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Spring Frameworkとは?メリット6つや注意点と使い方を多数解説

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Spring Frameworkとは?メリット6つや注意点と使い方を多数解説
この記事でわかること
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    システム
    エンジニア
    Spring Frameworkとは、どのようなものなのでしょうか?

    プロジェクト
    マネージャー
    アプリ開発の効率を上げる便利な機能が詰まったツールです。開発スピードをアップさせられます。

    フレームワークとは?


    フレームワークとは枠組みの事で、共通の考え方、意思の決定、分析などを土台とします。システム開発をスムーズに行うためのツールであり、ポイントをパターン化して誰でもできるようにします。目的によって使い分けてビジネスに活用する事ができる為、課題の明確化や解決手法などへの思考時間を短縮して、決められた枠組みの中で無駄なく手順に沿って効率的に戦略・解決・決定などを行っていく事が可能です。

    「Spring Framework」の特徴3つ


    「Spring Framework」とは、WEBアプリ開発に用いられるフレームワークです。Javaの主要フレームワークといわれる「Spring Framework」は、2002年にRod Johnsonが自著と共にリリースしました。アプリ開発の効率を上げる便利な機能が詰まったツールで、特に開発スピードにおいて効果を発揮します。「Spring Framework」はJavaの基礎知識を必要とします。

    1:Springの歴史

    「Spring」は軽量フレームワークを目的として作られました。「Spring Framework」の事を略して「Spring」と呼ばれ、2002年10月に最初のバージョンが発表されています。Rod Johnson氏が著書と同時に発表し「このフレームワークはサンプルではなく公開され自由に使えます」と解説しました。「Spring」に関連したプロダクトはどんどん進化し、Javaには外せないプロダクトになっています。

    2:Javaとの関係性

    Spring Frameworkは、JavaのWebフレームワークでアプリを作ることが可能です。JavaでWebアプリを開発する場合、フレームワークをスピード良く効率的に無駄なく使いこなす事がポイントになります。Javaの開発には変更が多く、時間を消費する場合があります。Spring Frameworkは変更に強く、効率的に作業を進めることが可能です。Javaでの開発業務に大きな影響を与えています。

    3:DIとAOPで構築されている

    Spring Frameworkには、DIが組み込まれていて、コンポーネント間で依存しているコードを排除して外部設定ファイルなどを入れて動作を変えられます。また、AOPも組み込まれていて、プログラミングを使ってコードを簡潔にできます。

    Spring Frameworkのメリット6つ


    Spring Frameworkを使う事のメリットをご紹介します。Spring Frameworkは「開発を効率的にするソフトウェアの土台」としてさまざまなメリットがあります。Javaで効率的にアプリ開発を進める上でSpring Frameworkは必須と言えるでしょう。開発中の都度の変更やテストに強く、それまで時間をかけて行っていた作業を短時間でスムーズに実行する事を可能にします。

    1:拡張性能が高い

    Spring Frameworkは拡張性能が高く利便性を向上させます。拡張性とは機械やソフトウェアなどの本来備えている機能をさらに向上させる機能の事で、Spring Frameworkは機械に影響なく機能追加や性能向上が可能なのです。設定も簡単でフレームワークの単純性と処理能力も強く、XML拡張機能「POJO(Plain Old Java Objects)」管理機能で強力な業務サポートを行います。

    2:テストが簡単

    Spring Frameworkはテストが簡単に行えます。「Spring Framework」は、コンテナコンテキストの正しい配線や、データアクセス(正確性、Hibernateクエリ、JPAエンティティマッピング)などの統合テストをサポートしています。テストのサポートはアノテーション駆動型Spring TestContext Frameworkの形式で提供され、さまざまな環境でのさまざまなテストが可能です。

    3:変更しやすい

    Spring Frameworkは、開発中の変更がやりやすいです。Spring Frameworkには「DI(Dependency Injection)」が組み込まれています。コンポーネント間で依存しているコードを排除して外部設定ファイルなどを入れて動作を変えていけるのです。修正範囲を最小限に留め、改修しやすくプロジェクトの途中で修正が発生しても、手間を最小限に抑えられます。

    4:再利用性が高い

    Spring Frameworkは、再利用性が高いです。DIは「設定を利用から分離する(the principle of separating configuration from use)」との原則があります。コンポーネントとはWebアプリケーション開発でページを構成する各部品の事でコンポーネント集合としてプログラムを設計すると「再利用」可能です。Spring Framework共通のプログラムをまとめるので修正が最小限になります。

