フリーランスエンジニアになる前にすべき準備15選|仕事を獲得する準備方法

フリーランスエンジニアになる前にすべき準備15選|仕事を獲得する準備方法

目次

フリーランスエンジニアで独立する準備とは


フリーランスは自由な働き方である一方で、企業に雇用されている時とは違い、全ての責任を自分で負うことになります。
そのため、これまで会社員として企業に勤めていたエンジニアがフリーランスとして独立する場合、さまざまな準備を行う必要があります。

本記事ではフリーランスエンジニアになる前に行わなければいけない準備などをご紹介しますので、独立を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアになって直面する課題とは?


フリーランスになった後、直面する課題には以下のようなものがあります。

顧客確保問題

フリーランスの代表的な悩みは、安定した収入を得るための顧客確保です。フリーランスの手取り年収平均は100万円から300万円未満、平均貯金額は100万円未満というのがボリュームゾーンとなっています。
このことからも、フリーとして顧客を継続的に獲得することの難しさが分かります。

財務や会計を含む経営知識習得問題

経理や所得税の確定申告なども、フリーランスになると自分でこなす必要があります。
そうなると、専門的な知識も必要となりますが、フリーランスとなり、必要に迫られていざ身につけよう思っても、時間がとれず苦しい思いをするケースが多いようです。

社会的信用の低下問題

会社員時代と比べて、フリーランスは銀行やクレジットカード会社からの信用が低くなりがちです。
以前は簡単に通っていたローンや、気軽に作れていたクレジットカードも、フリーランスになると一気に審査が難しくなるので、注意が必要です。

フリーランスエンジニアになる前にすべき準備15選


いざフリーランスになってから困ることがないよう、会社勤めをしているうちにしておくべきことには、どのようなものがあるのでしょうか。

1:人脈づくり

会社勤めをしているうちに人脈を広げておくことは、フリーになってからも役立ちます。
フリーになった後も、フリーランスエンジニアの交流会や勉強会などに積極的に参加しましょう。

2:簿記の勉強

フリーランスになると「収入」=「稼働時間」となりますから、精神的に余裕がなくなり、業務に直結した勉強以外に時間を割きにくくなるというのが現実です。
プレッシャーの少ない会社員のうちに、簿記について学んでおくことで、確定申告で慌てることもなくなるでしょう。

会計ソフトを導入

近年では確定申告に対応したさまざまな会計ソフトが登場しています。
会計ソフトを導入することで、自分で簿記を勉強しなくても簡単に確定申告ができるようになります。
気軽に利用できるクラウドサービスの会計ソフトも多いため、チェックしてみると良いでしょう。

3:不動産の契約

社会的信用が弱くなるフリーランスの場合、不動産の契約が難しくなる傾向にあります。
できるだけ、会社員のうちに不動産契約は済ませておきましょう。

4:クレジットカード作成

クレジットカードは、決済の履歴が通帳に残るため、確定申告などの際に非常に便利なツールと言えます。
会計ソフトとクレジットカードを連携させることで、決済内容を記帳できるサービスもありますから、フリーランスにとっては強い味方と言えるでしょう。

5:健康保険の手続き

会社員であれば会社の健康保険に加入していますが、退職するタイミングでそれまで加入していた会社の社会保険から国民健康保険へ切り替えたり、社会保険をそのまま継続したりといった健康保険の手続きを行う必要があります。
健康保険の手続きは「退職日から14日以内」と期限が決まっているため、期限以内に行いましょう。

出典:国民健康保険法
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=333AC0000000192_20201001_501AC0000000009

国民健康保険の加入

会社の健康保険から国民健康保険へ切り替える場合、退職日から14日以内に手続きを行う必要があります。
そのため、「健康保険資格喪失証明書」を発行してもらったらすぐに手続きを行いましょう。
14日を過ぎた場合でも国民健康保険に加入することはできますが、届出を行った日までに通院した場合、やむを得ない事情がない限りは全額自己負担になる可能性があるため注意が必要です。

社会保険を任意継続する

社会保険を任意継続する方法もあります。
任意継続すると退職から2年間は会社の健康保険に加入し続けることができるため、保険額が2年間固定のままになり、場合によっては保険料を安く抑えられる可能性があります。
ただし、会社員時代は会社と折半していた保険額自体をフリーランスエンジニアになってからは全額自己負担しなければいけなくなるというデメリットもあります。

