【IoT時代の通信規格】省電力・遠距離ネットワークのLPWAとは

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IoTの浸透に伴い、さまざまなアプリケーションに適合できる通信ニーズが増加してきました。
IoTネットワークの代表的なコンセプトとして、LPWAが注目されています。
今回は、LPWAの特徴や今後の市場予測についてご紹介します。

IoTネットワークの主役LPWAとは?

LPWAとは、「Low Power Wide Area」の略で、消費電力をできるだけ抑えて広い範囲の通信を可能にする通信方式のことです。
LPWAの通信速度は携帯電話の通信速度と比較すると、数kbpsから数百kbps程度と速度が遅いものの、非常に高い省電力性能があり、一般的な電池で数年、長い場合は数十年の間運用が可能であるといわれています。

また、遠距離通信が可能でその範囲は数kmから数十kmに及びます。
日本においては、宅配飲食チェーンにおいて食材を保管する冷蔵庫の温度を遠距離で管理するシステムが実用化されています。

その他、ガスや水道メーターのデータ収集に関する実証実験、水源と排水池、市役所をネットワークで結び、稼働状況の監視を行うシステムの実証実験が進められています。
海外においては、国立公園内にカメラとセンサーを設置し、リアルタイムな情報をもとにした環境状態のモリタリングの実施や、ボタン操作のみで宅配や集荷を依頼できるボタン型のデバイスが実用化されています。

今後のLPWA市場はどうなる?

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目前まで迫っている5Gなど今後は超高速通信が広がっていく中、LPWAとの使い分けが進んでいくと考えられています。
今後LPWAはワイヤレス通信に対応することで、さまざまな場面での活用が期待されており、新たな通信インフラとしての役割を確立してくとみられています。
さらに通信網の拡大に伴い、LPWA対応のモジュール出荷台数も劇的にその数を伸ばすと予測されており、2014年には600万台だった出荷台数は2021年には3.8億台まで伸びると推測されています。

また、LPWAモジュールの地域別出荷台数をみると2016年には75%が北米とヨーロッパ向けだったのに対し、今後はアジア太平洋地域への普及が進みます。2021年には北米・ヨーロッパ・アジア太平洋地域がほぼ同じ市場規模になると予測されています。
LPWAが創り出す市場としては、「物流・資産管理」、「スマートメーター」などの産業向け用途がまず拡大し、その後に「インフラ・環境監視」、「セキュリティ・スマートビル」、「エネルギー生産」などのインフラや社会的用途につながっていくと考えられています。

新たな時代の新たなネットワーク

IoT時代と呼ばれるこれからの新しい時代にはさまざまな通信ニーズが生まれ、それぞれのニーズに対応するネットワークが選択される時代になってきます。
LPWAは、省電力でありながら遠距離通信が可能なネットワークとして、今後急速に成長していくと考えられています。

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