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AzureのVDIサービスWVDを導入する4つの利点|料金の決まる要素は?

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AzureのVDIサービスWVDを導入する4つの利点|料金の決まる要素は?
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    プログラマー
    最近は感染症対策の影響で、在宅ワークがほとんどですが、仮想デスクトップを使って作業することも増えました。本当に便利ですよね。
    プロジェクト
    リーダー
    物理的なパソコンを用意することなくデスクトップ環境を構築でき、どこからでもどの端末からでもアクセスして作業できるのは、今後の働き方にも影響してくると思いますよ。

    VDI・DaaSの概要


    VDI(Virtual Desktop Infrastructure)とは、自社のホスティングサーバーによって構築した仮想デスクトップ環境を提供するというもので、デスクトップの仮想化を指す言葉です。

    一方、DaaSとは「Desktop as a Service」を略した言葉で、個人のデスクトップ環境をクラウドで提供するサービスとなっています。そのため、DaaSはVDIの一種であると言えるでしょう。

    VDIのメリット

    VDIは、自社サーバーからパソコンへインターネットを介してデスクトップイメージを配信する仕組みとなっています。VDIではサーバー側でパソコンでの作業を処理することから、パソコン自体の機能を最小限にできるというメリットがあります。

    また、VDIは自社サーバー上にデスクトップ環境を構築するため、細かいカスタマイズがしやすい点もメリットだと言えるでしょう。

    DaaSのメリット

    DaaSではVDIのように自社サーバーを用意する必要がないことから、サーバー導入の初期投資が必要ありません。また、インフラ管理もサーバーベンダーが行うことから、ユーザー側での運用負荷を軽減することが可能です。

    さらに、DaaSであればユーザー数の増減にも柔軟に対応することができるといったメリットもあります。

    AzureのVDI「Windows Virtual Desktop(WVD)」とは?


    Windows Virtual Desktop(WVD)とは、Microsoftがクラウド上で提供している純正仮想デスクトップサービスです。

    Microsoftが提供するWindows Virtual DesktopはOffice365などの他のMicrosoft製品と相性が良く、インターネット環境さえあれば1つの仮想マシン上で複数のユーザーでWindows10マルチセッションが利用できます。

    Windows Virtual Desktopの利点4つ


    MicrosoftがAzure上で提供しているWindows Virtual Desktopを利用することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

    ここではAzureのVDIであるWindows Virtual Desktopの利点4つをご紹介しますので、ぜひ利用を検討する参考にしてみてください。

    1:Microsoft製品との相性が良い

    さまざまなDaaSサービスがある中でも、Windows Virtual DesktopはMicrosoftが提供している純正の仮想デスクトップサービスです。そのため、Windows10やOffice365、テレワークに活用することができるTeamsなど、Microsoft社の他のサービスと相性が非常に良いという利点があります。

    2:マルチセッション機能で複数ユーザーで利用できる

    Windows Virtual DesktopはWindows10のマルチセッション機能を提供している唯一のDaaSサービスです。マルチセッション機能では1台の仮想マシンに複数のユーザーが接続することができるため、クライアントPCのリソースを削減することが可能になります。

    また、Windows10と互換性を持つさまざまなWindows10アプリケーションが利用できます。

    3:Windows7用のセキュリティ更新プログラムが使える

    Windows Virtual Desktopはサポートが終了しているWindows 7のデスクチップやマルチセッションもサポートしています。さらにWindows 7の拡張セキュリティ更新プログラムを利用できることから、Windows 7のサポート終了対策になると言えます。

    Windows 7用セキュリティ更新プログラムは2023年1月10日まで無料で提供予定となっています。

    4:Office 365のマルチユーザー機能が使える

    Windows Virtual DesktopはOffice 365のマルチユーザー機能を利用することも可能です。そのため、Microsoft 365 Apps for enterpriseを仮想化し、マルチユーザーの仮想シナリオでの運用を行うこともできます。

    利用するために必要なライセンス


    Windows Virtual Desktopを利用するにあたり、必要なライセンスがありますので、ここで確認しておきましょう。

    OS ライセンス
    Windows10 EnterpriseマルチセッションまたはWindows10 Enterprise Microsoft 365 E3、E5、A3、A5、F3、Business Premium Windows E3、E5、A3、A5
    Windows7 Enterprise Microsoft 365 E3、E5、A3、A5、F3、Business Premium Windows E3、E5、A3、A5
    Windows Server 2012 R2、2016、2019 ソフトウェアアシュアランス付きのRDSクライアントアクセスライセンス(CAL)

    加えてAzure Active DirectoryとAzure Active Directoryと同期しているWindows Server Active Directoryも必要です。