配偶者の扶養に入る

フリーランスエンジニアとして仕事をする場合でも、条件を満たせば配偶者の扶養に入ることは可能です。
配偶者の扶養に入ることができれば、扶養者は税金の控除を受けられるようになるため負担額が減るというメリットがあります。
ただし扶養に入るには年収130万円以下という条件があるため、働き方は制限されるでしょう。

6:開業届の提出

開業届を税務署に提出することで、フリーランスエンジニアも個人事業主としてみなされるようになります。
開業届の提出期間は基本的には事業開始日から1か月以内とされていますが、罰則などが設けられているわけではないため、後から提出しても問題ありません。

また、フリーランスが開業届を提出することは必須ではありませんが、開業届を提出しておけば確定申告の際に青色申告ができるようになります。
確定申告の青色申告と白色申告の違いについては後述します。

出典:法人税法
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=340AC0000000034

個人と法人の違い

個人事業主と法人の違いとしては、法人は設立時に費用が掛かります。
また、社会的な信用度が増える一方で責任も重くなり、社会保険や税負担も増えます。
個人事業主であればある程度自由に事業を行うことができますが、法人化する場合は会社法に従って事業を行う責任が発生することを押さえておきましょう。

7:確定申告の準備

フリーランスエンジニアになれば、自分で確定申告を行う必要が発生します。
確定申告は1年分の所得を取りまとめて税金を計算し、税額を報告するというものです。
そのため、1年分の所得がわかるように帳簿などを付けておく必要があります。
また、確定申告には白色と青色申告があり、青色申告を行いたい場合には事前に開業届を出し、青色申告承認申請書を提出しておく必要があります。

出典:所得税法
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=340AC0000000033

白色・青色申告の違い

白色申告は事前の申請などを行わずに確定申告を行うもので、記帳は単式簿記で問題なく、決算の手続きがシンプルです。
しかし白色申告では基礎控除分しか控除を受けることができません。
一方、青色申告の場合は最大65万円の青色申告特別控除を受けることができますが、前述のとおり事前に申請を行っておく必要があり、帳簿も複式簿記で行う必要があります。

8:年金の切り替え

会社を退職したら、厚生年金から国民年金へ切り替える、もしくは配偶者の扶養に入ることになります。
手続きは退職日から14日以内となっているため、離職票などの退職を証明できる書類が手元にきたら早めに手続きを行いましょう。
14日を過ぎてしまったとしても、会社が厚生年金の喪失手続きをすることで自動的に国民年金に加入されます。

出典:国民年金法
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=334AC0000000141_20210101_502AC0000000008

国民年金の加入

配偶者の扶養に入るケースを除いて、フリーランスは国民年金に加入することになります。
市区町村の役所の国民年金担当窓口に必要書類を持参して手続きを行いましょう。
自分で手続きを行わなかったとしても、会社側が厚生年金の喪失手続きをすれば自動的に国民年金に加入されるようになっています。

配偶者の扶養に入る

世帯主や配偶者の扶養に入るという選択肢もあります。
健康保険のケースと同じく収入要件は130万円以下という要件があるため、フリーランスエンジニアとしての働き方は制限されます。
また、手続きの期限は事実発生から5日以内となっているため、扶養に入る場合は事前に決めておきましょう。

9:屋号を決める

フリーランスとして働くエンジニアの中には、クライアントに覚えてもらいやすいようにビジネス名が欲しいという方もいるでしょう。
そういった場合に役立つのが「屋号」です。
また、開業届に屋号を記入して提出しておけば、屋号での銀行口座を開設できるといったメリットもあります。

10:名刺や封筒の作成

フリーランスエンジニアとして仕事をする場合、クライアントから直接仕事を受注するケースもあるでしょう。
そういった場合に使う名刺や封筒などを準備しておきましょう。
また、名詞や封筒に自分の仕事用のアドレスや屋号などを記載しておけば、フリーランスとしての活動に活用できます。

11:自社Webサイトの作成

フリーランスエンジニアとして活動するためのWebサイトを準備しておきましょう。
自分の仕事用のWebサイトを準備しておけば、自分で積極的に営業活動をしなくてもWebサイトを見たクライアントから仕事を受注できる可能性が増えます。

12:請求書や納品書の作成

請求書や納品書もフリーランスのエンジニアとして仕事をする以上必要となるものです。
そのため、あらかじめ自分で準備しておくようにしましょう。
また、納品書や請求書、受領書などの書き方も押さえておくようにしましょう。

