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.NET Framework 4.5~4.8の特徴と新機能総まとめ

2020年01月30日

Windowsと作成したプログラムの架け橋として活躍してくれる.NET Frameworkは、現在の最新版で4.8となります。まだまだ機能拡張されることでしょうが、今一度、バージョン4.5~4.8で機能拡張された部分などを一緒に確認していきましょう。

SE
バージョンアップするにつれて、やっぱり開発者にとっては使い易いフレームワークになっているのでしょうか?
PL
その通りです!is演算子やswitch文が拡張されたのは、C#開発者にはうれしい拡張だと思います。

.NET Framework 4.5とは?

.NET Framework 4.5は、.NET Framework4のアップデート版で互換性の高いインプレース更新です。主に、C#やVisual Basicの開発者にとって嬉しい拡張がされています。
また、F#と.NET Framework 4.5を併用することでWindowsアプリケーションを開発することが可能になりました。

C#・Visual Basic・F#のための言語拡張機能やフレームワーク拡張機能として、UIも応答性の高いものに進化しています。ASP.NET、Managed Extensibility Framework、Windows Communication Foundation、Windows Identity Foundationなどに大幅な機能改良が加えられたことによりパフォーマンス、信頼性、セキュリティが向上しています。

.NET Framework 4.5をインストールする手順

  1. マイクロソフト公式サイトにアクセス
  2. [ダウンロード]をクリック
  3. すぐにインストールする場合は[実行]を選択。後でインストールする場合は[保存]を選択

.NET Framework 4.5~4.8に追加された新機能

ここからは、.NET Framework 4.5~4.8で追加された機能を、それぞれ順に紹介します。

.NET Framework 4.5で拡張された機能

  1. Windowsストアで配信できるアプリケーションが開発可能となりました。
  2. C#で非同期のプログラミングを簡単にコーディングすることが可能となりました。
  3. async/awaitを使うことで、非同期処理を簡単にコーディングすることができます。

  4. Caller Info属性が追加されました。
  5. デバッグ用診断を実現する機能になります。メソッドの引数にCaller Info属性をつけておくと、その引数に対して診断情報を渡してくれますので、開発者にとってはありがたい機能であるといえます。

.NET Framework 4.6で拡張された機能

  1. コンパイルの時間を短縮できるRyuJITがリリースされました。
  2. こちらは64ビットOSで利用できるコンパイラーとなります。従来のJITコンパイラーでは、64ビットで利用すると32ビットよりも性能が劣る問題がありましたが、RyuJITがリリースされて、コンパイルにかかる時間が短縮されました。

.NET Framework 4.7と4.8で拡張された機能

  1. 複数のオブジェクトをひとつのオブジェクトでまとめることが可能なタプル機能が追加されました。
  2. これによって、戻り値がひとつではなく、複数設定することが可能となりました。

  3. is 演算子と switch 文が拡張され、型による分岐と分解が可能となりました。
  4. モニター解像度の向上にともない、テキストとイメージが小さすぎて読みにくくならないようにする必要があります。WindowsフォームとWPFには高DPIに適応するよう拡張されました。

インストールできるWindowsのバージョン

.NET Framework 4.5~4.8までそれぞれインストール可能なWindowsのバージョンの一覧を以下の表に表します。

.NET Frameworkのバージョンインストーラサポートするプラットフォーム
4.8.NET Framework 4.8このバージョンを含む製品
Windows 10 May 2019 Update
Visual Studio 2019 (16.3 更新プログラム)
インストール可能なバージョン
Windows 10 October 2018 Update
Windows 10 April 2018 Update
Windows 10 Fall Creators Update
Windows 10 Creators Update
Windows 10 Anniversary Update
Windows 8.1 以前
Windows Server 2019
Windows Server、バージョン 1809
Windows Server、バージョン 1803
4.7.NET Framework 4.7このバージョンを含む製品
Windows 10 Creators Update
Visual Studio 2017 (15.3 更新プログラム)
インストール可能なバージョン
Windows 10 Anniversary Update
Windows 8.1 以前
Windows Server 2016 以前
4.6.NET Framework 4.6このバージョンを含む製品
Windows 10
Visual Studio 2015
インストール可能なバージョン
Windows 8.1 以前
Windows Server 2012 R2 以前
4.5.NET Framework 4.5このバージョンを含む製品
Windows 8
Windows Server 2012
Visual Studio 2012
インストール可能なバージョン
Windows 7 以前
Windows Server 2008 SP2 以前

注意点

  • ・.NET Framework 4以降のバージョンはすべてインプレース更新であるため、システム上に存在できるバージョンは1つのみです。
  • ・.NET Framework 4以降がすでにインストールされている場合は、以前のバージョンをインストールすることはできません。
  • ・新しいバージョンをインストールする場合は、以前のバージョンをアンインストールする必要はありません。
SE
.NET 5のリリースが楽しみですね。次はどんな機能が拡張されて、開発しやすくなるのか、わくわくします。
PL
今までリリースされているバージョンの機能もすべてとはいわなくても、ある程度把握することはとても大切ですよ!活用できる機能を知っているだけで、開発者自身のできることも多くなり、最終的には開発工数削減にもつながってきます。今からでも.NET Frameworkについて改めて理解を深めてみてもいいかもしれませんね。

.NET Frameworkの機能追加は把握しておくべき

.NET Frameworkはバージョンアップされて、より開発しやすい環境を提供してくれています。しかし、この情報を開発者自身が知らなかったら、せっかくの機能拡張を活かしきれません。提供されている機能を把握するためにも、次のバージョンアップ時には、どこが機能追加されたのか、または変更されたのかをチェックする癖はつけておくべきではないでしょうか。

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