ネットワークストレージを比較。SANとNASについて

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代表的なネットワークストレージにはSANとNASの2種類が挙げられます。
SANにはSANの、NASにはNASの特徴があります。
ここではそれぞれの違いについて紹介していきます。SANとNASの違いがわからない人や、違いを知りたい人はぜひご一読ください。

高性能・高信頼のSAN

SANは「Storage Area Network」の頭文字をとった略称です。
サーバとストレージを専用のファイバチャネル(FC)で接続して使います。
SANの構成を簡単に説明すると、まず各端末はイーサネットでサーバに接続されます。
そして各端末が接続された複数のサーバはFCケーブルでFCスイッチに接続され、最後にFCスイッチがストレージに接続されるというのが、SANの構成の概略です。

SANはデータの転送をブロックベースで行う、ブロックストレージ専用の高速ネットワークです。
ブロックストレージとは、データエリアがブロックで分割されてアドレスを付けられるタイプのストレージであり、ブロック単位でアクセスされます。

既存のネットワーク帯域に負荷をかけずに、4Gbpsや8Gbpsといった高速転送を行えることがSANのメリットです。
SANは性能と信頼性が高いため、高性能や高信頼が要求されるデータベース業務や基幹業務などに使われます。
デメリットとしてはNASよりもコストがかかることが挙げられます。

低コストがメリットのNAS

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NASは「Network Attached Storage」の頭文字をとったものです。
主な用途はファイルサーバの共有です。
NASはIPアドレスを持ち、IPネットワークに接続して使われるファイルストレージです。
ファイルストレージでは、各データはディレクトリとファイル名で指定されてアクセスされます。

NASの利点の1つは、異なった機種のサーバ間でもファイル共有が可能なことです。
もし複数のサーバOSから同時にアクセスがあった場合でも、待ち行列を使って順番に処理していきます。
こうすることで複数のサーバOSでも競合を気にせずに同時にNASを利用できます。

NASを導入した場合、各端末はイーサネットでサーバやストレージと繋がる形になります。
NASの性能や信頼性はSANよりも劣るかもしれませんが、既存のイーサネット環境を利用できるため、SANに比べると低コストで導入できます。

SANとNASの違いを覚えておこう

SANは高速・高性能かつ信頼性が高いことから、基幹業務などで多く使われます。
一方、NASはイーサネット環境を流用しながらコストを抑えてファイルの共有が可能です。
エンジニアとして、違いを人に説明できるようにしておくといいでしょう。

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