TypeScriptとは?JavaScriptとの違いも解説

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TypeScriptとは


TypeScriptとはJavaScriptの機能を拡張し、開発されたオープンソースのプログラミング言語です。2014年にMicrosoft社が開発した言語で、TypeScriptでコーディングを行ってコンパイルすることで、JavaScriptのコードに変換することができます。

TypeScriptは大規模開発にも活用できるため、Googleにも採用されています。

AltJSとは

AltJS(Alternative JavaScript)とはJavaScriptの代わりとなる言語の総称です。AltJSと言われる言語では、記述したコードをJavaScriptのコードに変換することができます。

本記事で紹介しているTypeScriptは代表的なAltJSとなっており、TypeScriptの他にもCoffeeScriptやOpalなどがあります。

TypeScriptの特徴8つ


代表的なAltJSとされているTypeScriptには具体的にどのような特徴があるのでしょうか。ここではTypeScriptの特徴8つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:静的型付け言語

TypeScriptとは静的型付け言語という特徴があります。JavaScriptの場合は実行時にデータ型が決まる動的型付け言語となっているため、エラーが含まれていても実行してみるまでわからないというデメリットがあります。

一方、TypeScriptの場合はデータ型をあらかじめ決めることができるため、コンパイル時点でエラーの判別が可能です。

2:javaScriptのスーパーセット

TypeScriptはJavaScriptのスーパーセット(上位互換)です。シンプルな言語であるJavaScriptにクラスやモジュールなどを追加することで、より大規模なアプリケーション開発にも採用できるようになっています。

また、TypeScriptではJavaScriptのコードを変更することなくTypeScriptを利用することができます。

3:クラスを作ることができる

TypeScriptとはクラスを作ることができる言語です。前述のとおり、TypeScriptはJavaScriptにクラスなどの概念が付与されており、JavaScriptよりも多くの機能が利用できるようになっています。

そのため、TypeScriptではJavaScriptではできないクラスの作成も可能となっており、クラスを作成することによってJavaScriptよりも簡潔で読みやすいコードを記述できます。

4:インターフェースを作ることができる

TypeScriptとはインターフェースを作ることができる言語です。TypeScriptはJavaScriptのスーパーセットとなっており、大規模開発のために必要な機能が搭載されています。

そのため、TypeScriptではJavaScriptではできないインターフェースの作成も可能となっています。

5:エディタの入力補完が効く

TypeScriptとはエディタの入力補完機能が利用できる言語です。コードの入力補完はエディタの役立つ機能の1つですが、「Visual Studio Code」のようなTypeScriptの入力支援機能をサポートしているエディタであれば、型定義から入力候補の表示が可能です。

そのため、TypeScriptであればエディタの入力補完を利用することで、より効率的なコーディングが可能となります。

6:外部ライブラリでも型を利用できる

TypeScriptとは、型定義ファイルがあれば外部ライブラリでも方が利用できる言語です。

Webアプリケーション開発などを行う場合はライブラリを利用するケースが多いですが、JavaScriptでライブラリを利用する場合、仕様書を見なければ用意されている関数や引数、戻り値などがわかりません。

しかしTypeScriptの場合はTypeScript用の型定義ファイルが同梱されているライブラリであれば、ライブラリの詳細情報がわかるようになっており、型を利用することが可能です。

7:ジェネリックを使える

TypeScriptとは、ジェネリックが利用できる言語です。ジェネリックとは関数やクラスなどの定義の際に利用するもので、使用する型を抽象化することで外部からでも型を指定できるようにするものです。

ジェネリックを利用すれば、使用する配列の型を抽象化しておき、実際にクラスを作成する際に型を決定することも可能になります。C#やJavaなどでも利用できる機能です。

8:nullやunidfinedに対して安全にできる

TypeScriptとは、nullやunidfinedに対して安全にできる言語です。JavaScriptでコードを書く場合、undefinedが容易に入り込むことで実行時エラーが発生するケースは非常に多いです。

しかし、TypeScriptの場合はnullに対して安全にできる言語となっているため、コンパイラオプションの「strictNullChecks」をONにすることで可能性の変数チェックができるようになり、nullやunidfinedをsafeにできるようになっています。

JSのフレームワークとは


JavaScriptにはさまざまなフレームワークがあります。また、JavaScriptのフレームワークの中にはTypeScriptでの利用を推奨しているフレームワークもあります。

ここではJSのフレームワークについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

AngularJS

AngularJSとは、JavaScriptのフレームワークの中でも非常に有名なフレームワークです。Googleが開発したフレームワークで、さまざまなWebアプリケーションがAngularJSによって開発されています。

また、AngularJSは多くの企業が搭載したMVWフレームワークと定義されており、商用利用も可能となっています。

TypeScriptが推奨されている

AngularJSを改善したAngularでは、JavaScriptではなくTypeScriptを推奨環境としています。AngularにはAngularJSから引き継いだ機能なども多いですが、基本的な別のフレームワークとされています。

また、前述のとおりAngularJSとは異なりTypeScriptを推奨しており、フロントエンドの開発に必要な機能を揃えたフルスタックフレームワークとなっています。

その他のフレームワーク

先にご紹介したAngularJS以外にも、JavaScriptには多くの便利なフレームワークがあります。次にご紹介するフレームワークは、TypeScriptではなくJavaScriptの向けのフレームワークになります。

ここではその他のフレームワークとして「Vue.js」と「React」を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Vue.js

Vue.jsとはシンプルで自由度の高い開発が可能なフレームワークです。2013年に開発が始まったフレームワークで、日本語のドキュメントも豊富に用意されていることから、学習効率の良さが特徴です。

そのため、日本のシステム開発を行っている企業では、Vue.jsを採用しているケースも多いです。特に画面推移の少ないWebアプリケーション開発に利用されることが多いです。

React

ReactとはFacebookのエンジニアが開発した信頼性の高いフレームワークです。AngularJSと同様に人気のあるフレームワークで、FacebookやYahooなどの有名なサービスにも利用されています。

Reactは動きのあるWebアプリケーション開発などに適しており、非常に保守性が高いコーディングが実現できる点が特徴です。

TypeScriptの勉強法4つ


ここまでご紹介したとおり、TypeScriptはJavaScriptの機能を拡張してより便利に利用できるように開発されたプログラミング言語です。そのため、将来的にTypeScriptを利用したいと考えている方も多でしょう。

TypeScriptは近年注目されている言語のため、勉強方法にもさまざまな選択肢があります。ここでは最後にTypeScriptの勉強法4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:独学

TypeScriptの勉強法には、参考書や書籍などを利用して独学で学ぶことも可能です。書籍ベースで勉強することにより、TypeScriptを習得するために必要なすべての情報を網羅することができます。

また、情報が体系的にまとめられている点も書籍のメリットです。独学で勉強を行う場合には自分のペースで学習を進めることができますが、わからないことがあった場合、挫折する可能性が高いという注意点があります。

2:勉強会

TypeScriptの勉強法には、勉強会に参加して学ぶ方法があります。

全国で開催されているプログラミングの勉強会の中には、TypeScriptについて学べる勉強会もあります。勉強会では講師に直接質問することができるため、初心者でも学びやすく挫折しにくいというメリットがあります。

ただし、希望している勉強会と開催場所やスケジュールが合わなければ参加することが難しいなどのデメリットがあります。

3:スクール

TypeScriptの勉強法には、プログラミングスクールに通って学ぶ方法があります。スクールであれば専門のカリキュラムに沿ってプロの講師に教えてもらうことができるため、学習効率が高く挫折しにくいなどのメリットがあります。

ただしスクールに通う場合は、他の勉強法よりも高額な費用が掛かるなどのデメリットがあります。また、忙しい人の場合はスクールに通う時間が取れないケースもあります。

4:オンライン講座

TypeScriptの勉強法には、オンライン講座を利用して学ぶ方法があります。オンライン学習であれば、自宅からでも空いた時間に自分のペースで学習を進めることができます。また、わからないことがあれば講師に質問することも可能です。

そのため、スクールなどに通う時間が取れない人や基本は独学ベースで学習を進めたい人におすすめです。

TypeScriptを学んで効率的にJavaScriptでの開発をしよう


TypeScriptはJavaScriptにさまざまな機能を追加したオープンソースのプログラミング言語です。

TypeScriptを利用することで、効率的な開発が可能となります。ぜひこの記事でご紹介したTypeScriptの特徴やJSのフレームワーク、TypeScriptの勉強法などをご紹介しますので、TypeScriptを利用して開発を行ってみてはいかがでしょうか。

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