    5:保守性が高い

    Spring Frameworkは保守性が高いです。開発の際にコーディングルールを定めておくと結果的に保守性の高いプログラムの実現が可能になります。大きなプロジェクトではコーディング手法を統一する事が成功に繋がるのです。Spring Frameworkは「AOP(Aspect Oriented Programming)」というプログラミングを使ってコードを簡潔にします。それによって不具合の改善がやりやすくなります。

    6:様々なソフトウェアとの連携に優れている

    Spring Frameworkは、様々なソフトウェアとの連携に優れています。そのため、連携がしやすいので、幅広いサービスを使用できます。さらに、連携するソフトウェアが多くあることで、対応のしやすさという点でもメリットがあります。

    Spring Frameworkを使用する際の注意点4つ


    Spring Frameworkを使用する際の注意点を紹介いたします。ここまで、Spring Frameworkの特徴やメリットを紹介してきましたが、使用する上での注意点がいくつかあります。そこで、ここでは4つの注意点を紹介いたします。

    1:比較的難易度が高い

    まず、Spring Frameworkを使用する際の注意点は、比較的難易度が高いことです。後の理由でも詳しく述べますが、高度なJavaの知識が必要であり、日本語の情報が乏しい、また、Spring Framework自体の規模が大きいということがあるため、難易度は比較的高いと言えます。

    2:高度なJava知識が必要

    Spring Frameworkを使用するには、高度なJava言語の知識が必要となります。Spring Frameworkは、JavaのWebフレームワークでアプリを作ることになります。そのため、Javaについてよく知らないと、Spring Frameworkを使用することは困難です。

    3:日本語の情報が乏しい

    実際にSpring Frameworkのサイトを調べてみても英語で書かれていて、日本語には対応していません。そのため、日本語の情報は乏しいと言えます。ある程度英語が読めないと情報が理解できない場合があるので注意が必要です。

    4:規模が大きいため全容を把握しにくい

    Spring Frameworkは、様々なソフトウェアとの連携ができ、多くのプログラミングが備わっています。その反面、規模が大きいために全容を把握しにくいという注意点があります。

    Spring Frameworkに適した使い方


    Spring Frameworkを活用しましょう。アプリケーションを開発する時に土台とするソフトウェアのフレームワークの1つである「Spring Framework」はjava言語で構成されています。集合体なのでいろいろな機能があり「依存性注入(Dependency Injection)」と「アスペクト指向プログラミング(Aspect Oriented Programming)」が備わっています。

    WEBシステムの開発

    Spring Frameworkは「WEBシステムの開発」に適しています。Spring Frameworkは「再利用しやすい」「保守性が高い」「拡張性が高い」「バグの修正がやりやすい」とエンジニアに高評でシステム開発の現場でも頻繁に用いられているツールです。Webシステムの開発に不可欠なフレームワークとして効率良く高速開発が可能です。各種の設定を必要最低限の作業で自動設定できる自動設定機能があります。

    WEBサービスの提供

    Spring Frameworkは「WEBサービスの提供」に適しています。多機能なSpringを用いるとJavaの幅と量が格段にあがり、商用システムにも用いられて高評を得ています。アプリケーションを簡単に作成できるので、Webサービスの提供にもSpring Frameworkは使われているのです。現在さまざまな企業などでSpring Frameworkを用いたWebサービスが提供されています。

    Spring Frameworkの習得は転職にも有利


    Spring Frameworkを習得することは、転職にも有利です。Spring Frameworkを習得することで、高度なJavaの知識を身につけることができるため、転職してもその知識を活かすことができます。また、様々な企業などでSpring Frameworkを用いたWebサービスが提供されています。そのため、転職先でも使用することがあるかもしれません。

    システム
    エンジニア
    Spring Frameworkは、さまざまな使い方ができるのですね。

    プロジェクト
    マネージャー
    そうですね。Spring Frameworkを使って効率的にアプリ開発を行いましょう!

    「Spring Framework」をつかってアプリ開発してみよう


    「Spring Framework」はアプリ開発を効率的にします。複雑なアプリケーションを効率的に作成する事を可能にするツール「Spring Framework」は、目新しい機能を常に取り入れています。アプリ開発に必要な機能を提供し、様々なアプリケーションに適用可能なのです。Java言語を覚えたら「Spring Framework」を使いこなしてアプリを開発しましょう。

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