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ASP.NETの帳票出力を使えば印刷機能を実現できる
プログラムコードの開発現場においては、Web画面上に出力されている帳票を紙として印刷したい場合がしばしばあります。ブラウザの印刷機能などが利用できないときには、プログラムコードの中で印刷する機能を実装する必要があるでしょう。
- SE
- Webアプリケーションで印刷機能を付けたいんですが、どんな方法がありますか?
- PL
- ASP.NETにはReportViewerという便利な印刷機能がありますよ。使い方をさっそく見ていきましょう。
目次
帳票出力の必要性
Web画面上に表示されているデータやデータベースなどに格納されているデータを、決まったフォーマットで出力して紙ベースで利用したいといったケースが度々あります。
具体的には、会議やレビューにおいて必要なデータを出力したい場合や、Webアプリケーションの利用者が特定のデータの一覧表を帳票として出力したい場合などが挙げられます。よって、印刷機能は閲覧可能なデータを扱うアプリケーションにおいては必須といえるでしょう。
ASP.NETでは、ReportViewerという基本的な帳票出力を行うことができる印刷機能が備わっており、ユーザーが設定しなければならない面倒な帳票の設定を簡略化することができます。
ReportViewerを使った印刷機能
帳票出力を行うWebアプリケーションを作成するために、ASP.NETを利用するメリットはReportViewerを使って印刷機能を実装しやすいことにあります。
ReportViewerにはPDFやExcel、Wordファイルといった、よく使われるファイルフォーマットへの出力機能が可能です。この機能では、サーバーに対するGetリクエストを送信して用意されている30以上のテンプレートに合わせた帳票を作成することができます。
そのため、帳票出力機能に対するコードの記述が必要なくなり、開発の手間が大きく軽減されるでしょう。
- SE
- ReportViewerを使うと印刷機能が簡単に実装できるんですね!
- PL
- 帳票を作成するコードを作る必要がないだけでも全然違いますからね。テンプレートも数多く用意されてるので、たいていの帳票は手間いらずになるでしょう。
ReportViewerを使うと印刷機能が簡単に実装できる
ReportViewerはASP.NETだけでなく、Visual Studioで使用できるすべての言語で利用可能な機能です。柔軟な対応力を有しており、印刷機能を実装する上で利用しない手はないでしょう。特にWebアプリケーション開発ではASP.NETを使うことで、この機能を利用することができます。面倒な帳票フォーマットのデザイン作成や、印刷するためのコーディングを減らしたい場合におすすめです。