.NET Framework 3.5を徹底解説!【機能の特徴について】

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.NET Framework 3.5を徹底解説!【機能の特徴について】
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Visual Studio 2008と同時にリリースされた.NET Framework 3.5は過去の.NET Framework 2.0と3.0をベースとして新機能を追加しました。ここでは今でも活用されている、.NET Framework 3.5に関して機能や特徴を紹介していきます。

PG
Visual Studio 2008の新機能は見た目の変化や生産性の向上などを感じる、わかりやすい変化がありましたが、.NET Framework 3.5にはどんな機能が追加されているのでしょうか。
PL
Visual Studio 2008は大きな注目を集めていますが、.NET Framework 3.5も過去の.NET Framework 2.0/3.0をベースとして様々な新機能が追加されてより安全なコード実行環境が実現しました。今回はその新機能に注目していきましょう。

.NET Framework 3.5全体像(2.0や3.0との関係)

.NET Framework 3.5は今までの.NET Framework 2.0や3.0の機能を拡張するように、いままでの機能に更に新機能が追加されています。そのため.NET Framework 2.0と3.0でコンパイルされているアプリケーションは問題なく動作します。ただし、正確には.NET Framework 2.0 SP1、3.0 SP1を土台としているため、.NET Framework 3.5でも動作するというのは完全ではないことに注意が必要です。

.NET Framework 3.5で強化された機能

強化された機能は主に2つあります。
1つ目はリレーショナルデータベースやXMLに対する操作をプログラミング言語に統合するものである「LINQ」です。これによって、LINQ言語を使用してコレクション、SQLデータ、XML、データセットの様々な種類のデータを同じ構文で処理、列挙、作成するコードを作成することができます。

2つ目はWindows FormsやWCF(Windows Communication Foundation)、WPF(Windows Presentation Foundation)などの新しいワークフローを利用できるサービステクノロジを含んだ機能がVisual Studio 2008でサポートされたことです。

追加機能やLINQについて

.NET Framework 3.5で追加された機能で深い関わりをもつのがLINQです。LINQはC#で開発する上でよく使う統合言語クエリです。C#で開発しながら、C#の構文の中にクエリのようなデータベースを操作する問い合わせ構文を組み込むことができます。SQL独特のとっつきにくさを理由に避けられがちなイメージを持つ人も少なくないでしょう。

しかしLINQには次のような利点があります。まず、オブジェクト指向言語らしい構文でデータベースへの問い合わせが可能です。また問い合わせ時に、コンパイラによる文法のチェックやIntelliSenseのようなツールの補助を受けることができます。C#やVB.NET言語の中にデータベースを操作するクエリのような問い合わせ構文を埋め込むようにする言語拡張から成ります。

PG
LINQを利用することで開発している言語と同じようなプログラミング方法で異なる情報にアクセスできるようになったのですね。
PL
そうですね。C#やVB.NETなど、開発中の言語の構文と似たような構文でデータベースを操作することができるので、データバインド機能の中に簡単に組み込むことができます。

次世代のアプリケーションをサポートする.NET Framework

.NET Frameworkは次世代アプリケーションやXMLサービスの構築と実行をサポートする上で必要不可欠なWindowsコンポーネントです。オブジェクト指向言語によるプログラミングやコンパイラによる文法チェックで安全なコード実行環境の実現などのためにデザインされています。


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