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JavaScriptで環境構築するNode.jsとは?使うメリット4選を紹介

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JavaScriptで環境構築するNode.jsとは?使うメリット4選を紹介
この記事でわかること
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    システム
    エンジニア
    JavaとJavascriptは同じ言語だと思っていました。

    プロジェクト
    マネージャー
    よく間違えられますが、両者は全く別の言語です。では、詳しく見ていきましょう。

    JavaScriptで環境構築するNode.jsとは?


    Node.jsは、スケーラブルなネットワークアプリケーションを構築する上で必要となる、非同期型・イベント駆動型のJavaScript環境です。Node.jsにより、多くの接続の同時処理が可能となり、実行環境構築が楽になります。

    JavaScriptを実行する上で、Windows(WScript)、Mac(osasscript)でもデフォルトで実行環境はありますが、ここではNode.jsによる環境構築について紹介します。

    JavaScriptとは?

    JavaScriptは、主にWebサイトの通信やユーザーの入力を受け取り表示を変更するなど、動的処理に使われているプログラミング言語です。様々なWebサイトで、JavaScriptは利用されています。

    JavaScriptはWeb限定の言語だと誤解されがちですが、他にもスマホアプリの開発など、多岐にわたって利用することができます。また、よくある誤解としてJava言語と誤解されがちですが、全く別の言語です。

    1995年にJavaが目立っていたことを受け、元々の「LiveScript」から「JavaScript(=javascript)」に改名したことが由来のようです。

    この記事では、JavaScriptでできることを紹介したのち、JavaScriptをコンソールで実行する実行環境構築の方法を紹介します。

    JavaScriptプログラミング言語としての特徴


    JavaScriptの大きな特徴として、「ブラウザ上で動作する数少ないプログラミング言語」という性質が挙げられます。「ユーザー操作により内部処理が行われる」という、Webサービスにおいて非常に重要な機能を持っています。

    JavaScriptの魅力

    JavaScriptの魅力として、Web上での非同期通信処理、Web上での動的処理が可能であることが挙げられます。ここでは、JavaScriptにより、どのようにしてこれらの動作が行われるかを解説します。

    Web上での非同期通信処理

    Ajaxという通信のための仕組みを用いることで、JavaScript上で非同期通信を行うことができます。非同期通信というのは、Webサイトのレンダリング(画面を描画する処理)をしている間に裏で通信をすることです。

    通信中にレンダリングが出来ずに画面が真っ白になってしまう同期通信と比べ、ユーザーにストレスを与えません。

    この非同期通信は、Google Mapで最新の地図を受け取ったり、Amazonで検索結果をデータベースから受け取ったりするために使われます。

    Web上での動的処理

    動的処理は、近日のWebサイトで見かける、ユーザーの入力に対して表示、挙動が変化するレスポンシブデザインを実装するために必要になります。

    例えば、パスワードの入力欄で8文字以上入力したらOKと表示したり、検索結果に基づいてデータ群の中から必要なものだけを抽出して表示したり、といったことをJavaScriptで実装できます。

    JavaScriptでHTMLの構造に干渉するためには、ReactやJQueryといったライブラリや、Vue.jsといったフレームワークを用います。

    Node.jsを使うメリット4選


    Node.jsのメリットとして、パッケージマネージャが付属していること、利用人口が増えていること、簡単にWebサーバーの構築が可能になること、JavaScriptのプログラムを動かすことができることが挙げられます。ここでは、これら4つのメリットについて紹介します。

    1:パッケージマネージャが付属している

    Node.jsには、「npm」(node package manager)であったり、少し新しい「yarn」(yet another resource negotiatior)の二つのパッケージマネージャが付属しています、これらを用いて、JavaScriptで利用できるライブラリを管理でき、多くのOSで互換性を持って実行環境の構築を容易に行うことができます。

    そのため、Web開発を行う際にはNode.jsのnpmまたはyarnを用いて実行環境構築することが普遍的な方法となっています。

    2:利用人口が増えている

    Web開発者の人口はどんどん上昇しており、比例してNode.jsを利用する人の人口も増えています。国内外問わずそうなっているため、Node.js自体が日本製でないにもかかわらず、Node.jsで用いることができる様々なライブラリには日本語に翻訳された公式ドキュメントがついていますし、いくらでも日本語の解説記事を見つけることができます。

