C#でのSequenceEqualの使い方とは？配列の比較とオブジェクトの比較
- システム
エンジニア - C#でSequenceEqualを使うと何ができるのですか。
- プロジェクト
マネージャー - 配列やオブジェクト同士が一致しているか否かを判定できます。
C#でのSequenceEqualの使い方とは？
今回は、C#でのSequenceEqualの使い方について説明します。SequenceEqualを使うと、配列やオブジェクト同士が一致しているか否かを判定できます。オブジェクトの場合は、参照先のアドレス一致を判定するため、値の一致を確認するには工夫が必要です。
C#でのSequenceEqualの使い方に興味のある方はぜひご覧ください。
配列の比較
C#で配列を比較する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Linq;
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
public class Hello{
public static void Main(){
// 配列初期化
int[] arr1 = new int[]{ 1, 2, 3, 4, 5 };
int[] arr2 = new int[]{ 1, 2, 3, 4, 5 };
int[] arr3 = new int[]{ 1, 2, 4, 3, 5 };
// 配列表示
Console.WriteLine(“arr1: {0}”, string.Join(“,”, arr1));
Console.WriteLine(“arr2: {0}”, string.Join(“,”, arr2));
Console.WriteLine(“arr3: {0}”, string.Join(“,”, arr3));
// 結果表示
Console.WriteLine(“arr1.SequenceEqual(arr2): “ + arr1.SequenceEqual(arr2));
Console.WriteLine(“arr2.SequenceEqual(arr3): “ + arr2.SequenceEqual(arr3));
Console.WriteLine(“arr3.SequenceEqual(arr1): “ + arr3.SequenceEqual(arr1));
}
}
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実行結果は以下のようになります。
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arr1: 1,2,3,4,5
arr2: 1,2,3,4,5
arr3: 1,2,4,3,5
arr1.SequenceEqual(arr2): True
arr2.SequenceEqual(arr3): False
arr3.SequenceEqual(arr1): False
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このようにC#では、SequenceEqualで配列を比較できます。Listも同じように比較できます。
配列の比較（順不同）
C#で配列の順序を無視して比較する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Linq;
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
public class Hello{
public static void Main(){
// 配列初期化
int[] arr1 = new int[]{ 1, 2, 3, 4, 5 };
int[] arr2 = new int[]{ 1, 2, 3, 4, 5 };
int[] arr3 = new int[]{ 1, 2, 4, 3, 5 };
// 配列のソート
Array.Sort(arr1);
Array.Sort(arr2);
Array.Sort(arr3);
// 配列表示
Console.WriteLine(“arr1: {0}”, string.Join(“,”, arr1));
Console.WriteLine(“arr2: {0}”, string.Join(“,”, arr2));
Console.WriteLine(“arr3: {0}”, string.Join(“,”, arr3));
// 結果表示
Console.WriteLine(“arr1.SequenceEqual(arr2): “ + arr1.SequenceEqual(arr2));
Console.WriteLine(“arr2.SequenceEqual(arr3): “ + arr2.SequenceEqual(arr3));
Console.WriteLine(“arr3.SequenceEqual(arr1): “ + arr3.SequenceEqual(arr1));
}
}
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実行結果は以下のようになります。ソートすることで、順番を揃えたうえで比較できます。
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arr1: 1,2,3,4,5
arr2: 1,2,3,4,5
arr3: 1,2,3,4,5
arr1.SequenceEqual(arr2): True
arr2.SequenceEqual(arr3): True
arr3.SequenceEqual(arr1): True
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オブジェクトの比較
C#でオブジェクトを比較する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Linq;
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
class Human {
public string Name { get; set; }
public int Age { get; set; }
}
public class Hello{
public static void Main(){
// オブジェクト生成
Human human1 = new Human { Name = “taro”, Age = 22 };
Human human2 = new Human { Name = “jiro”, Age = 28 };
// List生成
List<Human> human_list1 = new List<Human> { human1, human2 };
List<Human> human_list2 = new List<Human> { human1, human2 };
List<Human> human_list3 = new List<Human> {
new Human { Name = “taro”, Age = 22 },
new Human { Name = “jiro”, Age = 28 }
};
// 結果表示
Console.WriteLine(“human_list1.SequenceEqual(human_list2): “ + human_list1.SequenceEqual(human_list2));
Console.WriteLine(“human_list2.SequenceEqual(human_list3): “ + human_list2.SequenceEqual(human_list3));
Console.WriteLine(“human_list3.SequenceEqual(human_list1): “ + human_list3.SequenceEqual(human_list1));
}
}
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実行結果は以下のようになります。配列とは異なり、参照先のオブジェクトが一致でなければTrueになりません。
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human_list1.SequenceEqual(human_list2): True
human_list2.SequenceEqual(human_list3): False
human_list3.SequenceEqual(human_list1): False
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オブジェクトの値比較
C#でオブジェクトの値まで比較する方法を紹介します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System;
using System.Linq;
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
class Human {
public string Name { get; set; }
public int Age { get; set; }
}
class HumanComparer : IEqualityComparer<Human> {
public bool Equals( Human first, Human second ) {
return( first.Name == second.Name && first.Age == second.Age );
}
public int GetHashCode( Human human ) {
return 0;
}
}
public class Hello{
public static void Main(){
// オブジェクト生成
Human human1 = new Human { Name = “taro”, Age = 22 };
Human human2 = new Human { Name = “jiro”, Age = 28 };
// List生成
List<Human> human_list1 = new List<Human> { human1, human2 };
List<Human> human_list2 = new List<Human> { human1, human2 };
List<Human> human_list3 = new List<Human> {
new Human { Name = “taro”, Age = 22 },
new Human { Name = “jiro”, Age = 28 }
};
// 結果表示
HumanComparer comparer = new HumanComparer();
Console.WriteLine(“human_list1.SequenceEqual(human_list2): “ + human_list1.SequenceEqual(human_list2, comparer));
Console.WriteLine(“human_list2.SequenceEqual(human_list3): “ + human_list2.SequenceEqual(human_list3, comparer));
Console.WriteLine(“human_list3.SequenceEqual(human_list1): “ + human_list3.SequenceEqual(human_list1, comparer));
}
}
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実行結果は以下のようになります。オブジェクトの値が一致すればTrueになります。
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human_list1.SequenceEqual(human_list2): True
human_list2.SequenceEqual(human_list3): True
human_list3.SequenceEqual(human_list1): True
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C#では、IEqualityComparerを継承したHumanComparerクラスを作成し、SequenceEqualの第二引数に指定することで、値の一致を判定できます。
- システム
エンジニア - C#でSequenceEqualを使うと、配列やオブジェクト同士が一致しているか否かを判定できるのですね。
- プロジェクト
マネージャー - その通りです。オブジェクトの場合は参照先のアドレスが一致しているか否かを判定するため、値の一致を確認するには工夫が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。C#でのSequenceEqualの使い方について説明しました。SequenceEqualを使うと、配列やオブジェクト同士が一致しているか否かを判定できます。オブジェクトの場合は、参照先のアドレス一致を判定するため、値の一致を確認するには工夫が必要です。
ぜひご自身でC#のソースコードを書いて、理解を深めてください。
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