13:ドメインの取得やサーバーの用意

フリーランスエンジニアとして仕事をするのであれば、独自のドメインを取得し、サーバーの準備もしておきましょう。
提出している屋号でドメインが取得できれば、自分のWebサイトやメールアドレスも屋号と同じドメインで統一できるためおすすめです。

14:ローン・借り入れの手続き

フリーランスエンジニアになると、金融機関から融資を受けるのが難しくなります。
そのため、ローンを組んだり借り入れを行ったりしたい場合には、フリーランスになる前に手続きを行っておきましょう。
また、すでに住宅ローンなどを組んでいる場合、フリーランスとして働きだしてからも問題なく返済できるかどうか一度見直す必要があります。

15:仕事に必要な道具・事務用品

フリーランスエンジニアとして仕事をするために必要な、パソコンやインターネット環境、パソコンデスクやチェア、事務用品などの消耗品なども自分で準備する必要があります。
これまで使用していたものがあればそこまで準備に費用は掛からないかもしれませんが、改めて準備する場合はある程度のコストがかかるでしょう。

フリーランスエンジニアとして活躍できる職種3選


フリーランスエンジニアとひと口に言っても、さまざまな種類のエンジニアがいます。
それでは、どのようなエンジニア職であればフリーランスエンジニアとして活躍することができるのでしょうか。
ここではフリーランスエンジニアとして活躍できる職種3選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:システムエンジニア・プログラマー

システム開発において、上流工程を担当するのがシステムエンジニア、下流工程を担当するのがプログラマーです。
システムエンジニアは顧客の要望をヒアリングし、要件定義や基本設計、詳細設計、テストなどを行うことが仕事です。
また、プログラマーはシステムエンジニアが作成した仕様書をベースにプログラミング言語を使ったプログラミングを行います。

2:Webコーダー

Webコーダーとは、Webデザイナーが作成したデザイン案をもとに、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使ってWebサイトを構築する仕事です。
フリーランスのWebコーダーの場合、広告代理店やWeb制作会社のアウトソース先として、クラウドソーシングで仕事を受注するケースが多くなります。

3:Webデザイナー

WebデザイナーはWebサイトやWebサービスなどのデザインを作成する仕事です。
実際のコーディングはWebコーダーなどのコーディング担当者が行いますが、規模が小さいWebサイト制作現場の場合はWebデザイナー自身でコーディングするケースもあります。

フリーランスエンジニアとして仕事を獲得する準備方法4選


フリーランスエンジニアとして食べていくためには、コンスタントに仕事を受注する必要があります。
それでは、仕事を獲得するための準備としてはどのような方法が考えられるのでしょうか。
ここでは最後にフリーランスエンジニアとして仕事を獲得する準備方法4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:過去の取引先にコンタクト

過去に仕事を行ったことがある取引先に連絡をとり、新しい案件を獲得するという方法があります。
そのためには、会社を退職してフリーランスエンジニアとして独立する前にコンタクトを取っておき、事前に準備しておくことが大切です。
過去に取引を行ったクライアントであれば、お互いに信頼感があるため双方にメリットがあります。

2:友人や知人を当たる

周りの友人や知人にフリーランスエンジニアとして仕事をしている人がいるのであれば、友人知人を当たってみるのも良いでしょう。
知り合いからの紹介であれば、一から案件を探すよりもスキルや報酬面でのミスマッチも起こりにくくなります。
そのため、事前準備として相談しておくと良いでしょう。

3:クラウドソーシングサイトへの登録

仕事を依頼したいクライアントと受注したいフリーランスエンジニアのマッチングを行っているクラウドソーシングサイトには、さまざまな案件が掲載されています。
未経験歓迎の案件も多いため、自分のレベルに合った案件を探すことができるでしょう。
そのため、事前準備としてサイトに登録しておきましょう。

4:交流会の参加

さまざまな業種のフリーランスの交流会に参加することで、横のつながりを作ることができます。
また、交流会で作った人脈から仕事の発注に繋がる可能性も増えるため、人脈作りのために交流会に参加すると良いでしょう。

会社員という強みがあるうちにフリーランスエンジニアの基盤づくりをしよう


フリーランスになると、一気に社会的立場が弱くなるのは事実です。
会社員時代は当たり前のようにできていたことが出来なくなる可能性もあることを理解し、そのリスクに備えましょう。
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フリーランスエンジニアで独立する準備とは


フリーランスは自由な働き方である一方で、企業に雇用されている時とは違い、全ての責任を自分で負うことになります。
そのため、これまで会社員として企業に勤めていたエンジニアがフリーランスとして独立する場合、さまざまな準備を行う必要があります。

本記事ではフリーランスエンジニアになる前に行わなければいけない準備などをご紹介しますので、独立を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアになって直面する課題とは?


