目次
Linuxとは?
Linuxとは無料で利用できるオープンソースのOSです。
Linuxは企業ではサーバとしてよく利用されるOSです。そのため、エンジニアやプログラマーであればLinuxを操作する機会もあるでしょう。
Linuxはもともとパソコン用に作成されたOSですが、現在ではスマートフォンや組み込みシステム、スーパーコンピューターやサーバなどあらゆるものに使用されています。
【目的別】Linuxのおすすめソフト16選
Linuxのおすすめソフトをご紹介します。
LinuxはWindowsやMac OSとは異なる特徴を多く持つOSです。Linuxを他のOSと同じように使えるようにするには、オフィスやブラウザなどさまざまなアプリケーションをインストールする必要があります。
ここではLinuxのおすすめソフト16選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
Microsoft OfficeにおすすめのLinuxソフト4選
Microsoft OfficeにおすすめのLinuxソフトをご紹介します。
Linuxを他のOSのように利用するなら、ExcelやWordなどと互換性のあるMicrosoft Officeが必要です。多くの企業で利用されているWindowsであれば最初から搭載されているMicrosoft Officeでも、Linuxは個別にインストールする必要があります。
ここではMicrosoft OfficeにおすすめのLinuxソフト4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【Microsoft Office】Linuxソフト1:LibreOffice
LibreOfficeは多くのLinuxディストリビューションにインストールされているアプリケーションです。
LibreOfficeは一般的なLinuxのMicrosoft Officeソフトで、UbuntuなどのLinuxディストリビューションに最初からインストールされている定番のソフトです。
無料で機能も安定しており、文書作成や表計算ソフトなども付いているおすすめのMicrosoft Officeソフトです。
【Microsoft Office】Linuxソフト2:Gnumeric
Gnumericはオープンソースの表計算アプリケーションです。
GNOMEデスクトップ向けのスプレッドシートソフトで、Excelなどの代替品になることを目指して開発されています。
Excelのファイル形式との互換性もあり、正確な計算やグラフ表示ができるように設計されているという特徴があります。ただし、VBAやピボットテーブルはサポートしていません。
【Microsoft Office】Linuxソフト3:OpenOffice.org
OpenOffice.orgはLibreOfficeによく似た特徴を持つオフィスアプリケーションです。
商用ソフトのStarOfficeのオープンソース版です。OpenOffice.orgのソースコードを元にLibreOfficeが開発されたため、使用できるMicrosoft Officeソフトの内容などが非常にLibreOfficeと似ています。
また、LibreOffice開発前まではUbuntuでも採用されていました。
【Microsoft Office】Linuxソフト4:Dolphin
Dolphinはファイル管理KDEで使用するファイルマネージャーです。
フォルダ作業や写真や動画のサムネイル表示といった機能を搭載している無料のファイラーで、ドラッグ&ドロップを行うとコピーなのか移動なのか確認してくれるなど、非常に使いやすい点が特徴です。
アイコンはシームレスに拡大や縮小が可能となっており、画像のプレビューや動画の再生も可能です。
ブラウザにおすすめのLinuxソフト4選
ブラウザにおすすめのLinuxソフトをご紹介します。
Linuxでインターネットを利用するのであれば、ブラウザが必要です。WindowsではMicrosoft Edgeが標準ブラウザに設定されていますが、Linuxの場合は好きなブラウザをインストールするところからはじまります。
ここではブラウザにおすすめのLinuxソフト4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【ブラウザ】Linuxソフト1:Firefox
Firefoxは広く利用されているMozillaブラウザです。
Linuxユーザーだけでなく、Windowsユーザーにもファンが多いキツネのマークが特徴のブラウザです。多くの拡張機能が用意されているため、自分好みにカスタマイズができます。
ブラウザ自体にも拡張機能が搭載されており、バージョンアップをした場合は自動的に最新版が送られてくるため便利です。
【ブラウザ】Linuxソフト2:Chromium
