LinuxとWindowsの11個の違いとは?メリット・デメリットも紹介

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Linuxとは


Linuxとはソースコードが公開されており、誰でも中身を触ることができるオープンソースのOSです。Linuxは厳密には「Linuxカーネル」と呼ばれるOSの基本機能のソフトウェアのみを指します。

しかしそのままではOSとして利用できないため、一般的にユーザーが使用しているLinuxはLinuxカーネルとその他のソフトウェアが組み合わせて提供されている「Linuxディストリビューション」となります。

Windowsとは


Windowsとはマイクロソフト社が開発、販売しているOSです。世界的にも高いシェアを獲得しているOSで、日本企業のほとんどが社用パソコンのOSとしてWindowsを採用しています。

WindowsはMS-DOSを基本としたバージョン1.0からはじまり、現在ではWindows10が最新のバージョンとなっています。

LinuxとWindowsの10の違い


LinuxもWindowsと同じパソコンのOSとして利用されているものですが、オープンソースとクローズドソース、サポート体制など多くの違いがあります。そのため、パソコンのOSを選ぶ際にはどのような違いがあるのか理解した上で検討することが大切です。

ここではLinuxとWindowsの10の違いをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:オープンソースとクローズソース

LinuxはオープンソースのOSとなっていますが、Windowsはクローズドソースという違いがあります。そのため、Linuxの場合は誰でもソースコードを入手することができ、コードの編集を行って新しいLinuxディストリビューションとして再配布することが可能です。

一方、Windowsはクローズドソースとなっているためソースコードは非公開となっており、購入後のコードの変更や再配布なども行えません。

2:サポート体制

Linuxは基本的にユーザーサポートが存在しませんが、Windowsであれば有償のサポート体制が整っているという違いがあります。Linuxは無償で誰でも利用できるオープンソースのOSなので、ベンダー側のサポートというものは基本的にはなく、トラブルの際にはコミュニティなどを頼ることになります。

一方、有償のOSであるWindowsの場合はサポート体制が整備されているため、困ったことがあればサポートを利用することができます。

3:対応ハードウェア

Linuxのハードウェアサポートは部分的ですが、Windowsのハードウェアサポートは完全なハードウェアサポートとなっているという違いがあります。

Windowsはどのようなハードウェアもサポートしていますが、Linuxの場合はインストールしてもハードウェアがサポート外になっており、対応できないケースがあります。近年ではさまざまなLinuxディストリビューションがあるため、対応しているハードウェアは増えました。

4:自由度

Linuxはオープンソースとなっているため誰でもソースコードの改修や再配布ができるなど自由度が高いですが、Windowsは制限されているという違いがあります。また、Linuxの場合はインストールできる台数も制限されていないため、多くのハードウェアにインストールして利用することができます。

一方、Windowsはライセンスの制限が非常に厳しく、ソフトウェアの利用や改変、再配布、販売などは認められておらず、インストール可能な台数も制限されています。

5:リムーバブルメディアの自動化

Linuxはリムーバブルメディアの取り扱いが自動化されていませんが、Windowsは自動化されているという違いがあります。「リムーバブルメディア」とはメモリカードなどの取り外し可能な記憶媒体です。

Linuxでリムーバブルメディアを利用する場合はマウントポイントにマウントする必要がありますが、Windowsは自動化されているためリムーバブルメディアの抜き差しだけで操作可能です。

6:柔軟性

Linuxはコンピュータ環境を自由に変更できる柔軟性がありますが、Windowsは適性であると認められたものにしか変更できないという違いがあります。

たとえばデスクトップ環境などもLinuxは柔軟に変更することができますが、Windowsは硬直性が高く、マイクロソフトによって認められているものにしか変更できません。

7:管理方法

Linuxはアプリケーションを集中管理していますが、Windowsはアプリケーションを個別管理しているという違いがあります。両者は管理方法が異なるため、Linuxでアプリケーションの追加を行いたい場合、パッケージ管理システムを使用することでコマンド1つで検索や追加、削除ができます。

一方、Windowsの場合は希望しているアプリケーションがあれば自分で探し、個別にダウンロードする必要があります。

8:コマンドライン

Linuxはコマンドラインでの操作が基本となっており、Windowsはマウスを使用する操作が基本となっているという違いがあります。LinuxもGUI環境で利用できるため、普段コマンドラインをあまり使わないという人もいますが、もともとLinuxはコマンド操作が基本となります。

そのため、Linuxであればコマンドラインにコマンドを入力することで、コンピュータへさまざまな命令を出すことができます。Windowsもコマンドラインを使用することはありますが、基本はGUIでの操作となります。

