PythonでのKeyErrorの対処方法とは?KeyErrorが発生するケース

- システム
エンジニア - PythonのKeyErrorについて教えてください。
- プロジェクト
マネージャー - 分かりました。どのような場合にKeyErrorが発生するか、KeyErrorの回避方法、自分でKeyErrorを発生させる方法などを紹介しましょう。
PythonでのKeyErrorの対処方法とは?
今回は、PythonでのKeyErrorについて説明します。どのような場合にKeyErrorが発生するか、KeyErrorの回避方法、自分でKeyErrorを発生させる方法などを紹介します。
PythonでのKeyErrorに興味のある方はぜひご覧ください。
KeyErrorが発生するケース
PythonでKeyErrorの例外が発生するケースを紹介します。存在しないキーにアクセスしようとすると、KeyErrorが発生します。実際のソースコードを見てみましょう。
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mydict = {"red": "あか", "green": "みどり", "blue": "あお"} print(mydict["white"]) |
実行結果は以下のようになります。
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Traceback (most recent call last): File "Main.py", line 3, in <module> print(mydict["white"]) KeyError: 'white' |
KeyErrorが発生していることが分かります。
pop関数でも同様です。
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mydict.pop("white") |
実行結果は以下のようになります。
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Traceback (most recent call last): File "Main.py", line 3, in <module> mydict.pop("white") KeyError: 'white' |
delでも同様にKeyErrorが発生します。
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del mydict["white"] |
実行結果は以下のようになります。
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Traceback (most recent call last): File "Main.py", line 3, in <module> del mydict["white"] KeyError: 'white' |
例外処理
PythonでKeyError回避する方法として、例外処理があります。実際のソースコードを見てみましょう。
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mydict = {"red": "あか", "green": "みどり", "blue": "あお"} try: # KeyErrorの発生する可能性がある処理 mydict.pop("white") except KeyError: # KeyErrorが発生した場合の処理 print('No such key') |
実行結果は以下のようになります。
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No such key |
キーの存在確認後にアクセス
PythonでKeyError回避する方法として、キーの存在確認後にアクセスする方法があります。「in」、「not in」でキーの存在確認ができます。実際のソースコードを見てみましょう。
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mydict = {"red": "あか", "green": "みどり", "blue": "あお"} # inでkeyに含まれているか確認 if 'red' in mydict: print(mydict['red']) else: print("mydict does not have 'red' key") if 'white' in mydict: print(mydict['white']) else: print("mydict does not have 'white' key") # not inでkeyに含まれていないか確認 if 'green' not in mydict: print("mydict does not have 'green' key") else: print(mydict['green']) if 'black' not in mydict: print("mydict does not have 'black' key") else: print(mydict['black']) |
実行結果は以下のようになります。
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あか mydict does not have 'white' key みどり mydict does not have 'black' key |
get関数を使用する
PythonでKeyError回避する方法として、get関数を使用する方法があります。実際のソースコードを見てみましょう。
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mydict = {"red": "あか", "green": "みどり", "blue": "あお"} # 存在する場合はvakueが取得される print(mydict.get('red')) # あか # 存在しない場合は、「None」になる print(mydict.get('white')) # None # 存在しない場合は、第2引数の値になる print(mydict.get('black', 'default value')) # default value # もとの辞書は変更されない print(mydict) # {'red': 'あか', 'green': 'みどり', 'blue': 'あお'} |
実行結果は以下のようになります。
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あか None default value {'red': 'あか', 'green': 'みどり', 'blue': 'あお'} |
キーが存在しなければ要素追加
Pythonでは、キーが存在しなければ要素を追加することができます。setdefault関数を使用します。実際のソースコードを見てみましょう。
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mydict = {"red": "あか", "green": "みどり", "blue": "あお"} keys = ["red", "green", "blue", "white", "black"] for key in keys: # keyが存在しない場合のみ追加 mydict.setdefault(key, "value") print(mydict) # {'red': 'あか', 'green': 'みどり', 'blue': 'あお', 'white': 'value', 'black': 'value'} |
実行結果は以下のようになります。
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{'red': 'あか', 'green': 'みどり', 'blue': 'あお', 'white': 'value', 'black': 'value'} |
存在確認が不要なので、処理がシンプルです。
KeyErrorを無視
PythonでKeyErrorの例外を無視する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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mydict = {"red": "あか", "green": "みどり", "blue": "あお"} keys = ["red", "green", "blue", "white", "black"] for key in keys: try: print(mydict[key]) except KeyError: # KeyErrorを無視する continue |
実行結果は以下のようになります。
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あか みどり あお |
発生したKeyErrorを無視して、ループを継続しています。
自分でKeyErrorを発生させる
Pythonでは自分でKeyErrorの例外発生させることができます。raiseを使用します。実際のソースコードを見てみましょう。
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mydict = {} def add_mydict(key): if key == '' or not key.isalpha(): # KeyErrorの例外を発生させる raise KeyError('non-isalpha character in key:' + key) else: # 辞書に要素の追加 mydict[key] = 'value' keys = ["red", "green", "blue", "1", ""] for key in keys: try: add_mydict(key) except KeyError as e: # KeyErrorの例外を表示 print(e) print(mydict) # {'red': 'value', 'green': 'value', 'blue': 'value'} |
実行結果は以下のようになります。
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'non-isalpha character in key:1' 'non-isalpha character in key:' {'red': 'value', 'green': 'value', 'blue': 'value'} |
- システム
エンジニア - よく分かりました。いざというときに試してみます。
- プロジェクト
マネージャー - ご自身でソースコードを書いてみるといいです。そうすると、理解が深まります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。PythonでのKeyErrorについて説明しました。どのような場合にKeyErrorが発生するか、KeyErrorの回避方法、自分でKeyErrorを発生させる方法などを紹介しました。
ぜひご自身でソースコードを書いて、理解を深めてください。
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