AWSコラム
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AWSスナップショットの利用料金計算方法とスナップショットのメリット3つ解説

2020年10月24日

AWSのEC2って何?

AWSのEC2とは、仮想サーバー構築のクラウドサービスのことで、OSを搭載した仮想サーバーをクラウド上に構築できます。

AWSのEC2を利用すれば、Linux・WindowsなどのOSを仮想サーバーに組み込んで、仮想環境を構築できます。

EC2は、使いやすくて高性能なブロックストレージを提供するEBSなどのサービスから構成され、AMIのような関連サービスがあります。

EBSとは

EBSとは、大規模なデータを保存でき、使いやすくて高性能なブロックストレージサービスです。

EBSでは、リレーショナルデータベースや非リレーショナルデータベース、ファイルシステム、メディアワークフローなどのデータを、HDDと同じ要領で保存します。

EC2は、サーバーを止めたらデータが消えてしまうので、永続的にデータを保存できるEBSとセットで使用する場面が多くみられます。

AMIとは

AMIとは、Amazon Machine Imageのことで、インスタンスを起動するためのテンプレートのことです。

インスタンスとは、主にEC2から立てられたサーバーのことを指す場合が多く、AMIはインスタンスを起動するための、OSやスペックなどの情報を含むテンプレートを用意しています。

本番用と開発用など、同じ設定で複数のインスタンスが必要な場合には、1つのAMIから複数のインスタンスを起動できます。

AMI取得方法

AMIは、EC2の管理画面から取得できます。

EC2のインスタンス画面でAMIを取得したいインスタンスにチェックを入れ、ActionsのImagesからCreate Imageを選択します。その後、AMIのイメージ名・イメージにつける説明・AMI取得時に再起動をするかどうかについて記入したら、AMIを取得できます。

AMIのVisiblyをPublicにすると、他のアカウントでもAMIを利用できます。

インスタンスの立ち上げ方

インスタンスは、AMIの管理画面から立ち上げられます。

AMIの管理画面でAMIを選択し、ActionsからLaunchを選択します。その後、インスタンスを作成するために必要な、インスタンスタイプやボリュームサイズなどを決めてローンチすると、インスタンスを立ち上げられます。

使用済みのAMIで不要なものは、ActionsのDeregisterから削除できます。

AWSのスナップショットとは

AWSのスナップショットとは、ある瞬間のEBSの状態をバックアップするツールのことです。

スナップショットでのバックアップはS3の中に保存され、素早く短時間でのバックアップ取得ができます。

スナップショットを利用すれば、EBSに保存されたインスタンスの復元や、EBSに保存された内容を新しく復元するときなどの際に、元のボリュームのレプリカを作成できるので、あらゆる場面で役立つことでしょう。

スナップショットのシステムの仕組み

スナップショットは、増分バックアップの仕組みを利用して、S3にデータを保存しています。

増分バックアップとは、最初のバックアップですべてのデータをバックアップして、2回目以降のバックアップの際に、前回のバックアップから追加・変更のあった個所をバックアップする手法のことです。

増分バックアップの原理を利用して、ストレージの容量を圧迫せずに、短時間でのバックアップができるようにしています。

リストア処理方式とは

リストア処理方式とは、データに損失が起きた際に、複製しておいたデータから復元するための処理方式のことです。

AWSでは、スナップショットに基づいて元のボリュームのレプリカを作成し、データを復元できます。

スナップショットから作成されるボリュームは、バックグラウンドでデータを読み込みながらデータを使用でき、読み込みが完了していないデータの要求の際には、即座にS3からダウンロードします。

通常のバックアップとの違いは?

