【IPv6で速度アップ】IPoE方式とは何か。IPoEとPPPoEの違いも解説

【IPv6で速度アップ】IPoE方式とは何か。IPoEとPPPoEの違いも解説
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次世代の接続方式といわれているIPoE方式。
今までの主流だったPPPoE方式とはどんな違いがあるのでしょうか。
今回はIPoE方式の特長やIPoE方式とPPPoE方式の違いなどをご紹介します。

IPoE方式とPPPoE方式の違い

IPoE方式(IP over Ethernet)とは次世代の新しいインターネット接続方式です。
企業内のLANと同じ通信規格で、直接インターネットに繋ぎます。

従来のPPPoE方式に比べて安定した通信をスムーズでき、かつ大容量なので法人向けの回線としてもおすすめです。
PPPoE方式はインターネットに接続する際に、ユーザー側でアダプターやルーターなどを設置する必要がありました。
しかしIPoE方式はイーサネットを使ってIPパケットを伝送する方式のため、シンプルにインターネットに接続できます。

通信速度の違い

IPoE方式は、PPPoE方式とは異なる帯域幅を経由して接続するため、混雑を避けられます。
PPPoE方式が最大200Mbpsの通信速度であるのに対し、IPoE方式は最大100Gbpという高速通信に対応しています。

セキュリティの違い

PPPoE方式はIDとパスワードで認識しますが、IPoE方式は回線認証のみです。
これはセキュリティ的に脆弱という意味ではなく、契約情報を元に必要な設定情報がルーターに流れ込むので自動的にユーザー認証されます。

速くて便利!IPv4 over IPv6とは?

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IPoE方式はIPv6に対応していることも特長です。
IPv4はPPPoE方式のみにしか対応していませんが、IPv6はPPPoE方式とIPoE方式のどちらにも対応しています。
しかしIPv6を使うには、アクセス先のWebサイトやサービスもIPv6に対応している必要があります。
現在はIPv4からIPv6への移行期のため、対応していないWebサイトやサービスも多くあります。

そこでIPv6の通信網でIPv4を用いた通信ができるように考えられたのが「IPv4 over IPv6」
です。
ブロードバンドルーターでIPv4のパケットデータをIPv6に変換することで、通信が可能になる技術です。データは通信先のWebサイトやサービスに到達する前にIPv4に再変換されます。
「IPv6に見せかけたIPv4」を使うことで、ユーザーがIPv6で接続しながらIPv4にしか対応していないサイトも利用できるというメリットがあります。
IPv4 over IPv6を利用するためには対応するルーターが必要です。契約プランを確認しておきましょう。

契約プランや設定を確認しよう

IPv6 IPoE方式は通信速度が速く、大容量な次世代の接続方式です。
IPv6 IPoE方式を利用すたるためには、通信先がIPv6に対応している必要があります。
そのため利用する際には設定方法や契約プランなどをしっかり確認しましょう。

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