ChromiumはGoogleChromeのオープンソース版のブラウザです。
WindowsやLinux、Mac OSにインストールできるブラウザで、Google ChromeやOperaといったブラウザもChromiumのソースコードを使用しています。
自動アップデート機能がなかったりFlashのプラグインを入れないとYoutubeが見られないなど、Google Chromeよりも機能は制限されています。
【ブラウザ】Linuxソフト3:Opera
Operaはオペラ・ソフトウェアが開発しているブラウザです。
WindowsやLinux、Mac OSにインストールできるクロスプラットフォームなブラウザです。ショートカットキーやツールバーのボタンなどカスタマイズ可能なメニューが多く、ドメインごとに個別でセキュリティ設定が行えるなどの特徴があります。
また、軽量化と高速化を目指しているため、古いOSでも高速な動作が可能です。
【ブラウザ】Linuxソフト4:Thunderbird
ThunderbirdはオープンソースのMozillaのメールアプリケーションです。
LinuxだけでなくWindowsユーザーでも利用者の多いメーラーです。学習型迷惑メールフィルタ機能によって迷惑メールを自動的に判別し、迷惑メールフォルダに振り分けることができます。
Firefoxと同じように拡張機能が豊富で、タブ表示インターフェイスを標準装備しているなどの特徴があります。
画像処理におすすめのLinuxソフト4選
画像処理におすすめのLinuxソフトをご紹介します。
Linuxで画像処理や画像管理、3D画像作成などを行いたいのであれば、グラフィック関係のアプリケーションをインストールする必要があります。
ここでは画像処理におすすめのLinuxソフト4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【画像処理】Linuxソフト1:Pinta
Pintaは軽量で手軽なオープンソースの画像処理アプリケーションです。
有名な画像処理ソフトであるGIMPに近い処理ができるアプリケーションです。Windows、Linux、Mac OSに対応したクロスプラットフォームの画像処理アプリケーションとなっています。
また、GIMPと同じような処理ができるだけでなくGIMPよりも軽量なので、Gimpが遅いと感じている人におすすめです。
【画像処理】Linuxソフト2:Blender
Blenderはオープンソースの統合型3DCGアプリケーションです。
Windows、Linux、Mac OSに対応したクロスプラットフォームの3Dモデリングができるアプリケーションです。
3D画像作成だけでなく、アニメーションやシミュレーション、レイアウトやレンダリング、デジタル合成などの機能が搭載されており、誰でも無料で利用できます。
【画像処理】Linuxソフト3:GIMP
GIMPはビットマップ画像編集などができるオープンソースの画像編集アプリケーションです。
アニメ作成や半透明ボタンなど、高機能な画像編集が可能なアプリケーションです。Adobe Photoshopと同程度の処理が可能ですが、こちらは無料で利用することができます。
レイヤー機能をはじめエフェクトやブラシなども種類豊富に揃っており、バッチ処理での加工も可能です。
【画像処理】Linuxソフト4:Inkscape
Inkscapeはベクター画像が作成できる画像作成アプリケーションです。
高い品質のベクター画像を作成、編集できるアプリケーションで、WindowsやMac OS、GNU/Linuxで動作させることが可能です。
ビットマップ画像を自動でベクター画像に変換する機能も搭載しており、アイコン作成やロゴ、マップなどさまざまな用途に利用されています。
デスクトップにおすすめのLinuxソフト4選
デスクトップにおすすめのLinuxソフトをご紹介します。
Linuxでデスクトップ環境を利用するのであれば、デスクトップ環境を構築する必要があります。デスクトップがあれば、コマンドライン操作だけでなくUIを使った操作も可能になります。
ここではデスクトップにおすすめのLinuxソフト4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【デスクトップ】Linuxソフト1:Xfce
Xfceは機能が充実した軽量でデスクトップアプリケーションです。
他のデスクトップアプリケーションと比較して非常に軽量となっているため、低スペックのPCでもストレスなく動作させることができます。
また、軽量かつ機能面も充実しているため、有名なLinuxディストリビューションでも多くの種類でXfceが利用されています。
また、仮想デスクトップごとに壁紙設定などができるという特徴があります。
【デスクトップ】Linuxソフト2:KDE
KDEは機能が充実した軽量でデスクトップアプリケーションです。
