ローカル5GがWi-Fiを置き換える?5GとWi-Fi6の違い3選など紹介

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ローカル5GがWi-Fiを置き換える?


5Gはモバイル機器を接続して使用するモバイル通信回線ですが、社内ネットワークを自衛設備で構築することもできます。工場やオフィスなどで使用する機器や設備などを接続して、ローカル内のみで使用するやり方です。
ローカル5Gと呼ばれており、これまではWi-Fiや有線LANを使用して行っていたことをローカル5Gで行えるようになります。

ローカル5Gでは電波干渉などを防止するため、専用の周波数帯域が割り当てられるのが特徴です。
割り当てられるのは、4.5GHz帯の「4.6G~4.8GHz」か28GHz帯の「28.2G~29.1GHz」のどちらかになります。

現在のところ工場の設備などでは、Wi-Fiだと接続が不安定になることもあるため、有線LANで接続しているケースも多いようです。

低遅延で多接続が特徴の5Gなら、Wi-Fiのように通信が不安定なることはほとんどありません。
ローカル5Gが普及すれば、ケーブルなしの無線で有線LANと変わらない品質での通信が可能になるでしょう。

5GとWi-Fi6の違い3選


5GとWi-Fi6は、どちらも無線を使用して通信するための通信規格です。
無線を使用して端末をインターネットに接続したり、さまざまな共通点があります。

ですが、5GとWi-Fi6は異なる通信規格で、5GとWi-Fi6の間にはさまざまな違いがあります。

ここでは、速度の違い、周波数の違い、利用目的の違いという、5GとWi-Fi6の違いについて3つの観点から紹介していきます。

1:速度の違い

1つめの5GとWi-Fi6の違いは、速度の違いです。

5GとWi-Fi6は、どちらも以前の規格よりも高速な通信が可能になった規格で、一世代前よりも快適にインターネットなどを利用でき、IoTなどにも役立ちます。
5Gは、最大伝達速度が10Gbpsで、Wi-Fi6は、最大伝達速度が9.6Gbpsと、どちらも高速な通信が可能です。

5GとWi-Fi6のそれぞれの通信速度について、それぞれ見ていきましょう。

5Gの場合

5Gは、4Gよりも高速な通信を可能にしてくれる次世代通信規格です。

5Gの最大伝送速度は10Gbpsと高速なので、4K動画などの大容量通信でも、スムーズに利用できることでしょう。
以前の通信規格である4Gは、最大通信速度が110Mbps~1Gbps程度で、4Gよりも明らかに高速な通信が可能です。

遅延も1ms程度と少なく、リアルタイムな通信も可能で、遠隔地の機器の操作などもできるようになることでしょう。

Wi-Fi6の場合

Wi-Fi6は、以前のWi-Fiの規格よりも高速な通信を可能にしてくれる通信規格です。

Wi-Fi6の最大通信速度は9.6Gbpsで、今までよりも高速な通信が可能で、快適にインターネットを利用できるようになります。
以前のWi-Fi5という規格は、最大通信速度が6.9Gbpsで通信も安定しているので、Wi-Fi5と比べてWi-Fi6は、4倍以上も情報処理のスピードが上がるともいわれています。

2:周波数の違い

2つめの5GとWi-Fi6の違いは、周波数の違いです。

5GとWi-Fi6は、どちらも無線通信のための規格ですが、通信のために使用する周波数が違います。
5Gは、3.7・4.5・28GHz帯の周波数を使用して通信しており、Wi-Fi6は、2.4・5GHz帯の周波数を使用して通信しています。

5GとWi-Fi6のそれぞれに使用される周波数には特徴があり、それぞれの周波数について紹介していきます。

5Gの場合

5Gでは、3.7・4.5・28GHz帯の周波数を使用して無線通信ができます。

5Gでは、それぞれの周波数帯を100MHzごとに分割して、希望する通信会社に周波数を割り当てて、一般の人も5Gによる通信を利用できるようにしています。

周波数の割り当ての状況としては、NTTドコモが3.7・4.5GHz帯に1枠ずつ、KDDI/沖縄セルラー電話が3.7GHz帯に2枠、ソフトバンクが3.7GHz帯に1つ、楽天モバイルが3.7GHz帯に1つ割り当てられています。
また、28GHz帯はそれぞれの通信会社が1枠ずつ割り当てられています。

