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Firebaseの機能と使い方9つ|メリットや料金プランも紹介

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Firebaseの機能と使い方9つ|メリットや料金プランも紹介
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    Firebaseとは?

    Googleが提供している、mBaaS(mobile Backend as a Service)のことをFirebaseといいます。mBaaSとは、モバイルアプリの開発や運用で必要となるサーバ側(バックエンド)の機能を提供するサービスを指します。

    Firebaseにはユーザーの分析やプッシュ通知など、モバイルアプリでよく利用される機能があります。この記事では、Firebaseの機能や使い方についてご紹介します。

    Firebaseのメリット5つ

    Firebaseを利用することで、アプリケーションの開発者は設計や開発だけでなく、保守や運用などのさまざまな場面において、メリットを受けられます。

    また、Googleのサービスと連携させることによって、さまざまな機能を利用できます。ここでは代表的なメリットについて、5つ解説いたします。それでは詳しく見ていきましょう。

    Firebaseのメリット1:リアルタイムでの同期

    リアルタイム同期型のデータベース使用がFirebaseでは可能です。一般的なデータベースでは、アプリからクラウド上のデータベースにアクセスし、直接データを読み書きします。

    しかし、Firebaseの場合は、アプリがデータベースのローカルコピーに対して変更し、リアルタイムでサーバ上のデータベースに同期します。ローカルコピーを保持しているため、オフラインでも利用でき、オンラインになると同期します。

    Firebaseのメリット2:サーバ管理が不要

    Firebaseはバックエンド処理を担当するため、サーバ管理や保守が不要です。webアプリを自前で開発する場合、まずサーバを構築する手間や費用がかかり、稼働後もインフラの保守運用の費用がかかります。

    Firebaseを利用することで、サーバを管理するエンジニアのリソースの節約と負担を軽減させ、クライアントサイドのプログラミングに集中させる、といった使い方ができます。

    Firebaseのメリット3:複数の言語で開発可能

    Firebaseは、Objective-C、Swift、Java、Scriptava、C++などさまざまな言語で開発ができます。エンジニアは既に習得している得意な言語を使い、Firebaseを利用できる可能性があります。

    新たな開発言語を学習しなおす時間と手間をかけずに、アプリケーションの開発を始めることができます。

    Firebaseのメリット4:コストやリソースの削減

    通常、アプリケーションを開発するためにはサーバ側のインフラを構築したり、サーバサイドプログラムの開発も必要です。Firebaseを利用することでサーバ側の構築と開発、運用管理が不要になり、コストやリソースが削減できます。

    また、使用量に応じて課金される仕組みのため、システム規模に合った料金のみを支払います。サービスの利用者が増えても、サーバ増築の検討は不要で、使用量分の料金を支払うのみです。

    Firebaseのメリット5:豊富な機能

    Firebaseはアプリ開発に活用できる豊富な機能があります。

    例えば、リアルタイムに同期できるデータベース、特定ターゲット向けのメッセージ通知、ユーザー分析ができるアナリティクスやリアルタイムクラッシュレポートなど、さまざまな機能と使い方があり、組み合わせることでアプリ開発ができます。

    具体的な機能について、このあとでご紹介します。

    Firebaseの機能と使い方9つ

    Firebaseには、モバイルやwebアプリを開発するために便利な機能が、豊富に揃えられています。

    Firebaseを使うことで、アプリケーション単体がデバイス上で動作するだけでなく、外部から操作を行うことで、アプリケーションがそれに応じた動作を行うような使い方ができます。ここでは、数多くの機能の中から9つをご紹介します。

    Firebaseの機能と使い方1:Firebase Realtime Database

    Firebase Realtime Databaseは、クラウドホスト型のNoSQLデータベースです。データはJSON形式で保存され、あらゆるデバイスとリアルタイムで同期されます。

    ユーザーがオフラインだと、デバイス上のローカルキャッシュを使用してデータを表示して、データを保存し、オンラインになると同期されます。データベースサーバを構築せずにアプリを開発するといった使い方ができます。

    Firebaseの機能と使い方2:Firebase Analystics

    Firebase Analyticsは、アプリでのユーザー行動をデータ化し分析できる機能です。属性別ユーザーの行動や通知の効果、アプリ内の購入状況などのイベントを分析し、レポートを生成できます。

    いくつかの主要なイベントや、ユーザープロパティを自動的に収集できます。また、カスタムイベントを定義して、独自のデータを測定する使い方もできます。

    Firebaseの機能と使い方3:Firebase Hosting

    Firebase Hostingは、単一ページ型webアプリやモバイルアプリのランディングページを簡単な操作でデプロイできる機能です。

    簡単なwebページであれば、Firebase Hostingによって公開するといった使い方ができるため、サーバを構築したり、レンタルサーバを契約する必要はありません。

    Firebaseの機能と使い方4:Firebase Cloud Messaging

    Firebase Cloud MessagingはiOS、Android、webアプリでメッセージや通知を無料で送受信が可能な機能です。新しいメッセージを受信した時に、アプリに通知できます。

