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UNIXとは?利用するメリット・デメリットやLinuxとの違いを解説

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UNIXとは?利用するメリット・デメリットやLinuxとの違いを解説
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UNIXとは?


UNIXとは、1969年にAT&T社ベル研究所で開発されたオペレーティングシステム(OS)です。

UNIXは、キャラクターユーザーインターフェース(CUI)を基本としたOSであり、 1台のコンピューターで複数の作業をこなすマルチタスク、複数の人間が同時に操作することができるマルチユーザーという機能を備えています。

UNIXの歴史


UNIXとは1960年代に開発されたOSで、1980年代後半には、日本でもUNIXをOSとするワークステーションの開発と販売が行われました。1990年代になると、パーソナルコンピューターが高性能になり、ワークステーションとして活躍し始めます。

UNIX搭載マシンは、ワークステーションとしてよりもサーバーとして用いられることが増え、処理能力の高さだけでなく、安定性や耐障害性、拡張性などが強化されたことで汎用機同等の役割も担うことになりました。

UNIXを利用するメリット5選


コンピューターを動かすOSには多くの種類がありますが、UNIXとは、どのようなメリットをもたらしてくれるのでしょう。ここでは、UNIXを利用することで得られるメリットを5つ紹介します。

1:動作が安定している

パソコンを使っていて、突然フリーズしてしまったり、アプリケーションやOSの再起動がかかったりした経験を持つ方も多いでしょう。

UNIXとは安定したOSであり、予期せぬダウンに見舞われることがあまりありません。ネットワーク機能も優れているため、UNIXとは長期間稼働を予定しているコンピューターとして採用しやすいOSといえます。

2:動作が軽い

UNIXとはマルチユーザー・マルチタスクで稼働させることを前提に開発されているため、動作が軽く、アプリケーションを動かすために資源をあまり必要としません。

そのため、CPUやメモリ、ハードディスクといった資源をあまり搭載していない低スペックのマシンでも、満足のいく動作を期待できます。

3:カスタマイズしやすい

UNIXとは、動作環境やコマンドなどを簡単にカスタマイズして使えるOSです。UNIXを利用するときは「シェル」と呼ばれる環境にログインします。この「シェル」はログインユーザーごとにカスタマイズが可能です。

シェルにログインしたあとに利用する「コマンド」も、ログインユーザーごとに用意される環境設定ファイルに記述しておくことで、利用者に合った環境で利用できるようになります。

4:セキュリティがしっかりしている

UNIXとはOS開発当初からネットワーク利用が考慮されていたこともあり、セキュリティに優れたOSだとされています。UNIXを導入しただけでセキュリティが守られるわけではなく、UNIXにはセキュリティ対策可能な機能が備わっていると理解しておいた方がよいでしょう。

UNIXでは、アクセスパスや権限管理として対策しておくことで、コンピューター内のファイルやディレクトリを守ることが可能です。

5:コストが削減できる

UNIXとはオープンソースのOSで、無料利用できるものもあります。LinuxやFreeBSD、NetBSDなどBSD系と呼ばれるOSは、フリーUNIXに分類され、狭義としては商用UNIXと異なりますが、UNIXの一種です。

UNIXとは低スペックコンピューターでも充分動作できるOSなので、中古のパソコンをフリーUNIXで動作させればコスト削減につなげられます。

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UNIXを利用する際の注意点3選


UNIXとは動作が軽く安定性があり、低スペックなコンピューターでも十分に動作するなど、メリットが目立ちますが、デメリットもあります。

UNIXの導入を決定する前に、UNIXを利用する際に注意しておかなければならないことも把握しておきましょう。ここでは、UNIXを利用する際に注意したい3つの事項を紹介します。

1:ソフトウェアがほとんど英語である

UNIXとはオープンソースのOSなので多くの種類に派生していますが、画面に表示される言語はほぼ翻訳されておらず、英語表示のみです。

コンピューター操作になじみのある技術者にとってはあまり問題になりませんが、トラブル発生時に表示されるトラブル内容や対処方法などもすべて英語表示になるという点は導入前に理解しておいた方がよいでしょう。

2:コマンド入力が必須

UNIXとは、操作を基本的に「コマンド」で行います。コマンドとは命令文字列をキーボードから入力するもので、多くの種類のコマンドがあります。どのような場合にどのコマンドを使うといった使い方は、利用者が習得して使い分けなくてはなりません。

「コマンド」の利用には文法があり、文法誤りがあればエラーになります。コマンド内で指定するディレクトリ名やファイル名に入力誤りがあっても、コマンドの命令は無効になります。

3:CUIを理解する必要がある

Windowsを扱っていてGUI (Graphical User Interface)という用語を目にしたことがある人も多いと考えられますが、UNIXとはCUI(Character User Interface)を使うシステムです。

GUIはユーザーが目で見て理解できるインターフェースですが、CUIは文字列を介するインターフェースです。UNIXやWindowsのDOSプロンプトなどは、CUIを習得する必要があります。

UNIXとは何かを深く理解するために知っておくべきこと2つ


UNIXとはコンピューターOSですが、まだWindowsに比べてよくわからないという方も多いでしょう。ここでは、UNIXに対する理解を深めるために役立つ知識を2つ紹介します。

UNIXの概要がまだ理解できていないという方は、UNIXに対する知識を広げることで理解を深めていきましょう。

Linuxとの違い

UNIXとはオープンソースOSなので、誰もが手を加えて新たなUNIXを生み出すことができます。UNIXから派生して生まれたUNIX風のOSのひとつがLinuxです。系統としてフリーUNIXやUNIX系OSと呼ばれます。

商用版のUNIXは有償ですが、Linuxは無償利用できることも多く、個人だけでなく企業内のシステムでも利用されています。LinuxはUNIXがベースなので、コマンドの多くが共通して使えます。

コマンド

UNIXにはWindowsのDOSコマンドと共通しているコマンドもあります。たとえば、「cd」コマンドは、DOSでもUNIXでもディレクトリ移動のときに使えます。ディレクトリを作成するmkdirやディレクトリを削除するrmdirも共通して使えます。

移動に用いるコマンドはDOSではMoveですがUNIXではmvになります。ディレクトリ内のファイル一覧を表示させるとき、DOSではdirですがUNIXではlsコマンドを使います。

UNIXとは何かを理解し使ってみよう!


UNIXというOSの存在を知っていても、どのような特徴があって、どのようなシステムに向いているのかまで知っているという人は多くないでしょう。Linuxに関する知識と混同してしまっているという人も多いでしょう。

UNIXを利用したり、システム選定の対象として検討したりする機会があれば、UNIXというOSに対する正しい知識を身につけ、理解を深めたうえで利用や検討を進めていきましょう。

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