    Windows Virtual Desktopの利用料金を決める要素5つ


    Windows Virtual Desktopを利用する場合、ライセンス料金のほかにAzureリソースの利用料金を支払う必要があります。また、Azureリソースの月額利用料金は利用ユーザー数やマシンスペックなどよって異なるため、事前にどのくらいの費用がかかるのか試算しておくことが大切です。

    ここではAzureのVDIであるWindows Virtual Desktopの利用料金を決める要素5つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

    1:ホストプールタイプ

    ホストプールとは、Windows Virtual Desktopの中にある1つもしくは複数の同一仮想マシンをまとめたものです。

    Windows Virtual Desktopで選択できるホストプールタイプには、1台につき1ユーザーが利用する「シングルセッション」と、1台につき複数のユーザーが利用できる「マルチセッション」があります。

    2:仮想マシンスペック

    Windows Virtual Desktopの仮想マシンスペックには、簡単なデータ入力などを想定する「Ligth」、Lightに加えてWebブラウジングを想定した「Medium」、Mediumに加えてOffice製品の使用を想定した「Heavy」、Heavyに加えて画像の編集を想定した「Power」の4つのスペックがあります。

    3:OSディスク

    Windows Virtual Desktopで選択できるOSディスクの種類には、「Standard HDD」と「Premium SSD」があります。Standard HDDの場合は容量は128GB、金額は月額約660円となっており、Premium SSDの場合は容量は128GB、金額は月額約2,540円となっています。

    4:Windows 10ライセンス

    Windows Virtual Desktopで選択できるWindows 10ライセンスには、「Windows 10 Enterprise E3」とスマートフォンからWindows Virtual Desktopに接続できる「Windows 10 E3 VDA」があります。また、Windows 10のライセンスは「なし」を選択することも可能です。

    「Windows 10 Enterprise E3」の場合は1ユーザー月額760円、「Windows 10 E3 VDA」は1ユーザー1,430円となっています。

    5:その他のオプション

    その他オプションとしては、Azureのオプションには「オンプレミス環境とのインターネット VPN 接続」「オンプレミス環境との Express Route 閉域接続」「GPUマシンの利用」、ライセンスのオプションには「Azure AD Premium P1」「Office 365 Enterprise E3」があります。

    実際の値段はシミュレートを行おう


    前述のとおり、Windows Virtual Desktopの利用料金は利用するオプションやスペックなどによって費用が異なります。そのため、事前にシミュレートを行い、あらかじめどのくらいの費用が掛かるのか把握しておきましょう。

    VDI分野の他のサービス4選


    VDIサービスはAzureのWindows Virtual Desktop以外にもさまざまなものがあります。そのため、VDIサービスの違いや特徴を知り、自社での利用にマッチしたサービスを利用するようにしましょう。

    ここでは最後に、VDI分野の他のサービス4選をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

    1:Amazon WorkSpaces

    Amazon WorkSpacesはAWSが提供しているマネージド型でセキュアなVDIサービスです。オンプレミスと同等のセキュリティ環境でWindowsやLinuxデスクトップを素早くセットアップし、利用することができます。

    利用するにはAWSの専門的な知識が必要になりますが、ニーズに合わせた細かいカスタマイズも可能です。

    2:Citrix Virtual Apps and Desktops

    Citrix Virtual Apps and DesktopsはセキュアなVDIサービスです。変化し続けるワークフォースに柔軟に対応し、コストを削減しながら従業員の働き方を改善することができます。また、仮想化に必要な機能が総合的に用意されているため、環境構築もしやすくなっています。

    3:Oracle VM VirtualBox

    Oracle VM VirtualBoxはOracle Japanが提供しているオープンソースのVDIサービスです。さまざまなOSに簡単にインストールでき、仮想環境を構築することができます。また、1台のデバイスで複数のOSを実行することが可能となっているため、コストを削減して素早いコーディングを行うことができます。

    4:VMware Horizon

    VMware Horizonは場所やデバイスを選ばずに簡単に仮想環境が構築できるVDIサービスです。デスクトップ管理やアプリケーション管理も簡単に行えるようになっているため、ユーザーの運用負荷を低減することができます。

    そのため、最適なデジタルワークスペースとして利用することができるでしょう。

    プログラマー
    VDIやDaaSはこれからも需要が増えそうですよね。Azure上に仮想デスクトップを展開して作業できれば、作業の幅も広がりそうです。
    プロジェクト
    リーダー
    そうですね。近い将来、DaaSは当たり前のように活用されている可能性もあります。今のうちから仮想化デスクトップに関しては勉強しておきましょう。

    AzureでVDI環境を構築しよう


    ぜひ本記事でご紹介したVDIやDaaSの概要、Windows Virtual Desktop(WVD)の概要や利点、Windows Virtual Desktopの利用料金を決める要素などを参考に、自社に最適なVDI環境を構築してみてはいかがでしょうか。

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