KDEはGNOMEと並んでLinuxユーザーに広く利用されているアプリケーションです。デスクトップ環境に限らず、ファイル操作やWebブラウジング、メディア再生などさまざまなアプリケーションを提供しています。
また、比較的軽量に動作するため、ストレスなく利用することができるでしょう。
【デスクトップ】Linuxソフト3:GNOME
GNOMEはわかりやすい構成になっているデスクトップアプリケーションです。
KDEと並んで広く利用されているアプリケーションです。パネルやメニュー上のアプリケーションに日本語の説明が記載されているなど、初心者にもわかりやすくなっている点が特徴です。
また、比較的安定性も高いデスクトップです。Gnomeから派生したCinnamonやMATEなどのデスクトップもあります。
【デスクトップ】Linuxソフト4:Konsole
KonsoleはKDEプラットフォームに構築された端末エミュレータです。
KDE基本アプリケーションモジュールの一部で、Unix系オペレーティングシステムで動作し、タブや履歴、印刷、ブックマークなどをサポートする役割を担います。
また、複数の端末セッションを切り離し可能なタブでウィンドウ内に保持することが可能です。
Linuxでアプリケーションをインストールする時の注意点6つ
Linuxでアプリケーションをインストールする時の注意点をご紹介します。
Linuxでアプリケーションをインストールする場合は、どのような点に気をつければよいのでしょうか。
ここでは最後に、Linuxでアプリケーションをインストールする時の注意点6つをご紹介していきますので、ぜひインストール時の参考にしてみてください。
アプリケーションインストールの注意点1:「.exe」ファイル
Linuxでアプリケーションをインストールする場合、「.exe」ファイルは使えない点に注意しましょう。
Windowsユーザーにとって「.exe」はアプリケーションの拡張子ですが、あくまでWindows専用のものです。そのため、「.exe」ファイルはLinuxでは使用することができません。
Linuxなら「.deb」や「.rpm」などの拡張子が付いたファイルを使いましょう。
アプリケーションインストールの注意点2:コンパイラをインストール
Linuxでアプリケーションをインストールする場合、必要なコンパイラをインストールしましょう。
ソースからインストールするアプリケーションがあれば、先にコンパイラをインストールする必要があります。
また、コンパイラはLinuxディストリビューションによって異なるため、チェックするようにしましょう。
アプリケーションインストールの注意点3:パッケージマネージャの確認
Linuxでアプリケーションをインストールする場合、パッケージマネージャを確認するようにしましょう。
アプリケーションをインストールする場合は、使用しているパッケージマネージャをよく知る必要があります。
また、さまざまなパッケージマネージャがある中で、もっとも自分が使いやすいものを選ぶようにしましょう。
アプリケーションインストールの注意点4:パッケージマネージャから始める
Linuxでアプリケーションをインストールする場合、パッケージマネージャから始めるようにしましょう。
アプリケーションのインストールはできる同じ形式で行うのが望ましいです。そのため、コンパイルされたファイルがないケースのみソースからのインストールを行い、できるだけパッケージマネージャを利用してインストールを行うようにしましょう。
アプリケーションインストールの注意点5:依存関係を把握
Linuxでアプリケーションをインストールする場合、依存関係について理解を深めるようにしましょう。
アプリケーションには依存関係があります。パッケージマネージャを利用してインストールすれば依存関係は処理されますが、ソースからインストールしたものに関しては、依存する他のアプリケーションもインストールしなければいけません。
アプリケーションインストールの注意点6:インストール中に他のアプリを動かさない
Linuxでアプリケーションをインストールする場合、インストール中は他のアプリを動かさない方が望ましいです。
アプリケーションのインストール中はできるだけ他のアプリを動かさない方が良いですが、どうしても時間がかかるケースもあります。別のワークスペースで実行させるなどの方法を取りましょう。
Linuxに便利なアプリケーションをインストールしよう
Linuxを他のOSのように利用したいならアプリケーションを導入しましょう。
Linuxは無料で利用できるオープンソースのOSです。ぜひこの記事でご紹介したおすすめのLinuxのソフトなどを参考に、Linuxに便利なアプリケーションを導入してみてはいかがでしょうか。
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