C#でのファイル読み込み方法とは?基本的な使い方・CSVファイルの読み込み方法

- システム
エンジニア - C#のStreamReaderクラスは何ができるのですか。
- プロジェクト
マネージャー - StreamReaderクラスを利用すればファイル読み込みできます。基本的な使い方、usingステートメントの使い方、1行ずつの読み込み、ファイルの存在チェック、CSVファイルの読み込み方法についてご紹介しましょう。
C#でのファイル読み込み方法とは?
今回は、C#でのファイル読み込み方法について説明します。ファイル読み込み方法、usingステートメントの使い方、1行ずつの読み込み、存在チェック、CSVファイルの読み込み方法について紹介します。
C#でのファイル読み込み方法に興味のある方はぜひご覧ください。
ファイル読み込み
C#でのファイル読み込み方法を紹介します。StreamReaderクラスを使用します。
sample.txtは以下の内容とします。
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aaa bbb ccc ddd eee |
それでは実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; using System.IO; using System.Text; public class Hello{ public static void Main(){ // ファイルを開く StreamReader sr = new StreamReader("sample.txt"); // ファイルの内容を1つの文字列に読み込み string contents = sr.ReadToEnd(); // ファイルを閉じる sr.Close(); // ファイルの内容を出力 Console.WriteLine(contents); } } |
実行結果は以下のようになります。ファイル読み込みが正常に行えていることが分かります。
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aaa bbb ccc ddd eee |
このようにC#では、StreamReaderクラスを利用してファイル読み込みができます。
usingステートメント
C#のusingステートメントを使うと、明示的にクローズする必要がなくなり、便利です。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; using System.IO; using System.Text; public class Hello{ public static void Main(){ string contents = ""; // ファイルを開く using (StreamReader sr = new StreamReader("sample.txt")) { // ファイルの内容を1つの文字列に読み込み contents = sr.ReadToEnd(); } // ファイルの内容を出力 Console.WriteLine(contents); } } |
実行結果は以下のようになります。usingステートメントを抜けると、自動的にクローズされます。
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aaa bbb ccc ddd eee |
1行ずつの読み込み
C#での1行ずつの読み込み方法を紹介します。ReadLine関数を使用します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; using System.IO; using System.Text; using System.Collections.Generic; public class Hello{ public static void Main(){ // 初期化 int line_cnt = 0; string line; List<string> mylist = new List<string>(); // ファイルを開く using (StreamReader sr = new StreamReader("sample.txt")) { // ファイルの内容を1行ずつ読み込み while((line = sr.ReadLine()) != null) { line_cnt++; Console.WriteLine("{0}行目:{1}", line_cnt, line); // Listに追加 mylist.Add(line); } } // Listを1行で表示 Console.WriteLine("mylist: {0}", string.Join(",", mylist)); // mylist: aaa,bbb,ccc,ddd,eee } } |
実行結果は以下のようになります。
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1行目:aaa 2行目:bbb 3行目:ccc 4行目:ddd 5行目:eee mylist: aaa,bbb,ccc,ddd,eee |
このようにC#では、ReadLine関数を使えば1行ずつ読み込めます。
存在チェック
ファイル読み込みの前には、ファイルの存在チェックをしましょう。File.Exists関数を使用します。実際のソースコードを見てみましょう。
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using System; using System.IO; using System.Text; public class Hello{ static void ReadFileFunc(String filePath){ string contents = ""; // ファイルが存在する場合、ファイルを開く if (File.Exists(filePath)) { Console.WriteLine("{0} is exist.", filePath); using (StreamReader sr = new StreamReader(filePath)) { // ファイルの内容を1つの文字列に読み込み contents = sr.ReadToEnd(); } // ファイルの内容を出力 Console.WriteLine(contents); } else { // ファイルが存在しない場合の処理 Console.WriteLine("{0} is not exist.", filePath); } } public static void Main(){ ReadFileFunc("sample.txt"); // 存在するファイル ReadFileFunc("sample2.txt"); // 存在しないファイル } } |
実行結果は以下のようになります。
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sample.txt is exist. aaa bbb ccc ddd eee sample2.txt is not exist. |
CSVファイルの読み込み
C#でのCSVファイルの読み込み方法を紹介します。
sample.csvは以下の内容とします。
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taro,20 jiro,30 saburo,40 ichiro,25 goro,35 |
それでは実際のソースコードを見てみましょう。CSVファイルの1行をカンマで分割してクラスオブジェクトに格納します。
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using System; using System.IO; using System.Text; using System.Collections.Generic; class Human { public string Name { get; set; } public int Age { get; set; } } public class Hello{ public static void Main(){ // 初期化 string line; List<Human> mylist = new List<Human>(); // ファイルを開く using (StreamReader sr = new StreamReader("sample.csv")) { // ファイルの内容を1行づ読み込み while((line = sr.ReadLine()) != null) { // カンマで分割 var values = line.Split(','); if (values.Length != 2){ throw new Exception("CSV format error"); } try { // オブジェクト作成 string name = values[0]; int age = int.Parse(values[1]); mylist.Add(new Human { Name = name, Age = age }); } catch (Exception) { throw new Exception("CSV format error"); } } } // 結果表示 foreach (var item in mylist){ Console.WriteLine("name:{0}, age:{1}", item.Name, item.Age); } } } |
実行結果は以下のようになります。
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name:taro, age:20 name:jiro, age:30 name:saburo, age:40 name:ichiro, age:25 name:goro, age:35 |
- システム
エンジニア - C#のStreamReaderクラスを使ったファイルの読み込み方法などよく分かりました。
- プロジェクト
マネージャー - 今回ご紹介した方法を参考にご自身でもソースコードを書いてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。C#でのファイル読み込み方法について説明しました。ここでは、ファイル読み込み方法、usingステートメントの使い方、1行ずつの読み込み、存在チェック、CSVファイルの読み込み方法について紹介しました。
ぜひご自身でC#のソースコードを書いて、理解を深めてください。
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