これからのITエンジニアに必要なスキルの指針ITSSプラスとは何か

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ITエンジニアには様々なスキルが要求されますが、新しい時代に対応するためのスキルにはどのようなものがあるのか把握できていないという方も多いのではないでしょうか。
今回は未来のスキルの指針として、「ITSSプラス」というものの概要を紹介します。

ITSSプラスとは?

ITSSプラスは、第4次産業革命に向けて求められる新たな領域ついての「学び直し」の指針です。
ITが進歩・変容した結果IT投資の在り方に変化が求められており、それに伴ってIT人材のスキルにも強化と変革が求められることを背景として、ITSSは策定されました。
伝統的なIT投資を主に担ってきた人材にとって、新たなIT投資に対応するためのスキルの強化や変革を学び直すことは大切です。ITSSプラスが指針とする「学び直し」を通じることで、安定性や信頼性を確保しながらスピードや柔軟性を追求し、実現できる人材となることが期待されています。
また、ITSSプラスは上記の目標に加えて、従来のスキル標準である「ITSS」が対象としていた情報サービスの提供やユーザー企業の情報システム部門に従事する者のスキルアップにも活用されることも想定されています。
なおITSSプラスでは、その人材が持つ経験や実績、成果、実際の活動の価値を「共通レベル定義」というものに照らし合わせてレベルを総合的に判断するものとしています。
従来のITスキル標準に統合するものではなく、あくまで学び直しとして作られたのがITSSプラスなため、人材の評価や人材調達面での活用は想定されていません。

対象となる4つの領域

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ITSSプラスでは以下4つの領域を対象と定めています。

IoTソリューション領域

「IoT(Internet of Things)」に関するシステム等の開発における領域です。
IoTは新たなビジネスが生まれる可能性を秘めており、システム開発における新たな常識や前提となっていくと考えられています。
この領域に対してスキル強化や変革を図る人材を対象に「学び直し」の指針が公表されています。

アジャイル領域

新しい機能を短期間で継続的にリリースしていくソフトウェア開発のアプローチを「アジャイル開発」と呼びます。
このアプローチは第4次産業革命を実現するために必要とされていますが、アジャイル開発に関する理解は十分に進んでいないとされています。
この領域におけるスキル変革のための指針も策定されて公開されています。

データサイエンス領域

この領域に関しては、企業等の業務において大量データを分析し、その分析結果を活用するためのタスクと習得しておくべきスキルがまとめられたものが公開されています。
スキルは「ビジネス」「データサイエンス」「データエンジニアリング」のカテゴリに分かれており、それぞれレベルが設定されています。
開発フェーズに応じたタスクについても言及があるため、ぜひ目を通しておきましょう。

セキュリティ領域

この分野では企業等でのセキュリティ対策の本格化を踏まえ、セキュリティ業務を13の専門分野に具体的に分けたうえで、それぞれに必要とされるスキルが提示されています。
また、専門分野に必要なタスクについても具体例が列挙されています。
セキュリティ分野には新しく創設された国家資格『情報処理安全確保支援士』が想定する業務が包含されているため、資格保有者はITSSプラスを用いて自己の専門分野を実務の場で具体的に明示することができるという利点があります。

「学び直し」のためにITSSプラスの内容を把握しよう

ITSSプラスはエンジニアの「学び直し」のための指針であり、今後の業務に必要とされることが記載されています。
以下のサイトから閲覧することができるので、熟読して内容を把握しておきましょう。

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