フリーランスになった後、直面する課題には以下のようなものがあります。

顧客確保問題

フリーランスの代表的な悩みは、安定した収入を得るための顧客確保です。フリーランスの手取り年収平均は100万円から300万円未満、平均貯金額は100万円未満というのがボリュームゾーンとなっています。
このことからも、フリーとして顧客を継続的に獲得することの難しさが分かります。

財務や会計を含む経営知識習得問題

経理や所得税の確定申告なども、フリーランスになると自分でこなす必要があります。
そうなると、専門的な知識も必要となりますが、フリーランスとなり、必要に迫られていざ身につけよう思っても、時間がとれず苦しい思いをするケースが多いようです。

社会的信用の低下問題

会社員時代と比べて、フリーランスは銀行やクレジットカード会社からの信用が低くなりがちです。
以前は簡単に通っていたローンや、気軽に作れていたクレジットカードも、フリーランスになると一気に審査が難しくなるので、注意が必要です。

フリーランスエンジニアになる前にすべき準備15選


いざフリーランスになってから困ることがないよう、会社勤めをしているうちにしておくべきことには、どのようなものがあるのでしょうか。

1:人脈づくり

会社勤めをしているうちに人脈を広げておくことは、フリーになってからも役立ちます。
フリーになった後も、フリーランスエンジニアの交流会や勉強会などに積極的に参加しましょう。

2:簿記の勉強

フリーランスになると「収入」=「稼働時間」となりますから、精神的に余裕がなくなり、業務に直結した勉強以外に時間を割きにくくなるというのが現実です。
プレッシャーの少ない会社員のうちに、簿記について学んでおくことで、確定申告で慌てることもなくなるでしょう。

会計ソフトを導入

近年では確定申告に対応したさまざまな会計ソフトが登場しています。
会計ソフトを導入することで、自分で簿記を勉強しなくても簡単に確定申告ができるようになります。
気軽に利用できるクラウドサービスの会計ソフトも多いため、チェックしてみると良いでしょう。

3:不動産の契約

社会的信用が弱くなるフリーランスの場合、不動産の契約が難しくなる傾向にあります。
できるだけ、会社員のうちに不動産契約は済ませておきましょう。

4:クレジットカード作成

クレジットカードは、決済の履歴が通帳に残るため、確定申告などの際に非常に便利なツールと言えます。
会計ソフトとクレジットカードを連携させることで、決済内容を記帳できるサービスもありますから、フリーランスにとっては強い味方と言えるでしょう。

5:健康保険の手続き

会社員であれば会社の健康保険に加入していますが、退職するタイミングでそれまで加入していた会社の社会保険から国民健康保険へ切り替えたり、社会保険をそのまま継続したりといった健康保険の手続きを行う必要があります。
健康保険の手続きは「退職日から14日以内」と期限が決まっているため、期限以内に行いましょう。

出典:国民健康保険法
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=333AC0000000192_20201001_501AC0000000009

国民健康保険の加入

会社の健康保険から国民健康保険へ切り替える場合、退職日から14日以内に手続きを行う必要があります。
そのため、「健康保険資格喪失証明書」を発行してもらったらすぐに手続きを行いましょう。
14日を過ぎた場合でも国民健康保険に加入することはできますが、届出を行った日までに通院した場合、やむを得ない事情がない限りは全額自己負担になる可能性があるため注意が必要です。

社会保険を任意継続する

社会保険を任意継続する方法もあります。
任意継続すると退職から2年間は会社の健康保険に加入し続けることができるため、保険額が2年間固定のままになり、場合によっては保険料を安く抑えられる可能性があります。
ただし、会社員時代は会社と折半していた保険額自体をフリーランスエンジニアになってからは全額自己負担しなければいけなくなるというデメリットもあります。

