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Dartの4つの特徴とは?使用するメリットや注意点についても解説

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Dartの4つの特徴とは?使用するメリットや注意点についても解説
この記事でわかること
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    Dartとは


    Dart(ダート/ダーツ)はGoogleによって開発され、2011年10月に公開されました。Webブラウザ組み込み用スクリプト言語として、JavaScriptの後継言語を目的に設計されています。
    そのためJavaScript言語の問題点を解決し、さらに大規模なプロジェクトにも対応できるようになり、セキュリティ面での対策も大幅にアップしています。

    言語の特徴については、その主な概要を下に挙げておきましょう。

    クラスベースのオブジェクト指向言語
    大規模なアプリケーション/サービスの開発が可能
    優れたパフォーマンス
    高いセキュリティ性能
    シンプルな操作性
    エンジニアになじみのある文法
    JavaScriptに変換可能
    クライアント/サーバ両方のコーディングに対応

    本来GoogleではDartをChromeに統合する計画でしたが、2015年にその計画を断念。以後はDartを使ったプログラムをJavaScriptにコンパイルして、JavaScriptエンジンを搭載するWebブラウザ上で動作するようになりました。

    その後Web環境やアプリケーションの多様化に対応するため、2018年2月にはDart2が発表されました。Dart2では型システムなど、言語機能の強化が行われています。また、より大規模なアプリケーション/サービスへの対応も可能になりました。

    Dartは初心者におすすめ?

    Dartとは、JavaScriptの後継言語を目標として他の言語の良い点を参考に開発された言語です。
    そのため学習コストが低く、JavaScriptを触ったことがある人はもちろん、プログラミング初心者にもおすすめです。

    Dartの用途とは


    基本的にDartは、Webアプリケーション開発向けプログラミング言語です。Googleが開発した言語のため、主に「Google Ads」「Google Fiber」「Google Express」「Google社内セールス」などのGoogle社内チームで使われています。

    しかし現在最も注目されているのは、2018年にGoogleが発表したマルチプラットフォーム・アプリケーション開発ツール「Flutter(フラッター)」用の言語として使われていることです。
    FlutterはiPhoneとAndroidという2種類のプラットフォームの両方で、アプリケーション開発ツールとして使用することが可能です。

    このFlutterは主にC++とDartとの2つの言語によって記述されています。Googleでは今後もさらに開発を進める予定なので、エンジニアとして身に付けておくと仕事の幅が広がるかもしれません。

    また同様の機能を持つ言語としては、Microsoftによって開発された「TypeScript(タイプスクリプト)」があります。Dart同様にJavaScriptの機能拡張を目指して設計された、オープンソース型のプログラミング言語です。
    Dartと一緒に勉強しておくことも選択肢の一つでしょう。

    Dartの特徴4つ


    Dartを使ったことがない方の中には、Dartがどのような特徴を持つ言語なのか知りたいという方も多いでしょう。
    ここではDartの特徴4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

    1:強固なセキュリティ

    DartはJavaのように中間コードを生成するということがありません。
    Dartで記述されたコードはそのまま仮想マシンによってコンパイルされ、実行されることから、強固なセキュリティを確保しています。

    2:クラスベースのオブジェクト指向言語である

    Dartはクラスベースのオブジェクト指向をサポートしており、全てをオブジェクトとして扱うことができるという特徴があります。
    そのため、中規模~大規模なアプリケーションやサービス開発に対応可能です。

    3:パフォーマンス性が高い

    DartはJavaScriptの代替言語として開発されたため、JavaScriptでは解決できない問題点を解決できることや、優れたパフォーマンスなどの観点で設計されています。

    4:JavaScriptに変換できる

    Dartは「JavaScriptトランスパイラ」によって、Dartで記述されたプログラムをJavaScriptに変換することができます。
    そのため、主要なWebブラウザで動作させることが可能です。

    JavaScriptとの違いとは?

    Dartは静的型言語ですが、JavaScriptは動的型言語です。
    また、Dartはクラスベースのオブジェクト指向型言語ですが、JavaScriptは比較的関数型に重きを置いている言語だと言えます。

    Dartを使用するメリット3つ


    Dartは初心者にもおすすめの言語ですが、Dartを利用することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
    ここではDartを使用するメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

    1:エンジニアになじみのある文法で分かりやすい

    DartはJavaScriptの代替言語として設計されていることから、JavaScriptを触ったことがある多くのエンジニアにとっては馴染みのある文体だと言えます。
    そのため、はじめてDartを学ぶ場合でもわかりやすいでしょう。

    学習コストがかからない

    DartはJavaScriptの後継として開発されているため、もともと学習コストは高くありません。
    そのため、前述のとおり初学者であっても学習しやすいプログラミング言語だと言えるでしょう。

    2:大規模なアプリケーションやサービス開発に向いている

    Dartはクラスベースのオブジェクト指向をサポートしていることから、大規模アプリケーション開発やサービス開発に適しています。
    また、Dartで開発したアプリケーションはパフォーマンスに優れているという特徴があります。

    3:動的型付け・静的型付けの両方に対応している

    Dartは強力な型推論機構を実現しており、動的型付けにも静的型付けにも対応しています。
    たとえば、変数宣言時にdynamicを付与すれば動的型付けとなります。
    動的型付けと静的型付けを簡単に切り替えられる点は大きなメリットだと言えるでしょう。

    Dartを使用する時の注意点


    Dartはさまざまなメリットがある言語ですが、使用する場合にはいくつか注意する点もあります。
    そこで最後にDartを使用する際の注意点をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

    パッケージの数も少なくまだ未発達な状態

    Dartは現時点では基本的な機能の実装が完了したばかりの段階です。
    そのためパッケージの数も少ない状態であり、追加の機能の開発も現在対応中となっているため、まだまだ発展途上の言語だと言えるでしょう。

    日本語の情報の少なさ

    Dartがリリースされたのは2011年ですが、有名になってきたのはつい最近であるため、日本語での情報はほとんどありません。
    そのため、Dartを学ぶ場合は自分で英語の記事を翻訳して学習する必要があります。

    Dartとはエンジニアにはなじみやすい言語である


    Dartは静的言語と動的言語の、どちらを使い慣れたエンジニアにとってもなじみやすい言語です。そのためエンジニアには勉強がしやすいというメリットがあります。
    今後の発展も期待されるため、この機会に修得しておくことをおすすめします。

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