エンジニアがロジカルシンキングを鍛える方法9選|得るメリットとおすすめの本

ロジカルシンキングとは
ロジカルシンキングとは論理的思考のことで、物事について考える際に、その物事を細かく分解して本質を正確に捉えることができ、主張や根拠に筋の通った考え方をすることです。
このロジカルシンキングはエンジニアにとって必要な思考方法になるので、エンジニアは身につけていく必要があります。
エンジニアにロジカルシンキングが必要な理由
ロジカルシンキングができる人は物事の本質を捉えて、根拠に筋の通った考え方をすることができます。
エンジニアは問題や課題を見つけてそれらを解決するための方法を考えたり、クライアントに説得力のある説明や提案などをするため、このロジカルシンキングができないといけません。
しかし、ロジカルシンキングは誰にでも、すぐにできるようなものではないため、もしロジカルシンキングができないのであれば、ロシカルシンキングができるように鍛える必要があります。
エンジニアがロジカルシンキングを鍛える方法9選
ここではロジカルシンキングに関する能力をアップさせる方法を9つ紹介します。
1:結論に至る理由の説明が必要
何かを人に話す前に、自分自身がその結論に至った原因と理由を分析して、わかりやすく説明できる状態になることを目指してください。
物事には原因があって理由があり、そこから結論に繋がるのですが、原因だけ若しくは結論だけを述べても他人は納得しないことがあります。
自分にも他人にもわかりやすい理由を説明できるようになることが、ロジカルシンキング能力を伸ばすためには大切です。
2:理由は複数述べる
これは「多角的に物事を見る」ということでもあります。
理由が1つしかないと、物事の一面だけを捉えているかもしれません。
あらゆる確度から分析して結論に至る理由を複数見つけ、それを説明できるようになることは、ロジカルシンキングを養うために必要です。
3:反対の立場から考える
1つの結論に達したら、頭の中で反対の立場から考えてみましょう。
そうして思考を巡らせることで客観的な捉え方ができますし、新しい発見もあるかもしれません。
自分の立ち位置を変えた思考も、ロジカルシンキングを鍛えるうえでは大切です。
4:ロジック・トライアングルで展開する
ロジック・トライアングルとは、正しい情報を起点にして、前提条件から結論に向かって推論していくという思考方法です。
この流れを使うと、動物はいつか命を落とす(正しい情報)、人間も動物の1種である(前提)、そのため人間もいつか命を落とす(結論)という思考になります。
(正しい情報)から(前提)が繋がり、(前提)と(結論)が繋がっているので、(正しい情報)と(結論)も繋がっているという思考方法です。
この思考は、エンジニアは問題や課題を把握し、前提からそれらを解決するための結論となる方法を導き出すために必要となります。
5:分かりやすい言葉で話す
エンジニアの仕事では専門的で高度な知識が求められます。しかし、クライアントはそのエンジニアに必要なそれらの知識を持っているとは限りません。
そのため、エンジニアが使う難しい専門用語や機器の仕組みなどについて説明しても、クライアントは理解することができません。
エンジニアの仕事にはクライアントへの説明や提案などもあるので、クライアントが理解できるように難しい言葉をわかりやすく置き換えたり、間の説明を省略せずに細かく説明したりなどするようにしましょう。
6:事柄に疑問を持つ
ロジカルシンキングでは、起点となる情報から結論を導き出すためにいろいろなことを考える必要があります。
もし、考える力が不足していると、結論を出すために必要な情報を揃えることができなかったり、物事に先入観を持ってしまって正しい結論を出せなくなったりなどしてしまいます。
そのようなことを防ぐためには、起点となる情報をいろいろな角度から観察し、いろいろな疑問を見つける力が必要になります。
その疑問を見つける力を身につけるためにも、普段から会話やニュースなどで多くの疑問を見つける訓練をしましょう。
7:主観を入れずに客観的に物事を見る
ロジカルシンキングでは起点となる情報から前提や結論を導き出します。
もし、その前提に主観が入っていると、正しい結論を導き出せなくなってしまう可能性があります。
そのため、ロジカルシンキングをする際には、主観を入れずに客観的な事実だけを物事の判断材料にしなければいけません。
ただし、物事を考える際には気がつかないうちに主観が入ってしまうこともあるので、普段から客観的な考えをできるように訓練しておきましょう。
8:主体的な思考を身につける
ロジカルシンキングでは物事をいろいろな角度から観察して、いろいろな疑問を見つけることが重要です。
そのため、人に相談して自分では見つけられない観察点や疑問点を増やすことも重要です。