    つまり、人口が増えていることにより情報収集や新機能の開拓が非常に楽になっている、というメリットがあります。

    3:簡単にWebサーバーの構築ができる

    Node.jsは、軽量なWebサーバーの構築が可能という特徴を持っています。

    Node.jsは非常に軽量な設計なので、複数人が利用しても、動作は重くなりにくいです。そのため、チャットといったサーバーであれば、Node.jsにより簡単に構築が可能となります。

    4:JavaScriptのプログラムを動かすことができる

    Node.jsにより、JavaScriptでサーバーサイドプログラムを記述し、プログラムを動作させることができます。

    一つの言語でコードベースの構築が可能となるのは、非常に大きなメリットであると言われています。

    JavaScriptをサーバーサイドでも使える実行環境構築方法3選


    JavaScriptをサーバーサイドで使用可能にするには、Node.jsのダウンロード・インストール、実際の実行という3つの手順を踏む必要があります。ここでは、これらの手順について解説します。

    1:Node.jsをダウンロードする

    先ほど示した、Node.jsをWindows上にインストールします。まず、インストーラーをダウンロードするために、以下のサイトにアクセスしてください。

    https://nodejs.org/ja/

    「xx.xx.xx LTS 推奨版」(xには何らかの数字が入っています)と書かれているボタンをクリックし、ダウンロードします。.msiファイルがダウンロードされますので、クリックして実行します。

    2:Node.jsをインストールする

    実行したら「Welcome to Node.js Setup Wizard」といった表示が出てきますので、「Next」を押します。次にEnd-User License を確認してチェックを入れたら「Next」を押します。インストール場所は、問題が発生した時それが複雑になる場合があるため、何か変える必要がある場合以外は変えない方がいいでしょう。

    「Custom Setup」は何も変えずに「Next」を押して大丈夫です。次の「Tools for Native Modules」はネイティブ拡張の開発に必要なツール類をインストールするかを選択しますが、通常は不要です。チェックしないまま「Next」を押します。最後に「Install」を押して、しばらく待ちましょう。

    「Completed the Node.js Setup Wizard」と出てきたらインストール、実行環境は完成です。

    3:実際に実行してみる

    任意のディレクトリに「test.js」というファイルを作って、実際に実行してみましょう。まずそのディレクトリまで移動する必要があるため、Windows + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」というウインドウが出てきたら、

    と入力してEnterを押します。

    黒背景に白い文字が書いてある「コマンドプロンプト」と呼ばれるウインドウが出てきますので、とりあえずファイルを作ってみましょう。

    と入力してEnterを押します。

    「ファイル「test.js」が見つかりません。新しく作成しますか?」と出たら「はい」を押します。メモ帳の画面が開きますので、

    と入力して、ウインドウ左上の「ファイル」から「保存」を選びます。

    そうしたらコマンドプロンプトに戻り、

    と入力してEnterを押します。

    と出力されたら成功です。今回使ったconcole.logという関数は実はNode.jsによって定義されたもので、通常のJavascriptはこういった風にコンソールに出力を行うことが出来ません。

    ですがNode.jsを使ってnodeコマンドを用いることで、Node.jsで定義された出力関数を用い、JavaScriptの簡単な練習や実行が可能になります。これで、実行環境構築から簡単なプログラムの実行までが完了しました。

    Node.jsの動作確認をする方法


    インストール後は、Node.jsの簡単な動作確認を行います。

    コンソールのnodeコマンドにより、REPLが起動します。これにより、対話的にJavaScriptコードを記述し、その都度、結果の確認が可能です。

    次に、変数を定義します。変数の入力により、そのままの評価を行えます。

    さらに、console.logにより、変数を出力します。console.logコマンドは何も返さないので、undefinedという結果が出力されます。

    最後に、[Ctrl]+[c]キーで、REPLを終了させることができます。

    システム
    エンジニア
    Node.jsを使った実行環境でWebプログラミングはいかがでしたか。

    プロジェクト
    マネージャー
    はい。私たちがストレス無しにWebを利用できるのもJavaScriptのおかげです。

    Node.jsを使った実行環境でWebプログラミングを開発しよう!


    今回は、JavaScriptを用いてできることや、Node.jsの紹介、そしてJavaScriptをコンソール(=コマンドプロンプト)上で実行する実行環境構築の方法の紹介をしました。Node.jsを使った実行環境が出来てしまえばあとはどんどん情報を得て、JavaScriptで色々なWebサイトを作っていけます。今回紹介したことを基礎にして、Webプログラミングを極めていきましょう!

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