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DNSエラーが起こる原因と解決方法5つ|パブリックDNSの設定方法

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DNSエラーが起こる原因と解決方法5つ|パブリックDNSの設定方法
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    DNSとは

    DNS(Domain Name System)とはIPアドレスとドメインからのシステムで、運用、管理に使われます。PCを使っていて「DNSエラー」と表示されてアクセスできなくなる事があります。サイトのアドレスを入れるとPCはIPアドレスを判別します。そのドメイン(サイトのアドレス)とIPアドレスを紐付けさせるのがDNSです。このふたつを紐付けさせる事で、サイトにつなげることができます。

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    DNSエラーとは?

    DNSエラーとは、数字のIPアドレスと文字のサイトアドレスが上手く紐付けされていない状態です。目的のサイトにアクセスする為の、httpのアドレスとIPアドレスとを関連付けて、サーバーからサイトにアクセスできます。この時に、ふたつを関連付けできないと「DNSエラー」と表示されてしまいます。「DNSエラー」はサーバー側に原因があることはほとんどなく、自宅のPCやルーターの設定に問題がある場合がほとんどです。

    DNSエラーが起こる原因5つ

    DNSエラーと表示される時、その原因のほとんどがPCの設定などにあります。DNSエラーは、何故表示されるのでしょうか。インターネットのトラブルには、色々な種類があります。サイトアドレスとIPアドレスが上手く送れない時の原因は、デバイス側にあることがほとんどです。原因が理解できれば、自分でエラーを解消することも可能です。DNSエラーが起こる原因を5つご紹介いたします。

    原因1:ネットに接続されていない

    ネットに接続されていないと、DNSエラーと表示されます。インターネットに接続されていないと、DNSサーバーに接続されません。一般的にパソコンは、LANケーブルやルーターを介してインターネットに接続されます。その接続がうまくされていないと、DNSエラーと表示されます。LANケーブルやルーターの設定はONになっているか、きちんと接続されているかをしっかり確認しましょう。意外に気がつかないことが多くあります。

    原因2:DNSサーバーに接続されていない

    DNSサーバーに接続されていないと、DNSエラーと表示されます。ネットに繋がっているのに、DNSエラーと表示されるときは、DNSサーバーに接続されていない場合があります。DNSサーバーが正常に起動しているか、確認しましょう。まずは、PCを再起動してみます。ルーターやLANも再起動します。今使っているPCとは別のPCからアクセスしてみます。コマンドを入力してみるのもDNSの確認をするさいに有効です。

    原因3:サービスが停止している

    PCの接続が正常でDNSエラーが表示される場合は、DNSサービスが停止している可能性があります。PC接続に問題がないのに、DNSエラー表示が出たままでネットに繋がらないこともあります。DNSサービスが停止されていると、こちらでは解決手段がなくなってしまいます。サービス提供者に状況を問い合わせ、サーバーが停止していないか確認します。

    原因4:一時的なアクセスの不具合

    DNSにアクセスが集中していると、一時的にDNSエラーが出ることがあります。アクセスが集中すると、アクセス先に繋がらず一時的に接続が切られる場合があり、DNSエラー表示が出ます。何度かアクセスしても繋がらない場合、応答しない相手先に対して接続を切断する仕組みになっています。時間をあけて、再度アクセスしてみて繋がった場合は、このケースが多いです。一時的なものなので、引き続きインターネットを続けられます。

    原因5:ネットワークの構成が共有接続になっている

    無線LANで共有接続している場合など、ネットワークの構成でDNSエラー表示がされることもあります。ネットワーク構成がアクセスポイントモード共有接続の場合、サイトアドレスとIPアドレスの自動割り当てが上手くいかないと、DNSエラーになります。ホストへの設定情報の伝達に失敗した場合、インターネットに接続できなくなります。