配偶者の扶養に入る

フリーランスエンジニアとして仕事をする場合でも、条件を満たせば配偶者の扶養に入ることは可能です。
配偶者の扶養に入ることができれば、扶養者は税金の控除を受けられるようになるため負担額が減るというメリットがあります。
ただし扶養に入るには年収130万円以下という条件があるため、働き方は制限されるでしょう。

6:開業届の提出

開業届を税務署に提出することで、フリーランスエンジニアも個人事業主としてみなされるようになります。
開業届の提出期間は基本的には事業開始日から1か月以内とされていますが、罰則などが設けられているわけではないため、後から提出しても問題ありません。

また、フリーランスが開業届を提出することは必須ではありませんが、開業届を提出しておけば確定申告の際に青色申告ができるようになります。
確定申告の青色申告と白色申告の違いについては後述します。

出典:法人税法
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=340AC0000000034

個人と法人の違い

個人事業主と法人の違いとしては、法人は設立時に費用が掛かります。
また、社会的な信用度が増える一方で責任も重くなり、社会保険や税負担も増えます。
個人事業主であればある程度自由に事業を行うことができますが、法人化する場合は会社法に従って事業を行う責任が発生することを押さえておきましょう。

7:確定申告の準備

フリーランスエンジニアになれば、自分で確定申告を行う必要が発生します。
確定申告は1年分の所得を取りまとめて税金を計算し、税額を報告するというものです。
そのため、1年分の所得がわかるように帳簿などを付けておく必要があります。
また、確定申告には白色と青色申告があり、青色申告を行いたい場合には事前に開業届を出し、青色申告承認申請書を提出しておく必要があります。

出典:所得税法
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=340AC0000000033

白色・青色申告の違い

白色申告は事前の申請などを行わずに確定申告を行うもので、記帳は単式簿記で問題なく、決算の手続きがシンプルです。
しかし白色申告では基礎控除分しか控除を受けることができません。
一方、青色申告の場合は最大65万円の青色申告特別控除を受けることができますが、前述のとおり事前に申請を行っておく必要があり、帳簿も複式簿記で行う必要があります。

8:年金の切り替え

会社を退職したら、厚生年金から国民年金へ切り替える、もしくは配偶者の扶養に入ることになります。
手続きは退職日から14日以内となっているため、離職票などの退職を証明できる書類が手元にきたら早めに手続きを行いましょう。
14日を過ぎてしまったとしても、会社が厚生年金の喪失手続きをすることで自動的に国民年金に加入されます。

出典:国民年金法
参照:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=334AC0000000141_20210101_502AC0000000008

国民年金の加入

配偶者の扶養に入るケースを除いて、フリーランスは国民年金に加入することになります。
市区町村の役所の国民年金担当窓口に必要書類を持参して手続きを行いましょう。
自分で手続きを行わなかったとしても、会社側が厚生年金の喪失手続きをすれば自動的に国民年金に加入されるようになっています。

配偶者の扶養に入る

世帯主や配偶者の扶養に入るという選択肢もあります。
健康保険のケースと同じく収入要件は130万円以下という要件があるため、フリーランスエンジニアとしての働き方は制限されます。
また、手続きの期限は事実発生から5日以内となっているため、扶養に入る場合は事前に決めておきましょう。

9:屋号を決める

フリーランスとして働くエンジニアの中には、クライアントに覚えてもらいやすいようにビジネス名が欲しいという方もいるでしょう。
そういった場合に役立つのが「屋号」です。
また、開業届に屋号を記入して提出しておけば、屋号での銀行口座を開設できるといったメリットもあります。

10:名刺や封筒の作成

フリーランスエンジニアとして仕事をする場合、クライアントから直接仕事を受注するケースもあるでしょう。
そういった場合に使う名刺や封筒などを準備しておきましょう。
また、名詞や封筒に自分の仕事用のアドレスや屋号などを記載しておけば、フリーランスとしての活動に活用できます。

11:自社Webサイトの作成

フリーランスエンジニアとして活動するためのWebサイトを準備しておきましょう。
自分の仕事用のWebサイトを準備しておけば、自分で積極的に営業活動をしなくてもWebサイトを見たクライアントから仕事を受注できる可能性が増えます。

12:請求書や納品書の作成

請求書や納品書もフリーランスのエンジニアとして仕事をする以上必要となるものです。
そのため、あらかじめ自分で準備しておくようにしましょう。
また、納品書や請求書、受領書などの書き方も押さえておくようにしましょう。

