメリットです。C#でWPFが使われる場合には、このMVVMパターンでGUIを実装することが多いでしょう。
◆MVVMパターンの簡単なイメージ図
WPFでMVVMを使うときの注意点など
MVVMパターンは、ViewはViewModelに依存し、ViewModelはModelに依存する形です。注意するべき点としては、逆依存の関係になってはいけないことが挙げられます。また、それぞれの役割を理解して、どのようにデータをやり取りするのかを把握することがMVVMパターンを理解することにつながります。
最大の敵はメモリリーク
アプリケーション開発において、予期せぬ事態が起こりうる大きな要因の1つがメモリリークです。そこで、プログラム内で確保したメモリを定期的に開放するようなコーディングをしなければなりませんが、対策のためには煩雑なコーディングを強いられます。これを劇的に簡略化するのがMVVMパターンであり、メモリリークの問題を考慮しなければならない個所を極端に減らすことが可能です。
C#には、こうしたメモリリークを解消するための機能として、ガベージコレクションというものがあります。これは、プログラムが使用しているメモリの内、不要になった部分を開放する機能で、一定のタイミングで自動的に行われますが、コード内の任意のタイミングで実行することも可能です。
- SE
- MVVMパターンって、とても理にかなった実装方法なんですね。
- PM
- そうですね。プロジェクトが大きくなればなるほど、MVVMパターンのような実装が必要になるでしょう。
MVVMパターンにおけるそれぞれの役割を把握する
WPFでMVVMパターンを実装するなら、Model、View、ViewModelそれぞれの役割をきちんと把握しておかなければなりません。場合によってはカスタマイズも必要になるので、適宜必要なものとそうでないものを見極めて実装していきましょう。ただし、MVVMパターンで実装するために、パターンそのものが崩れないように注意する必要があります。
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