    DNSエラーの解決方法5つ

    DNSエラー表示の原因は、パソコン側にあることがほとんどなので、自分で解決できることも多くあります。自宅のパソコンの設定や、接続を確認するとDNSエラー表示が消えることが多いので、慌てずにまずは、パソコン周辺を確認してみましょう。意外と簡単な方法で解決できることもあります。

    解決方法1:ネットワーク診断を行う

    トラブルシューティングなど、ネットワーク診断をしてみましょう。インターネット接続に問題があってDNSエラーと表示される場合、トラブルシューティングを行います。Windowsには、様々な問題解決のために、トラブルシューティング機能が備わっています。スタートメニューからネットワーク診断ツールを行います。Macでは、ワイヤレス診断を行います。それぞれ自動で診断しますので、終了するまで待ちます。

    解決方法2:ネットの接続状況を見る

    インターネットに接続できているか、確認しましょう。パソコンの接続など、インターネットに繋がる環境が整っているか確認しましょう。パソコンの電源を切ってから、コンセントを抜いておきます。LANケーブルは繋がっているか、さす場所はあっているか、ONになっているか、などです。接続に間違いがないことを確認できたら、パソコンを再起動させてみます。再起動後、自動で復旧されてつながることも多くあります。

    解決方法3:ルーター、モデムを再起動する

    ルーターとモデムの電源を切って、再起動してみましょう。接続の確認のため、パソコンのルーターとモデムの電源を切ります。そのまま30秒ほど放電してメモリを消去します。その後、モデムの電源を入れてしばらく待ちます。ルーターが再起動したら、インターネットに繋げてみましょう。接続に何らかの原因があった場合には、これでインターネットに繋がります。

    解決方法4:DNSサーバーの設定を確認する

    DNS設定が原因でエラー表示が出る場合は、DNSサーバーの設定確認をしましょう。DNSサーバーの初期設定では、IPアドレスを自動取得できるように設定されています。インターネットに繋がらないとき、DNSの設定に何らかの原因があってサーバーに繋がらない場合があります。IPアドレスは機器を再起動するたびに変更されます。ルーターを再起動させて、インターネットに繋がるか確認し、繋がったら問題は解決されています。

    解決方法5:ルーターの設置場所を見直す

    機器とルーターを近づけて設置します。アクセスポイントとルーターの間に物を置いたり、ふたつの距離が離れたりしていないか確認しましょう。アクセスポイントとルーターは、できるだけ近づけて設置し、ふたつの通信が遮断されないよう間には何も置かないようにします。

    パブリックDNSを使用してみよう

    安心で高速な、パブリックDNSを使用してみましょう。パブリックDNSは、例えば1.1.1.1を利用すると、自分がアクセスしたことを示す、IPアドレスを記録しないので、プライバシーを守ります。怪しいサイトへつながる危険性も回避できます。パブリックDNSサーバーは非常に高速に処理できる仕組みなので、インターネットに繋がる速度も速いのです。

    Windowsの設定方法

    Windowsでの設定方法をご紹介します。Windows10では「設定」「ネットワークとインターネット」「アダプターのオプションを変更する」をします。次にインターネット接続のアイコン、「プロパティ」「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」次のDNSサーバーのアドレスを使うにチェック「優先DNSサーバーに8.8.8.8入力」「代替DNSサーバーに8.8.4.4入力」OK、で設定完了です。

    Macの設定方法

    Macでの設定方法をご紹介します。Macでは「アップルメニュー」「システム環境設定」「ネットワーク「Ethernet」を選択」「構成をクリック」「詳細をクリック」「DNSをクリック」「固定ID8.8.8.8入力、」「適用をクリック」で設定完了です。

    DNSエラーの対処方法を覚えておこう!

    突然「DNSエラー」と表示された時の対処方法を覚えて置いて、いざという時に備えましょう。インターネットに繋がらないなどのトラブルは少なくありません。目的のサイトにアクセスできない事は、生活に支障をきたす時もあります。「DNSエラー」と表示されても困らないように、対処方法をしっかりと覚えておきましょう。

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