しかし、他人に答えまで求めてしまうと、その結論は他人の主観が含まれていたり、物事の本質を見失ったり、根拠がなくて筋の通らない結論を出してしまうなどの可能性があります。
そのようなことを防ぐためにも、他人の言葉を参考にすることはあっても、物事を考える際はその主体性をなくしてはいけません。
他人の言葉に流された思考にならないためにも、日頃から自分で物事を考えて判断する癖をつけておきましょう。
9:論理的な展開を書き出す
結論を出すためには、いろいろな情報を集めて根拠となる材料を揃える必要があります。
もし、その情報が不十分であれば、材料不足によって結論が出せなかったり、間違った結論を出してしまったりなどする可能性があります。
そのため、正しい結論を出すためにはどのような情報が、どのくらい必要であるかなどを整理しましょう。
また、ロジカルシンキングを鍛えるのであれば、整理した情報やその後に必要な流れなどを書き出してみましょう。
必要な考えと展開を事前に理解することでロジカルシンキングを身につけることができます。
エンジニアがロジカルシンキングで得るメリット
ロジカルシンキングを身につけるメリットは以下のようなものです。
問題解決力のアップ
ロジカルシンキングを行うと、「問題の分析」「因果関係や相関関係の発見」「最適な対応の判断」が可能になります。
当てずっぽうで問題の解決に当たるのではなく、原因や根本に迫ったうえで解決が可能になるため、「一度解決した問題が再燃する」といった事態も未然に防ぐことができます。
生産性のアップ
ロジカルシンキングを適切に行うことで、問題の本質を見極めることが可能です。
ムダな思考や過程または作業を削ぎ、本当に必要なことだけに注力できるので、労働生産性が向上します。
また、しっかりと考えたうえで仕事ができるので、再検討や手戻りなども削減することができます。
ロジカルシンキングを養うおすすめの本4選
ロジカルシンキングを鍛えるために、ロジカルシンキングのことを深く理解しておくことは重要です。
ロジカルシンキングについての本は多くあるので、自分に適した物を見つけて、ロジカルシンキングのことをもっとよく知りましょう。
1:論理のスキルアップ
ロジカルシンキングでは客観的に物事を考えたり、他人の言葉に流されたりなどしないことが重要です。
「論理のスキルアップ」では、これらのロジカルシンキングを行う際の壁となる部分を突破するためのクリティカル・シンキングについて学ぶことができます。
出典元:論理のスキルアップ―実践クリティカル・リーズニング入門
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4393323068
2:IT現場で使える!ロジカルシンキング
ロジカルシンキングはITエンジニアにとって重要な思考方法です。
そのため、エンジニアはロジカルシンキングをどのようにして仕事で活かすべきであるか、その方法も理解しておく必要があります。
「IT現場で使える!ロジカルシンキング」では、エンジニアのロジカルシンキングの使い方を学ぶことができます。
出典元:IT現場で使える! ロジカルシンキング
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4822277267
3:ロジカル・プレゼンテーション
エンジニアの仕事ではクライアントに説明や提案することもあり、その際に、ロジカルシンキングが必要となることがあります。
「ロジカル・プレゼンテーション」では、ビジネスのプレゼンにおいて、どのようなロジカルシンキングが必要となるのかを日本社会に適した観点から説明されています。
出典元:ロジカル・プレゼンテーション――自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4901234439
4:ITエンジニアのロジカル・シンキング・テクニック
エンジニアの仕事ではロジカルシンキングが必要です。
しかし、ロジカルシンキングを理解したり習得したりすることが難しいと感じる人もいます。
「ITエンジニアのロジカル・シンキング・テクニック」では、ロジカルシンキングを習得しやすいように補強されたMALTという思考方法を学ぶことができます。
出典元:ITエンジニアのロジカル・シンキング・テクニック 新装版
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/482221186X
ロジカルシンキングを鍛えてエンジニアの仕事に活かそう
エンジニアの仕事をするうえで、ロジカルシンキングが役に立つシーンは多いです。
本記事の内容を参考にしてロジカルシンキングができるようになれば、業務効率の向上が見込めます。
ぜひ日々の習慣に取り入れてください。
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