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セキュリティ

Azure Sentinelでセキュリティ強化!導入のメリット4つなど解説

2020年09月30日
PG
Azure Sentinelとは、どのようなツールなのでしょうか?
PM
Azureユーザーが利用できるセキュリティ運用ソリューションですね。クラウドとAI(人工知能)の技術が活用されており、ネットワークセキュリティの専門家でなくても、セキュリティ対策を容易に自動化することができますよ。

Azure Sentinelの価格


Azure Sentinelには、2つの価格体系があります。

◆容量予約
選択したサービスレベルに基づいて固定の料金が課金されます。

◆従量課金制
分析のために取り込まれたデータ、Azure Monitor Log Analyticsワークスペースに保存されたデータ量(GB)に応じて課金されます。

価格の詳細については、公式ページをご覧ください。

Azure Sentinelを導入するメリット4つ


Azure SentinelはAzureが提供するセキュリティ運用ソリューションです。Azure Sentinelを導入することによって具体的にどのようなメリットが考えられるのでしょうか。

ここではAzure Sentinelを導入するメリット4つについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:すばやく企業全体のデータ確認が可能

Azure Sentinelではクラウドやオンプレミスで構築されているユーザーのインフラやデバイス、アプリケーションなどのあらゆるセキュリティデータを収集しています。そのため、Azure Sentinelを利用することで企業全体のデータを素早く確認することが可能です。

2:テンプレートをカスタマイズできる

Azure Sentinelでは組み込みのテンプレートを使用することで企業のデータソースに接続できます。さらにテンプレートはカスタマイズも可能となっていることから、あらゆるニーズに対応可能です。

3:脅威を視覚的に把握できる

Azure SentinelにはAIを活用した脅威を検出するための強力な機能が用意されており、サイバー攻撃に対する技術や戦術が体系化されたフレームワークとなっています。
詳細調査のツールでは関連性が把握しやすいグラフで表示されることから、脅威の範囲全体を視覚的に把握することが可能です。

4:組織の規模に合わせて自動的にスケーリングされる

クラウドで提供されるAzure Sentinelは組織の規模が拡大したとしても自動的にスケーリングできるため、適切なリソースを提供することが可能です。そのため、迅速なセキュリティ対応が実現できます。

Azure Sentinelが提供するセキュリティ機能の概要


Azure Sentinelとは、提供元のマイクロソフト社によると「スケーラブルでクラウドネイティブ型のSIEMおよびSOARソリューション」と説明されています。まずは「SIEM」と「SOAR」について、簡単に解説をします。

SIEM(セキュリティ情報イベント管理)

SIEMとは「Security Information and Event Management(セキュリティ情報イベント管理)」の略語です。一般的には、様々な機器やソフトウェアの動作状況のログを一元的に蓄積・管理した上で、セキュリティ的に脅威となる事象をいち早く検知・分析するものとされます。
また、単にログを収集するだけでなく、複数のログを横断して分析することが可能です。
セキュリティインシデントを自動的に発見できる、有能なセキュリティツールであるといえるでしょう。

SOAR(セキュリティオーケストレーション自動応答)

SOARとは「Security Orchestration and Automation Response(セキュリティオーケストレーション自動応答)」の略語です。セキュリティの運用を自動化・効率化できる技術として、近年注目を集めています。
SOARは、「インシデント対処の自動化」、「インシデント管理機能」、「脅威インテリジェンスの活用」の三要素で構成されており、いずれもセキュリティ業務の効率化に役立ちます。かねてから問題視されている、セキュリティ人材の不足を補うためのソリューションツールでもあります。

つまり、Azure Sentinelは「SIEM」と「SOAR」を提供する、Azure向けの優れたセキュリティ運用ソリューションです。ログの収集・分析から脅威を可視化し、マッピングや対策までを行ってくれます。