9:ランレベル

LinuxはコマンドラインとGUIどちらの動作も可能ですが、WindowsはGUIのみとなっている違いがあります。前述のコマンドラインの話と重なりますが、Linuxの場合はランレベル(動作モード)がマルチレイヤとなっているため、コマンドラインを使用した操作もGUIを利用した操作もどちらも可能です。

一方、Windowsの場合はシングルレイヤとなっているため、GUIでの作業しかできないようになっています。

10:ユーザー層

Linuxのユーザー層はLinuxのファンが多く、Windowsのユーザー層は一般的な消費者や企業が多数を占めているという違いがあります。もともとLinuxは学生が開発したOSであり、オープンソースということもあるため、多くのファンが支えているという点が特徴の1つです。

一方、Windowsは大手IT企業のマイクロソフトが開発販売しているという安定感から、多くの企業や大衆によって利用されています。

Linuxのメリット4つ


LinuxとWindowsにはさまざまな違いがあるため、利用を検討する場合には目的や用途などに応じて適切なOSを選択することが大切です。

そのためには、LinuxとWindows両方のメリットやデメリットについても知っておく必要があるでしょう。ここではLinuxのメリット4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:無料で利用可能

Linuxは誰でも無料で利用できる点がメリットです。オープンソースとなっているLinuxは基本的に無料でインストール可能です。

そのため、古く動かなくなってしまったWindowsのパソコンに新しくLinuxをインストールして利用するといった使い方ができます。また、LinuxはWindowsよりも軽量なため、リソースの少ない古いパソコンであってもストレスなく動作させることができるでしょう。

2:コストを抑えられる

Linuxはコストを抑えられる点がメリットです。Windowsを利用しようと思うと有償のOSを購入する必要があります。また、MacもMacのパソコンを購入する必要があるため、無料で利用することはできません。

しかしLinuxの場合は無料でインストールすることができ、周辺ソフトも無料のものが多いです。さらにパソコン本体も古いMacやWindowsを利用することができるため、導入コストが少なく済みます。

3:インターネットにある程度情報がある

Linuxはインターネット上でも情報を得られる点がメリットです。オープンソースで多くのファンを持つLinuxは、Linuxユーザー同士がコミュニティを形成して情報収集を行い、有益な情報を掲載しています。

そのため、インターネット上にある程度情報が存在しているため、インターネットで調べるだけでもLinuxの基礎から業務で必要になる知識まで調べることが可能です。

4:高い自由度

Linuxは自由度が高い点がメリットです。Linuxはライセンスによる制限がなく、誰でも無料でインストールでき、ソースコードの改変や再配布、独自ディストリビューションの販売も可能となっています。

また、インストールできるコンピュータの台数なども制限されていないことから、企業では複数のコンピュータにLinuxをインストールしてサーバー用OSとして利用しやすいです。

Linuxのデメリット3つ


Linuxにはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。そのため、Linuxの導入を検討する場合はLinuxのメリットだけでなくデメリットについても把握しておきましょう。

ここではLinuxのデメリット3つをご紹介しますので、どのようなデメリットがあるのか参考にしてみてください。

1:業務に使用するソフトウェアが使えない

多くの企業で一般的に使用されている業務用のソフトウェアは、Microsoft OfficeなどのWindows用のソフトウェアが多いです。そのため、Linuxでは業務用のソフトウェアが使用できません。

Microsoft Officeと互換性があるソフトウェアもありますが、正規のMicrosoft Officeが利用できない点はデメリットだと言えるでしょう。

2:周辺機器の相性が悪いことがある

Linuxではパソコン周辺機器が正常に動作しないケースがあります。多くの家電量販店で販売しているパソコン周辺機器はWindowsには完全に対応していますが、Linuxではスムーズに動作しないということも多いです。

また、USBメモリをLinuxで利用する場合にはLinux用のフォーマットに変更する必要があるなど、周辺機器の利用に手間がかかります。

3:サポートがない

前述のとおり、Linuxには基本的にサポートがありません。そのため、トラブルが発生した場合には自分で情報を集めて解決する必要があります。

しかしLinuxの中にも、企業向けに有償で提供されているRed Hat系Linuxディストリビューションがあります。そういったLinuxを利用するのであれば、サポートを受けられるでしょう。

Windowsのメリット4つ


ここまでさまざまなLinuxのメリットやデメリットを紹介してきましたが、Windowsにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

