OracleのJava資格3つの違いをご紹介!資格取得のメリット5つ

この記事でわかること
OracleのJava資格とは?
プログラマーとして活躍するために応用範囲の技術の習得は大切となります。技術や知識を客観的に証明するには資格の取得も必要です。その中でもOracle社のJavaに関する資格は、是非取得したい資格の1つでしょう。
Java認定資格でもっとも有名なのが、Java開発元のOracle社が運営するOracle認定Java資格です。今回はOracle認定Java資格の種類とメリットについて紹介します。
Oracle認定Javaプログラマ試験の種類と出題範囲
Oracle認定Java資格の受験方法は、会場またはオンラインです。試験日や会場の指定はなく、試験はブロンズ・シルバー・ゴールドの3種類です。OracleのJavaプログラミングに関する体系的知識が問われます。
また、この資格は民間資格ですが、IT業界ではJavaプログラマとしての評価の指標となり得ます。
種類1:Bronze
Oracle認定Java資格Bronzeは、もっとも難易度の低い試験です。また、試験時間は65分、出題問題数は60問です。
Oracle認定Java資格の中でもっとも難易度が低いとはいえ、基礎項目をしっかり押さえないと合格は難しいです。余裕のある十分な学習をして、受験したほうが良いでしょう。
Bronzeの出題範囲
Bronzeは、Java言語を学び始めた人が対象で、最低限必要な基礎知識があることを証明するものです。
範囲は、Java言語プログラムの流れ・データの宣言と使用・演算子、分岐文・ループ文・オブジェクト指向コンセプト・クラス定義とオブジェクトの生成、使用・継承とポリモーフィズムまでです。
試験時間が短く時間配分が難しいので、公式問題を解くなどして対策しましょう。
種類2:Silver
Oracle認定Java資格Silverは、上級者指導の下実務可能な「初級Java progremmer」が対象です。国際資格で、試験時間は150分、出題数は77問程度です。
Bronzeで問われた基本文法だけでなく、プログラミングに必要な仕様が理解できているか問われる内容となっています。
受験制限がないので、Silverから受験することも可能です。
Silverの出題範囲
Silverでは、基礎文法だけでなく、オブジェクト指向プログラミングを理解しているか、プログラミングに必要な仕様を詳細に理解できているかといった問題の出題がされます。
範囲は・Javaの基本・Javaのデータ型の操作・演算子と判定構造の使用・配列の作成と使用・ループ構造の使用・メソッドとカプセル化の操作・継承の操作・例外処理・Java APIの主要なクラスの操作です。
Gold
Oracle認定Java資格Goldは試験時間150分、問題数90問程度、認定資格の中でもっとも難しい試験です。実務経験があり、スキルが高い方向けの国際資格でしょう。
Oracle認定Java資格Goldは、仕様を理解して機能実装ができるプログラマ対象です。Silver合格者が受験対象です。
取得すれば実力のあるプログラマとして市場価値が高くなります。
Goldの出題範囲
Goldでは、ラムダ式やStream APIを使用したプログラミング方法の理解についても問われます。
範囲は、Javaクラスの設計・高度なクラス設計・ジェネリックスとコレクション・ラムダ式を使用する事前定義済みの型の使用・例外をアサーション・Java SE 8 Date and Time API を使用する・Java I/Oの基礎・平行処理・JDBCによるデータベースアプリケーションの作成・ローカライゼーションです。
資格を取得する5つのメリット
メリット1:認知度が高い
Oracle社のJavaは世界的に使用されている言語で、Javaの資格にはそれぞれ大きなメリットがあります。
Oracle認定Java資格のメリットとして、開発元であるOracleのベンダー資格である事は外せません。資格を取得することで、Javaに関する知識を体系的に習得していることの証明になります。
メリット2:知識を証明できる
Javaは世界中で使用される機会が多いので、エンジニアとしてJavaが使えるのは大きな強みですが、それを客観的に評価するのは難しいです。
Javaは扱うエンジニアが多く、その技術は個々により大きな差があります。そんな時、Oracle認定Java資格を所得していれば、自分のスキルを証明できるでしょう。
メリット3:キャリアアップが期待できる
資格を取得するにはJavaに関する体系的な知識を勉強し直しましょう。独学や業務でJavaに関わっても、すべての知識を網羅しているとは限りません。
資格試験の勉強は、自ずと独学や業務で学べなかった穴を見つけ、それを埋める勉強でスキルアップできます。また、Oracle認定Java資格を取得するとクライアントに対して具体的なアピールができ、スキルアップを有利に進めることが可能でしょう。
メリット4:収入アップを目指せる
Javaの資格は多数あります。資格取得は必須ではなく、スキルを証明するのは資格だけではありません。しかし就職に際し、資格を取得すればスキルの証明になり、将来的に収入アップに繋がる可能性が十分にあります。
Oracle認定Java資格の中でもGoldはもっとも難しい国際資格であり、転職に有利になると予想されます。会社によっては資格手当を支給する場合があり、持っていて損はないでしょう。
メリット5:全世界で共通の資格
Oracle認定Java資格は、Javaに特化した資格でもメジャーなものです。Javaの基礎知識をアピールするには最適でしょう。
その中でも、SilverとGoldは世界共通の国際資格です。特にGoldを所得しているエンジニアは、外資系企業からもスキルを認められやすくなります。Javaに対しての勉強や経験がクライアントに評価されることも十分に予想されます。
資格取得のためにおすすめの方法3つ
資格取得の勉強といっても、その勉強スタイルは様々です。「勉強の仕方がわからない」という人も多いかと思います。
Oracle認定Java資格試験に向けて、おすすめの勉強方法を3つ紹介します。効率よく勉強するためにもぜひ参考にしてみてください。
方法1:計画を立てる
Oracle認定Java試験の勉強で、もっとも大切で難しいのが勉強時間の確保です。忙しい毎日の中で1日にどのくらいの時間を確保できるのか考えましょう。
勉強を効率的に行うためにおすすめするのは、先にスケジュールを立てることです。1日の中で、どの時間帯にどのくらい勉強に時間を充てられるのか、計画してみるといいでしょう。
方法2:参考書を読む
勉強は必ずしも参考書から始める必要はなく、多少の知識があるなら、まず過去問を解くと良いでしょう。自分の苦手な分野や、理解していないところがよくわかります。
過去問の次に参考書を読み、論理をよく理解します。点数を稼ぐには「解けない」を「解ける」にすることが肝心です。問題を解きながら参考書で苦手な分野を理解することが、結果的に勉強時間の大幅な短縮につながるでしょう。
方法3:問題集を解く
Oracle認定Java資格の問題集は多数出版されていますが、何冊も購入する必要はないでしょう。時間が間に合わず、十分な対策をとれなくなるかもしれません。
1冊取り組むものを決めてやり切ったほうが点数に繋がります。問題集を選ぶポイントは、古くからある信頼性の高いものです。試験勉強はパターンの学習なので、古くからあるものは、その歳月の分だけパターンの蓄積がされているからです。
OracleのJava資格にチャレンジしよう!
ここまでOracleのJava資格について詳しく見てきましたが、いかがでしたか。
資格はそう簡単には取得できません。しかし、社会人になっても日々変わっていくIT業界においてスキルアップや、知識や技術の勉強は必要不可欠です。
効率的な勉強でOracle認定Java資格を取得し、キャリアアップしていきましょう。