Wi-Fi6の場合

Wi-Fi6は、2.4・5Ghz帯の周波数がそれぞれ割り当てられています。

2.4・5GHz帯の周波数は、Wi-Fi6以前からWi-Fiで使用されていた周波数で、前の世代の規格から両方の周波数を受け継いでいます。

2.4GHz帯の周波数は、遠くの場所まで電波が届きやすく、壁などの障害物を隔てていても通信できますが、機器同士の干渉が起こりやすいという特徴があります。
5GHz帯の周波数は、Wi-Fi専用の周波数なので機器との干渉が起こりにくく、安定した通信ができますが、障害物に弱いという特徴があります。

3:利用目的が違う

3つめの5GとWi-Fi6の違いは、利用目的が違うことです。

5GとWi-Fi6は、どちらも次世代の無線通信規格ではありますが、利用目的が異なるので、機能や使用方法にも違いがあります。
5G通信は、大容量の通信も高速かつ低遅延で利用できるようになることを目的としています。
Wi-Fi6は、5G通信による大容量通信でも、情報を処理できるような回線規格として登場しました。

5GとWi-Fi6の利用目的について、それぞれ見ていきましょう。

5Gの場合

5Gは、高速で大容量、低遅延な通信を可能にして、遠隔地でも精度の高い通信を目的としています。

5Gでは、高速でリアルタイムな通信が可能なので、遠隔地での機械の操作や自動操縦など、あらゆる効果が期待されています。

例えば、農業分野での人手不足を解消するために、ドローンを利用して水や薬剤を散布したり、地震や津波などの災害が発生した際に、最適な経路をいち早く知らせたりするシステムなどへの活用が期待されています。

Wi-Fi6の場合

Wi-Fi6は、5Gによる高速通信を活用して、IoTやICTの基盤となることを目的としています。

Wi-Fi6は、複数の機器に同時に接続しても安定して通信が可能で、IoTやICTの基盤となる通信規格として注目されています。
5Gによって送られてきたデータなどを、素早く処理して複数の機器に必要なデータを届けてくれます。

Wi-Fi6は、性質上屋内での通信に利用されることが多く、5Gとの共存も可能です。

5GとWi-Fi6の主なメリットについて


多くのデータを扱うようになった現代では、5GやWi-Fi6のように高速で通信ができるような通信規格の整備が重要になっています。
5GやWi-Fi6は、機械の遠隔操作やIoTなどを実現できるようにして、社会にさまざまな変化を与えてくれることでしょう。

5GとWi-Fi6の主なメリットには、さまざまなものがあります。

ここでは、5GとWi-Fi6の主なメリットについて、それぞれ紹介していきます。

5Gの場合

5Gは、高速な通信を可能にして、IoTや機械の遠隔操作などへの活用が期待されています。
現在、5Gを利用した技術やサービスなどが研究されており、本格的に5Gが普及すれば、より便利な社会になることでしょう。

5Gによって便利な社会を実現するために、5Gにはさまざまな優れた特徴があります。

ここでは、高速で大容量を通信できる、低遅延、同時に多く接続できるという、5Gの主なメリットについて3つ紹介していきます。

高速で大容量を通信できる

1つめの5Gのメリットは、高速で大容量を通信できることです。

5Gは、高速な通信を可能にする通信規格で、今まで普及していた4Gよりも、遥かに高速な通信ができます。
大容量な通信も得意で、4K動画のような膨大な通信量が必要な通信でも、ストレスを感じることなく利用できることでしょう。

5Gをモバイル端末だけではなく、あらゆるデバイスに適用できるようにして、IoTなどへの活用も期待されています。

低遅延

2つめの5Gのメリットは、低遅延での通信が可能なことです。

5Gは、以前の通信規格よりも遅延が少なく、リアルタイムで安定した通信ができるようになります。
今までの通信規格よりも、10分の1程度まで遅延を抑えることが期待されています。

低遅延な通信が可能になれば、リアルタイムで通信が可能になるので、自動運転などに5Gを活用して、事故のリスクを減らしたりする効果を期待できることでしょう。

同時に多く接続できる

3つめの5Gのメリットは、同時に多く接続できることです。

5Gは、複数の機器でも同時に接続でき、スマートフォン以外にもさまざまな機器を接続できます。
複数の機器を同時に接続することで、さまざまなデータを収集したりでき、IoT化やスマートホームの推進などにも役立つことでしょう。

同時に複数の機器に接続できる技術は、ビジネスシーンでも利用でき、工場などで複数の機械からデータを収集し、AIで機械を制御したりする技術にも役立てられることでしょう。

Wi-Fi6の場合

Wi-Fi6は、以前の規格よりも高速で安定した通信を可能にして、IoTやICTなどでの利用が期待されています。
特に、高速で大容量な5G通信と組み合わせて利用することで、より大きな効果を期待できることでしょう。