13:ドメインの取得やサーバーの用意

フリーランスエンジニアとして仕事をするのであれば、独自のドメインを取得し、サーバーの準備もしておきましょう。
提出している屋号でドメインが取得できれば、自分のWebサイトやメールアドレスも屋号と同じドメインで統一できるためおすすめです。

14:ローン・借り入れの手続き

フリーランスエンジニアになると、金融機関から融資を受けるのが難しくなります。
そのため、ローンを組んだり借り入れを行ったりしたい場合には、フリーランスになる前に手続きを行っておきましょう。
また、すでに住宅ローンなどを組んでいる場合、フリーランスとして働きだしてからも問題なく返済できるかどうか一度見直す必要があります。

15:仕事に必要な道具・事務用品

フリーランスエンジニアとして仕事をするために必要な、パソコンやインターネット環境、パソコンデスクやチェア、事務用品などの消耗品なども自分で準備する必要があります。
これまで使用していたものがあればそこまで準備に費用は掛からないかもしれませんが、改めて準備する場合はある程度のコストがかかるでしょう。

フリーランスエンジニアとして活躍できる職種3選


フリーランスエンジニアとひと口に言っても、さまざまな種類のエンジニアがいます。
それでは、どのようなエンジニア職であればフリーランスエンジニアとして活躍することができるのでしょうか。
ここではフリーランスエンジニアとして活躍できる職種3選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:システムエンジニア・プログラマー

システム開発において、上流工程を担当するのがシステムエンジニア、下流工程を担当するのがプログラマーです。
システムエンジニアは顧客の要望をヒアリングし、要件定義や基本設計、詳細設計、テストなどを行うことが仕事です。
また、プログラマーはシステムエンジニアが作成した仕様書をベースにプログラミング言語を使ったプログラミングを行います。

2:Webコーダー

Webコーダーとは、Webデザイナーが作成したデザイン案をもとに、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使ってWebサイトを構築する仕事です。
フリーランスのWebコーダーの場合、広告代理店やWeb制作会社のアウトソース先として、クラウドソーシングで仕事を受注するケースが多くなります。

3:Webデザイナー

WebデザイナーはWebサイトやWebサービスなどのデザインを作成する仕事です。
実際のコーディングはWebコーダーなどのコーディング担当者が行いますが、規模が小さいWebサイト制作現場の場合はWebデザイナー自身でコーディングするケースもあります。

フリーランスエンジニアとして仕事を獲得する準備方法4選


フリーランスエンジニアとして食べていくためには、コンスタントに仕事を受注する必要があります。
それでは、仕事を獲得するための準備としてはどのような方法が考えられるのでしょうか。
ここでは最後にフリーランスエンジニアとして仕事を獲得する準備方法4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:過去の取引先にコンタクト

過去に仕事を行ったことがある取引先に連絡をとり、新しい案件を獲得するという方法があります。
そのためには、会社を退職してフリーランスエンジニアとして独立する前にコンタクトを取っておき、事前に準備しておくことが大切です。
過去に取引を行ったクライアントであれば、お互いに信頼感があるため双方にメリットがあります。

2:友人や知人を当たる

周りの友人や知人にフリーランスエンジニアとして仕事をしている人がいるのであれば、友人知人を当たってみるのも良いでしょう。
知り合いからの紹介であれば、一から案件を探すよりもスキルや報酬面でのミスマッチも起こりにくくなります。
そのため、事前準備として相談しておくと良いでしょう。

3:クラウドソーシングサイトへの登録

仕事を依頼したいクライアントと受注したいフリーランスエンジニアのマッチングを行っているクラウドソーシングサイトには、さまざまな案件が掲載されています。
未経験歓迎の案件も多いため、自分のレベルに合った案件を探すことができるでしょう。
そのため、事前準備としてサイトに登録しておきましょう。

4:交流会の参加

さまざまな業種のフリーランスの交流会に参加することで、横のつながりを作ることができます。
また、交流会で作った人脈から仕事の発注に繋がる可能性も増えるため、人脈作りのために交流会に参加すると良いでしょう。

会社員という強みがあるうちにフリーランスエンジニアの基盤づくりをしよう


フリーランスになると、一気に社会的立場が弱くなるのは事実です。
会社員時代は当たり前のようにできていたことが出来なくなる可能性もあることを理解し、そのリスクに備えましょう。

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