    ユーザー属性と行動に合わせて作成したセグメントに対して、メッセージを送信するような使い方ができます。また、ユーザーのタイムゾーンに合わせて、メッセージをスケジュール配信するといった使い方もできます。

    Firebaseの機能と使い方5:Firebase Authentication

    Firebase Authenticationは、ユーザーのログインや初期登録の認証システムを簡単に実装できる機能です。Google、TwitterやFacebook、GitHubのSNSアカウント認証だけではなく、メールアドレスとパスワードの組み合わせや、電話番号認証などの使い方ができます。

    他には、匿名認証や、カスタム認証システムと統合させるような使い方もできます。

    Firebaseの機能と使い方6:Firebase Crashlytics

    Firebase Crashlyticsはアプリのクラッシュの検知とその原因の調査に役立つ機能です。

    クラッシュが発生した原因や、事前の出来事についても確認できます。ユーザーへの影響に基づいてクラッシュの優先順位を把握でき、バグ修正の優先順位の判断材料にするといった使い方ができます。

    リアルタイムアラートを利用することで、いち早く検知するような使い方もでき、重大なクラッシュを見逃さないようにできます。

    Firebaseの機能と使い方7:Cloud Firestore

    Cloud Firestoreは、モバイルやwebアプリのデータの保存、同期、照会が簡単にできる NoSQLデータベースです。

    サーバを立てずにCloud Functionsを利用し、データの変更に応じて、ホステッドバックエンドコードを実行するような使い方ができます。従来のクライアントライブラリ(Node、Python、Go、Java)でCloud Firestoreにアクセスする使い方もできます。

    Firebaseの機能と使い方8:Cloud Functions for Firebase

    サーバ不要でバックエンドを開発できる機能のことをCloud Functions for Firebaseといいます。

    Realtime Databaseでのデータの変更や新規ユーザーの登録、アナリティクスでのコンバージョンイベントなどに応じて、バックエンドのコードを自動化するような使い方ができます。

    Cloud Functionsは、クライアントから隔離され、ロジックの機密性と安全性が維持されます。

    Firebaseの機能と使い方9:Cloud Storage for Firebase

    ユーザーが作成したコンテンツ(写真や動画など)を保存したり、提供できる機能のことをCloud Strage for Firebaseといいます。バックエンドサービスを自前で開発することなく、ユーザコンテンツを外部に保存するといった使い方ができます。

    また、モバイルでの利用が考慮されていて、アプリの通信の切断や接続を検知できます。データ転送の一時停止や再開を自動的に実行するといった使い方もできます。

    Firebaseの料金プラン3つ

    Firebaseには、無料のSparkプランと従量課金のBlazeプランの2つがあります。以前はFlameというプランもありました。ここではそれぞれのプランの料金設定や、機能の違いなどについて説明します。

    Sparkプランは個人のプロジェクトなどで、テストアプリを無料で開発するといった使い方ができます。ユーザーが多い大規模なアプリではBlazeプランが向いています。それでは詳しく見ていきましょう。

    Firebaseの料金プラン1:Sparkプラン

    Sparkプランとは、料金がかからないプランです。しかし、Firebaseの機能ごとに、データ容量や利用回数に制限があるものが存在します。

    Cloud Firestoreの場合、一日あたりの書き込みと削除回数がそれぞれ2万回、読み取りが5万回といった上限があります。上限を超えてしまうとデータの取得ができなくなります。頻繁にデータベースにアクセスするような使い方のアプリケーションの場合は注意が必要です。

    Firebaseの料金プラン2:Flameプラン

    Flameプランとは、現在は公式ページから削除されているプランです。以前は月額25ドルで利用できましたが、現在は利用できなくなっています。

    これからFirebaseの利用を検討している場合には、SparkプランかBlazeプランでの利用を検討する必要があります。まずは無料のSparkプランから初めて、Blazeプランにアップグレードすることも可能です。

    Firebaseの料金プラン3:Blazeプラン

    Blazeプランとは、利用した分だけ課金される従量課金制のプランです。認証した回数、データの取得回数やデータ容量などに応じて課金されます。

    Blazeプランの料金計算ツールが提供されていて、あらかじめデータベースの容量やアクセス回数などの利用量をもとに、料金を見積もることができます。Sparkプランでは利用できないGoogle Cloud Platformの機能もBlazeプランでは利用できます。

    Firebaseの機能と便利な使い方を知ろう

    ここまで紹介したように、Firebaseにはモバイルアプリやwebアプリの開発に役立つ、さまざまな機能が備わっています。

    特にバックエンド機能の開発には、サーバの準備など手間がかかりますが、Firebaseを利用することで、個人や少人数でも素早くアプリケーションの開発に取り掛かれます。Firebaseは無料で始められますので、まずは便利な使い方を試してみてはいかがでしょうか。

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