最近、クラウドコンピューティング技術が活用されていくなかで、消費電力が少なく小規模な機器でも軽快に動作するLinuxの重要性が増大しています。そのため、ネットワークエンジニアにもLinuxに関するスキルが必要になる場面が増えています。
本記事では、ネットワークエンジニア向けにLinuxのスキルが必要とされる理由や求人の例を紹介します。
目次
ネットワークエンジニアもLinuxスキルが必要
ネットワーク上では日々、クライアントやサーバとの間で様々なデータがやり取りされています。近年は、クラウドコンピューティング技術の発展に伴って、データをサーバ上に保管するケースが増えてきました。
なかでも、オープンソースソフトウェア(OSS)の代表格であるLinuxが、WebサーバーやメールサーバのOSに利用される事例が増加しています。LinuxはUNIXをベースとしたOSで、ネットワークの構築に強く、安定性に優れます。セキュリティ面も優秀であり、オープンソースなので経費を削減できるメリットもあります。
サーバの仮想化においてもLinuxが大きな役割を担っています。なお、サーバを仮想化することで端末台数を減らして消費電力を小さくし、二酸化炭素削減に寄与することは「グリーンIT」と呼ばれ、注目されています。
このような事情により、ネットワークエンジニアもLinuxについてのスキルが必要とされているため、積極的に学びましょう。
ネットワークエンジニアにLinuxがおすすめの理由
Linuxは世界中の様々なエンジニアによって開発されてきました。現在、WebサーバやメールサーバのOSとして数多く使用されており、サーバとのネットワークを構築するネットワークエンジニアにとって学ぶ意義は大きいといえるでしょう。
また、クラウドコンピューティング技術の発展により、サービスを提供するサーバ側にデータを保管することが多くなっており、サーバ仮想化やセキュリティが重視されています。このこともLinuxを導入する例が増えている要因の1つといえるでしょう。
AWSなどのクラウドサービスの利用が今後も増えることが予想され、ネットワークエンジニアには将来性のあるLinuxの学習や求人への応募をおすすめします。
ネットワークエンジニアのLinux求人
ネットワークエンジニア向けのLinux求人の例を紹介します。まずは設計・構築の求人内容についてです。
Linux/販売管理向けシステムのインフラ設計
月額:52万~61万円
業務内容:販売管理向け顧客のインフラ設計・構築作業支援
- 要件ヒアリング、提案
- 設計、構築、導入、運用
- 打ち合わせ参加
機器
- Cisco機器全般
- ルータなどを中心にネットワーク機器全般を扱う
必要スキル
- ネットワークの構築、設計の経験
- 1年以上のLinux操作の経験がある(Linuxコマンド操作等)
次に保守・運用の求人内容の例を紹介します。
Linux/データセンター運用監視 ・リモート保守
月額:38万~50万円
業務内容
- 保守チームリーダー
- 製品に関する問い合わせ対応
- 新たなプログラム、システムの導入
- ドキュメント作成、Excel入力
- 障害対応
- 不具合の原因究明~復旧
必要スキル
- ネットワーク機器の知識
- セキュリティ機器の知識
- Windows、Linuxサーバ統合運用保守経験
- CCNA/LPIC等の知識
以上のように、Linuxスキルを習得しているネットワークエンジニアの求人は数多く存在します。
>>>そのほかのネットワークエンジニア向けLinux求人はこちらをチェック
クラウドサービスが普及する中でネットワークエンジニアのLinux求人が増えている
クラウドサービスの発展、省電力で動作、仮想化の普及といった要因から、ネットワークエンジニアにとってもLinuxの重要性が増しています。求人の数も増加傾向にあるので、Linuxに関する知識・技術を習得したネットワークエンジニアは就職・転職に有利です。Linuxの求人に挑戦し、スキルアップを図りましょう。
インフラエンジニア専門の転職サイト「FEnetインフラ」
FEnetインフラはサービス開始から10年以上『エンジニアの生涯価値の向上』をミッションに掲げ、多くのエンジニアの就業を支援してきました。
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