Azure Sentinelで可能になるセキュリティ対策


Azure Sentinelの具体的な機能は、大きく4つに分けられます。

クラウド規模でのデータ収集

「Data Connector」を使って、Microsoft 365やAzure、他社ソリューションを接続し、ログ収集を開始できます。
収集したログはダッシュボードで確認が可能です。必要な情報などをリアルタイムで監視し、共有することもできます。

インシデント(脅威)の検出

MITERフレームワークに基づく強力なクエリツールを使用して、アラートがトリガーされる前に、組織のデータソース全体でセキュリティの脅威を検出することができます。
攻撃の可能性について、捜査クエリに基づいてカスタム検出ルールを作成、セキュリティインシデントの担当者へのアラートとして分析情報を提示することも可能です。
また、Azure Sentinelは脅威の検出にAIを採用しています。機械学習や膨大な分析を経て、マイクロソフトの実績をベースとしたクエリを使って、過去に発見された脅威はもちろんのこと、新たな脅威の検出も可能にしています。

インシデント(脅威)の調査

プレビュー段階にある詳細調査ツールを使用して、潜在的な脅威の範囲を把握し根本的な原因を発見するのに役立てることができます。対話型グラフ上のエンティティを選択して、特定のエンティティに対して興味のある質問をし、関連性を掘り下げて脅威の原因を突き止めることができるのです。

インシデント(脅威)対応の自動化

一般的なタスクを自動化して、Azureサービスや既存ツールと統合するプレイブックを使用し、セキュリティオーケストレーションを簡略化します。「Azure Logic Apps」をベースにしたSOARは、新しいテクノロジーや脅威が発生した際、自動でスケーリングを行い最適なリソースを確保します。

Azure Sentinelの使い方3つ


Azure Sentinelの利用を検討している方の中には、どのようにして使えばよいのか知りたい方も多いでしょう。ここでは最後にAzure Sentinelの使い方3つについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:Azure Sentinelの起動方法

Azure Sentinelを起動する場合、グローバル管理者ロールのアカウントであることと、Log Analyticsを作成済みであることが前提となります。

ポータル画面で「Azure Sentinel」を検索し、Azure Sentinelをクリックし、Log Analyticsをクリックしましょう。すると「Adding Azure Sentinel」というポップアップが表示され、Azure Sentinelが起動します。

2:コネクタページの開き方

Azure Sentinelの画面左側にある「データコネクタ」タグをクリックし、接続したいコネクタをクリックして「コネクタページを開く」をクリックしましょう。前提条件に問題ないことを確認して接続ボタンをクリックしていくと接続できます。

利用できるソリューション用のコネクタは?

Azure Sentinelでは「Microsoft Cloud App Security」「Office 365」「Azure Active Directory」などとコネクタ連携することが可能です。

ブックの作成方法や確認できる情報

ブックを作成する場合は「ブック」「Add workbook」の順にクリックしましょう。さらに「編集」をクリックすることで、テキストやクエリ、パラメータなどを追加できます。

ブックを作成したらAzure Sentinelのサブスクリプションとリソース グループに保存しましょう。ブックを利用することで、接続されたデータソースからWindowsイベントのデータやファーストパーティアラートのデータなどが確認できるようになります。

3:ファイアウォールログを出力する方法

ファイアウォールのブックを追加することで、ファイアウォールトラフィックログを出力できるようになります。たとえば「Palo Alto ブック」などを追加すると、ファイアウォールのデータと疑わしいイベントなどを強調表示できるようになります。

PG
Azure Sentinelを利用すれば、セキュリティの専門家がいなくても、強固なセキュリティを導入できるのですね。
PM
しかも自動化による効率化も図ることができます。年々、巧妙化されるサイバー攻撃に備えるためにも、ぜひとも利用したいセキュリティソリューションです。

Azure Sentinelを利用してセキュリティレベルを高めよう


ぜひ本記事でご紹介したAzure Sentinelを導入するメリットやAzure Sentinelが提供するセキュリティ機能などを参考に、自社のセキュリティ向上のためにAzure Sentinelを活用してみてはいかがでしょうか。


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