ここではWindowsのメリット4つをご紹介しますので、どのようなメリットがあるのか参考にしてみてください。

1:スキルの汎用性が高い

Windowsは多くの企業が標準的に利用しているため、Windowsの操作スキルには汎用性があります。そのため、基本的なWindowsの操作ができれば、どの企業でも実務に必要なパソコンの操作スキルがあると認めてもらうことができるでしょう。

2:周辺機器が使いやすい

家電量販店などで販売されているパソコン周辺機器はWindowsでの利用を想定しているため、Windowsであればどのような周辺機器でも基本的に利用することが可能です。

Linuxの場合は周辺機器を利用できないケースや手を加えなければいけないケースもありますが、Windowsの場合は購入後、に手間のかかる操作を行うことなく利用することが可能です。

3:メーカーのサポートがある

Windowsはユーザーサポートが充実している点がメリットです。Windowsは多くのシェアを獲得していることから、ウィルスやサイバー攻撃の対象になるリスクも高いです。

そのためメーカーのサポートも整備されており、個人向けサポートであれば無償での設置アップやインストールなどのサポートを利用できます。

また、トラブルが発生した場合には有償のサポートを利用することも可能です。業務で利用されることが多いWindowsには欠かせないメリットだと言えます。

4:操作性がいい

WindowsはGUIによる操作性の高さがメリットです。GUIとは「グラフィカルユーザーインターフェース」を略した言葉で、視覚的にわかりやすいUIのことです。

WindowsのGUIは非常に優れており、アイコンをマウスでクリックして開いたり、ウィンドウを×ボタンで閉じたりといった操作が誰でも簡単に直感的に行えます。また、タッチパネルがついているノートパソコンであれば、マウスだけでなくタッチパネルでの操作も可能です。

Windowsのデメリット3つ


多くの企業や大衆が利用しているWindowsにはメリットも多いですが、一方でデメリットもあります。しかし普段Windowsを利用しているユーザーにとっては当たり前のことなので、特にデメリットであると感じていないということもあるでしょう。

ここではWindowsのデメリット3つをご紹介しますので、どのようなデメリットがあるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:サイバー犯罪のターゲットになりやすい

Windowsは企業や一般家庭など多くのユーザーがいることから、サイバー犯罪のターゲットになりやすいというデメリットがあります。世の中に存在しているコンピュータウィルスも、そのほとんどがWindows向けに作られています。

そのため、Windowsを利用することで、ウィルス感染のリスクやサイバー攻撃を受けるリスクがあります。

2:インストールする台数分の料金が必要

Windowsはマイクロソフトが有償の製品として販売しているため、インストールするコンピュータの台数分ライセンス料金を支払う必要があります。また、ライセンス料金も安いわけではないため、複数のパソコンにインストールする必要がある場合はそれだけコストがかかります。

3:利用制限がある

Windowsはマイクロソフトが有償の製品として販売しているため、ライセンスによる利用制限もあります。オープンソースのLinuxの場合は無料でインストールが可能で、さらにソースコードの改変や再配布、販売も自由に行うことができます。

しかしWindowsの場合は厳しい利用制限があり、ソースコードも公開されていないため、コードの改変や再配布、販売はできません。また、インストール可能な台数も制限されています。

LinuxとWindowsの需要の違い


ここまで紹介してきたとおり、LinuxとWindowsには多くの違いがあります。そのため、企業が必要としているLinuxのスキルやWindowsのスキルには違いがあり、需要の高い求人にも違いがあります。

そのため、就職や転職のためにLinuxやWindowsのスキルを身につけようと考えているなら、それぞれの需要の違いについても知っておく必要があるでしょう。ここでは最後にLinuxとWindowsの需要の違いについてご紹介します。

Linuxのスキル

LinuxのスキルはITインフラエンジニアなどの求人での需要が高い傾向にあります。企業ではLinuxをサーバー用OSとして利用するケースも多いため、専門的な知識が求められるインフラ系の分野で利用されます。

そのため、インフラエンジニアを視野に入れている場合はLinuxスキルを身につけるのがおすすめです。

Windowsのスキル

WindowsのスキルはIT系に限らず多くの一般企業で求められます。そのため、エンジニアを目指していない場合でも、Windowsのパソコンで通常操作ができるレベルのスキルは必要です。

また、エンジニアを目指す場合には、Windowsのパソコン操作だけでなくWindows Serverを扱う知識やスキルも必要になるでしょう。

LinuxとWindowsの違いについて理解しよう


LinuxとWindowsにはさまざまな違いがあります。ぜひこの記事でご紹介したLinuxとWindowsの違いやそれぞれのメリットやデメリットなどを参考に、どのような違いがあるのかを把握した上で利用するようにしましょう。
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