これまでネットワークエンジニアに、プログラミングスキルが求められることは稀でした。しかし、最近では仮想化ネットワークの普及を背景に、ネットワークエンジニアもプログラミングを行うことが増えています。中でも使用頻度が多いのはPythonです。ここではPythonについてネットワークエンジニアの仕事と絡めて解説していきます。
目次
ネットワークエンジニアにも必要なPython
Pythonはプログラミング言語の中でも、シンプルな部類に入ります。プログラミングの初心者が、最初に学習するプログラミング言語としてPythonを選ぶことも多いです。
すでに他のプログラミング言語を習得している人や、IT関連の仕事に就いている人であれば比較的簡単に習得できるでしょう。また、Pythonは公開されているライブラリが多く、種類も豊富です。
そして、Pythonは組み込み開発やWebアプリケーション、デスクトップアプリケーションなどでよく使われています。機械学習にもPythonが使えるので、汎用性が高い言語です。ネットワークエンジニアの場合には、ネットワークの制御でPythonを使うことがよくあります。
Pythonを使えるかどうかで仕事の幅にも差が出てくるため、ぜひ習得しておきたい言語のひとつです。
ネットワーク自動化ツールに使われるPython
ネットワークエンジニアは、ルーターやLANスイッチなどの状態を把握し、稼働状況を定期的にチェックしています。必要に応じて、設定の確認や変更なども行わなければなりません。通常のやり方では、ターミナルソフトを使用して行うことが多いです。
ただし、ターミナルソフトを使用すると、ログインが必要になり時間がかかってしまいます。コマンド入力なども、その都度行わなければなりません。そこでPythonを使ってネットワークの自動化を行います。
具体的にはTelnetというリモートアクセスプロトコルを利用し、通信先アドレスを指定し、Telnetオブジェクトを生成する方法です。それからread_until関数を使用し、IDとパスワードを出力することで、ログインが自動化されます。
その後は、コマンドを実行することで、設定の確認や変更が容易に可能です。これにより、手作業で行うことが少なくなるため、時間短縮に役立ちます。
Pythonスキルを活かせる求人の内容
ネットワークエンジニアがPythonを習得することで、仕事の幅が大きく広がります。Pythonを必須スキルとして募集しているネットワークエンジニアの求人は多いといえます。
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習得しやすく汎用性も高いPython
Pythonはシンプルな文法で、ライブラリも多く、汎用性の高いプログラミング言語です。習得が比較的簡単であるため、プログラミング初心者がPythonを学ぶことも多いです。ネットワークの仮想化や自動化によって、ネットワークエンジニアにもプログラミングスキルが求められる場面が多いため、ぜひPythonを習得しておくと良いでしょう。
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