Visual Studioの使い方解説その1【プロジェクトの作成】

アプリケーション開発に携わったことがない方が、いざVisual Studioで開発しようと思っても、やり方が分からないことが多々あるかと思います。ここでは、Visual Studioの基本中の基本である「プロジェクトの作成」をまず行っていきますので、Visual Studioでの開発経験がない方はぜひ参考にしてください。
- PG
- C#を勉強したいと思います。C#開発といえばVisual Studioだと思うのですが、まずどうやって開発できる環境を構築すれば良いのでしょうか?
- PM
- まずはプロジェクトを作成する必要がありますね。それにあたって考えることは、Window Formsで開発するのか、はたまたWebアプリを開発するためにASP.NETを利用するのかなどフレームワークも同時に決めていく必要があります。
プロジェクトとソリューションについて
まず、ひとつのプログラムを作成するには、ひとつのプロジェクトが必ず必要です。
プロジェクトとは、プログラムの生成に必要なファイルをまとめたものです。ここでは、C#でコーディングしたファイルをまとめて管理するための入れ物(フォルダ)のような認識を持っていただけたらと思います。
そして、このプロジェクトはひとつだけとは限りません。大規模システム開発になってくると複数のプロジェクトが存在して成り立ってきます。これらの複数あるプロジェクトがバラバラに存在していると管理しづらいことが容易に想像できるかと思います。
これらの複数あるプロジェクトをまとめて管理するための入れ物(フォルダ)がソリューションとなってきます。実際の開発現場では、ひとつのソリューションでアプリケーション全体を管理するのが一般的です。ですので「ソリューション = アプリケーション」だといえます。
プロジェクトの作成方法
ここではVisual Studio Community 2017を利用して進めていきます。使用するバージョンによってはスクリーンショットの内容が若干異なる場合がありますので、ご注意ください。
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- Visual Studioをインストール後、左上にある「ファイル」タブを押下します。「新規作成」→「プロジェクト」を順に押下していきましょう。
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- 作成するプロジェクトのフレームワークを決めます。今回はC#で開発するWindows Formsを指定します。OKボタンを押下すると、プロジェクトが作成されています。
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- プロジェクトが作成されました。ソリューションエクスプローラーが表示されていますので、プロジェクトとソリューションをそれぞれ確認できます。
- PG
- プロジェクトとソリューションの違いがわかりました!早速プロジェクトを作成して、C#でコーディングしていきます。
- PM
- プロジェクトとソリューションの違いを理解することは、Visual Studioで開発するならば必須だと思います。これで次に新人が入社してきた時には、違いを説明できますね。
プロジェクトとソリューションの違いは明確にしておきましょう
Visual Studioで開発するためには、今回説明したプロジェクトとソリューションの違いは明確にしておく必要があります。実際の開発現場では当たり前のようにこれらが管理されていますので、開発現場に入る前までには、概念だけでも理解しておくことをおすすめします。開発に携わればすぐに違いは理解できると思います。