Wi-Fi6の主なメリットには、さまざまなものがあります。

ここでは、通信の安定性、同時接続が可能、転送速度の向上という、Wi-Fi6の主なメリットについて3つ紹介していきます。

通信の安定性

1つめのWi-Fi6のメリットは、通信の安定性です。

Wi-Fi6は、以前の規格よりも高速な通信が可能になるだけではなく、実行スループットも高いので、安定して通信できます。
実際の使用でも速さを体感できるくらいの安定感があり、大容量の通信もストレスを感じることなく実行できます。

障害物に強い2.4GHz帯と、干渉に強い5GHz帯を組み合わせれば、より安定した通信も実現できることでしょう。

同時接続が可能

2つめのWi-Fi6のメリットは、同時接続が可能なことです。

Wi-Fi6では、複数の機器に同時接続が可能で、1つの通信で複数の機器を接続できます。
複数の機器が同時にWi-Fiで接続されていても、通信が混雑しにくくなる技術を使用しており、快適にインターネットに接続できます。

スマートフォンやゲーム、テレビやエアコンなどのスマート家電などをインターネットに接続して、IoT化などにも対応できることでしょう。

転送速度の向上

3つめのWi-Fi6のメリットは、転送速度の向上です。

Wi-Fi6は、以前の規格のWi-Fiよりも転送速度が速く、データの送受信にかかる時間を短縮できます。
4Kのような大容量の映像配信や、リアルタイムなデータの送受信なども、転送速度が速いのでストレスなく利用できます。

通信の安定性も高いので、データの送受信が中断されたり、動画の視聴中にデータが途切れたりする心配も少なく、快適にインターネットを利用できることでしょう。

5GとWi-Fi6の関係


Wi-Fi6は無線LANの最新規格で、理論上の最大通信速度は9.6Gbpsです。Wi-Fi5と比べて約1.4倍の速度になりました。
Wi-Fi6なら4Kや8Kなどの高画質な動画も快適に視聴できます。

また、5GHz帯と2.4GHz帯の両方を使用できるのもWi-Fi6の特徴のひとつです。
直交周波数分割多元接続という技術が採用されており、多数のデバイスを同時接続した場合でも快適に利用できます。

5Gとよく似ていますが、大きな違いは免許が不要であることと導入コスト、セキュリティの強さなどです。
Wi-Fi6は対応しているルーターを設置すれば導入可能であるため、数万円から数十万円のコストで比較的簡単に導入できます。

ローカル5Gは導入コストが数十万から数百万円以上と高額で、免許も取得しなければなりません。
そのため、導入のハードルが高めです。

一方でセキュリティに関しては、SIM認証が必要な5Gに軍配が上がります。
ミリ波を使用していることから、敷地外への漏洩も防止できます。
長距離通信も可能で、通信の遅延もWi-Fi6より低めです。

5GとWi-Fi6の今後


現在普及している4G回線で、通信速度や安定性などに関して不満を抱いている人はそう多くはないでしょう。
4G回線でも、ストリーミング配信の動画を視聴したりゲームなどをしたりしていて遅延が生じることは稀です。

しかし、多くの人は自宅などWi-Fiが利用可能な環境にいるときにはWi-Fiを使用しています。
その主な理由は、通信料金を抑えるためです。

その点、5Gが普及すればWi-Fiのように定額の通信料金で利用できるようになる可能性があります。
理論上の最大通信速度もWi-Fi6よりも5Gの方が上です。
低遅延でセキュリティも強固ということであれば、わざわざWi-Fiを使う理由はなくなるでしょう。
近い将来にはモバイル通信回線のみを使用し、Wi-Fiを使わなくなる人が増えるかもしれません。

しかし5Gが普及するまでには、まだまだ時間がかかります。数年程度は4Gも共存していくことになるでしょう。
少なくとも5Gが十分に普及するまでは、Wi-Fiが不要になることはありません。
また、Wi-Fiも進化し続けているため、今後はこれまでとは別の用途での利用が広まる可能性もあります。

数年後には我々を取り巻く通信環境が一変するかも


5GとWi-Fi6の登場により、我々を取り巻く通信環境が一変する可能性が高いです。
有線LAN接続で使用していた機器は、5Gにより無線で使用できるようになるでしょう。
自衛設備で社内ネットワークに利用するローカル5Gも普及し、Wi-Fiを置き換える日が来るかもしれません。
Wi-Fiも5Gとは違った方向で進化していく可能性があり、今後の動向に注目です。

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