AWSのスナップショットでは、増分バックアップを採用していて、追加や変更があるデータのみを随時バックアップしています。

通常のバックアップは、全てのデータを丸ごとバックアップするフルバックアップ、もしくはフルバックアップ後に追加されたすべてのデータをバックアップする差分バックアップを利用しています。

通常のバックアップと比べてスナップショットは、ストレージコストを抑えられます。

AWSのスナップショットを利用するメリット3つ

AWSのスナップショットは、ESBのデータをバックアップできる優れたツールで、さまざまなメリットがあります。

例えば、ストレージコスト節約ができること、ウィルスに感染しても安心なこと、ファイル削除しても安心なことなどがあります。

ここでは、AWSのスナップショットを利用する上でのメリットを、3つ紹介していきます。

スナップショットを利用するメリット1:ストレージコスト節約

1つめのスナップショットを利用するメリットは、ストレージコストを節約できることです。

スナップショットは、通常のバックアップとは違い増分バックアップを採用しているので、追加や変更があった部分だけバックアップを取り、ストレージコストを節約できます。

スナップショットの保存先のS3は、ストレージの使用状況によって料金が変わるので、ストレージコストを削減できれば、料金コストも削減できることでしょう。

スナップショットを利用するメリット2:ウィルスに感染しても安心

2つめのスナップショットを利用するメリットは、ウイルスに感染しても安心なことです。

スナップショットでは、セキュリティの高いAWSリージョンにあるS3にデータを保存しているので、自分のパソコンがウイルスに感染してもデータが破損したり流出したりする心配がなく、安心してサービスを利用できます。

また、複数のAWSリージョンでデータを共有したりできます。

スナップショットを利用するメリット3:ファイル削除しても安心

3つめのスナップショットを利用するメリットは、ファイルを削除しても安心なことです。

スナップショットでバックアップを取っておけば、EBSでファイルやデータを消してしまっても復元できるので、安心してサービスを利用できます。

また、スナップショットのファイルを削除してしまっても、削除したスナップショット固有のデータが削除されるだけで、それぞれのスナップショットでバックアップしているデータは残ります。

AWSのスナップショットの料金計算方法

AWSのスナップショットの料金は、固定料金ではなく、保存されているデータの量によって変動します。

スナップショットの料金は、実際に使用しているスナップショットの大きさと、スナップショットを利用している期間に基づいて決められています。

スナップショットの料金は、変更されたブロックの分だけ請求され、月ごとのデータ1GB当たり0.05USDかかります。

使用領域と変更分で料金が決まる

AWSのスナップショットは、使用領域と変更分によって料金が決まります。

スナップショットで最初にバックアップしたデータの大きさと、2回目以降にバックアップの際に追加や変更があったデータの大きさによって、スナップショットの利用料金は変動します。

専有しているストレージの大きさではなく、実際の使用領域や変更分で料金が決まるので、注意が必要です。

課金対象になる使用領域・変更分とは

スナップショットの課金対象になる使用領域・変更分とは、実際に使用しているストレージの領域と、バックアップの際に変更のあったデータです。

スナップショットの課金対象は、専有しているストレージではなく、実際に使用しているストレージの領域です。

また、増分バックアップによって変更があった部分も課金対象で、変更したデータの大きさによって料金が変動します。

料金例

スナップショットの料金を、データの使用領域と変更分の例を挙げながら紹介していきます。

例えば、10GBのデータのバックアップを取って、その中から5GBのデータに変更を加えます。この場合の料金は、10GB×0.5USD+5GB×0.25USD=0.75USDになります。

実際には、データの圧縮率などのさまざまな要素によって少々の差が出ます。

AWSのスナップショットの利用料の通知を受け取る方法

AWSスナップショットの利用料の通知を受け取るためには、マネジメントコンソールで設定をする必要があります。

AWSのマネジメントコンソールにログインして、請求ダッシュボードの「アラートおよび通知」から請求アラートを有効にします。その後、CloudWatchのダッシュボードから、請求アラームを作成して通知を受け取れます。

スナップショットの利用時は料金に要注意

ここまで、スナップショットを使用するメリットや料金などについて紹介してきました。

スナップショットは、どれくらい利用料金がかかるかに注意する必要がありますが、とても便利なツールです。

スナップショットを利用しようと考えている方は、ぜひ利用料金に注意しながら、スナップショットを活用してみてください。


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