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SQL Serverの延長サポートはいつまで?製品ごとのサポート期限のまとめ
SQL Serverもソフトウェア製品である以上、いずれマイクロソフト社のサポート終了のときが訪れます。サポートには「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2種類があり、延長サポートが切れると、マイクロソフトからの更新プログラムが提供されなくなります。
なお、このサポート終了期限は製品別で異なります。利用しているSQL Serverが延長サポート切れにならないよう、製品別のサポート期限をしっかりと把握しておく必要があります。
- SE
- SQL Serverは製品ごとにサポート期限が異なるのですね。
- PM
- 最低限、利用している製品の延長サポート期限を把握しておかないと、知らぬ間にサポートが終了していた……なんてことも。そうならないためにも、ここで一度サポート期限を確認しておきましょう。
目次
SQL Serverの製品別サポート期限はマイクロソフトが公表している
ここでは現在もサポートが継続されている「SQL Server 2012」、「SQL Server 2014」、「SQL Server 2016」、「SQL Server 2017」、「SQL Server 2019」の5製品と、「SQL Server Compact 4.0」を含めた、計6製品のサポート期限を紹介します。
なお、各製品無償・有償版を含めた各エディションが存在しますが、サポート期限は共通です。
SQL Serverの製品別サポート期限
製品 | 延長サポート終了日 | サポート開始日 |
---|---|---|
SQL Server 2012 | 2022年7月12日 | 2012年5月20日 |
SQL Server 2014 | 2024年7月9日 | 2014年7月12日 |
SQL Server 2016 | 2026年7月14日 | 2016年6月1日 |
SQL Server 2017 | 2027年10月12日 | 2017年9月29日 |
SQL Server 2019 | 2030年1月8日 | 2019年11月4日 |
SQL Server Compact 4.0 | 2021年7月13日 | 2011年4月13日 |
サポート開始日も記載しましたが、ご覧いただく通り、延長サポート終了までは概ね10年となっているようです。また、注意していただきたいのは、上記延長サポート終了日は最新のService Packを適用している場合のみとなります。
したがって、最新のService Pack非適用の場合は、サポート終了日が早まるためすでにサポートが終了しているかもしれません。利用している製品のバージョンだけでなく、最新のService Pack適用状況も併せて確認しておきましょう。
サポート切れの製品へのマイクロソフト対応は?
SQL Serverの延長サポートが終了すると、セキュリティ更新を含む更新プログラムが提供されなくなります。同時にマイクロソフトからの情報提供を含む、全サポートが受けられなくなるため、セキュリティの脆弱性が発見されたとしても対策を講じることが難しくなります。
脆弱性に対応したプログラムの更新ができなくなってしまうのは、保管されている貴重な情報群を危険に晒してしまうのと同じことなので、注意が必要です。
- SE
- 便利なSQL Serverも延長サポートが切れてしまうと危険性が高まるのですね。
- PM
- 脆弱性が修正されないのはセキュリティ面を考えると致命的です。SQL Serverを利用するのなら、延長サポートが終了する前に上位製品へのアップグレードを行いましょう。
SQL Serverの延長サポートがいつまでか、把握しておこう
製品別にSQL Serverの延長サポート期限を確認しました。今後も安全に利用を続けるには、延長サポート終了までに対策を講じることが必須です。
そのためにも、確認した期限日をしっかりと把握し、余裕を持った対応をしていきましょう。