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Rubyフレームワークおすすめ7選|選び方やメリット・デメリットをご紹介!
- SE
- Rubyというプログラム言語について詳しく教えてください。
- PM
- Rubyはアプリケーション開発で利用される言語のひとつです。
目次
Rubyとは?
Rubyとは、Webアプリケーション開発で利用されるプログラミング言語のひとつです。
特徴としては、少ないコードの量で作業が可能なため、動的なサイトを作るのに適しています。
また、Matz(まつもとゆきひろ氏)が「命令型プログラミング」と「関数型プログラミング」を用いて開発した「オブジェクト指向スクリプト言語」で、「美しく芸術的」と言われています。
Rubyのフレームワークとは?
Rubyのフレームワークは、開発の土台として使用することで記述量が削減できます。
Rubyフレームワークとは、WebシステムやWebアプリケーションを開発する時の土台になるソフトウェアで、プログラムの量を大幅に削減する事ができ作業が効率化されます。
共通するコードの枠組みや骨組みになり、初心者でもRubyフレームワークを使えば、簡単にサービスを開発できるように作られています。
Rubyフレームワークの選び方
Rubyフレームワークを選ぶには、いくつかのコツがあります。
Rubyフレームワークは、プログラマーのスキルやレベルに合わせてどれが良いのかを検討し、
「保守性」や「機能性」など、何を重視して選ぶのかを考えます。
小規模や大規模などの、開発するプロジェクトの規模によっても選ぶものが変わってきます。Rubyフレームワークを選ぶ時のコツを、いくつかご紹介いたしましょう。
自分のレベルに合っているか
Rubyフレームワークを選ぶ時は、自分のレベルに合ったものを選ぶようにしましょう。
Ruby on Railsは有名ですが比較的ハードルが高く、他のフレームワークも知っておいた方が良いでしょう。Rubyフレームワークには「Ruby on Rails」「Sinatra」「Padrino」があります。
何が分からないのかを明確にして、基礎をしっかりと固めておきます。目的に合わせて選びましょう。
実行速度の速さ
実行速度の速さも、Rubyフレームワークの選び方の1つです。
Rubyフレームワークの実行速度の速さにも差があります。Ruby on Railsよりも速いフレームワークも存在します。
実行速度は遅いけれど高機能で利便性の高い物や、軽量でしかも実行速度の速い物もあります。言語ごとに得意不得意があり、プログラミング言語それぞれの実行速度も選び方の1つになります。
Rubyのおすすめフレームワーク7選
おすすめのRubyフレームワークを、ご紹介いたします。
Rubyフレームワークは、アプリケーションの標準構造を実装します。Rubyフレームワークには「Ruby on Rails」「Sinatra」「Padrino」「cuba microframework」等、いくつかの種類があります。
システム開発作業を効率化できる、おすすめの「Rubyフレームワーク」を7選ご紹介いたしましょう。
Rubyフレームワーク1:Ruby on Rails
Ruby on Railsは、Rubyフレームワークの中で最も知名度があります。
Ruby on Railsは、多くのプログラマーに愛用されていてCakePHPやSymfony系などの豊富なフレームワークがあります。
「同じことは繰り返さない」「設定より規約」という基本理念があり、「MVCアーキテクチャ」「DRY原則」に基づいた短い記述ができ、テスト自動化機能が備わっています。
Rubyフレームワーク2:Ramaze
Ramazeは、とてもシンプルなRubyフレームワークです。
RamazeはRubyの書き方がそのまま使え、複雑なコードは必要ないように作られています。MVCで構成されていて、カスタマイズが可能です。
Ramazeは2007年に、マイケル・フェリンガー氏が開発しました。シンプルで自由度が高く、「KISS」「POLS」という原則の組み合わせを使用します。
Rubyフレームワーク3:Sinatra
Sinatraはシンプルで、初心者にも簡単に使えます。
Sinatraの機能は少なめですが、自分で学びながら作っていくことができます。柔軟でカスタマイズが簡単なので、いろいろな企業で導入されています。
Webアプリケーションの構造を学ぶ必要があるので、エンジニアの新人研修などでも良く使われています。拡張や作業を自分で行って、作成していきます。
Rubyフレームワーク4:cuba microframework
cuba microframeworkは、軽量でシンプルなフレームワークです。
cuba microframeworkは最小化機能なので「マイクロフレームワーク」とも呼ばれています。開発者のマイケル・マーティン氏は「cubaはフレームワークではない」を実証した「小さく」「軽量」「早い(実行速度)」を実現しました。
必要なものだけに特化していて、小規模のWebアプリケーション開発に向いています。
Rubyフレームワーク5:HANAMI
HANAMIは、Rubyのフレームワークです。
HANAMIは使うコードを短く書くことができるので、アプリケーション開発の時間が早くなります。アプリケーションの拡張を前提に設計されています。
「スレッドセーフ」というアクセス過多を防ぐ機能が備わっているので、サーバダウンの防止が可能です。軽量ながら多くの機能を備えています。
Rubyフレームワーク6:Padrino
Padrinoは、generatorが豊富に搭載されています。
Padrinoは、いろいろなテンプレートエンジンと連携させて作成できるのが特徴的です。軽量なコード記述を基本に、追加機能が充実しています。
「メール配信テンプレート」「言語対応国際化機能」「各種コードテストツール」「Ruby on Rails MVC機能」など、新たな機能が追加されています。
Rubyフレームワーク7:Camping
Campingは、2010年に誕生しました。
Camping(キャンピング)は、2010年にジョナサン・ジレット(Jonathan Gillette)氏によって発表されたとても軽量なマイクロフレームワークです。
Campingは、4KBほどの軽量なRubyフレームワークにMVCアーキテクチャを採用していて、これだけでもアプリケーション構築ができます。Ruby on Railsへの移行が容易なのも特徴です。
Rubyでフレームワークを使うメリット・デメリット
Rubyフレームワークには、メリット・デメリットが存在します。
Rubyフレームワークはシンプルなので作成が容易というメリットがある一方で、使い方が難しいというデメリットも存在します。
Rubyには、数種類のWEBアプリケーションフレームワークがあります。簡単にプログラムが作成できるので、その仕組みを理解しないで使っているとトラブルが起きた時に対応ができないなどの問題も発生します。
Rubyのフレームワークを使うメリット
Rubyフレームワークは、WEBアプリケーションの作成が容易になるのがメリットです。
Rubyフレームワークは、プログラミング言語の骨組みによって作成が容易になります。コードの記述量が少なくて済み、プログラムの実行やデバッグが容易にできるのもメリットです。
作業の効率があがり、短時間でアプリケーションの作成が可能になります。デザインのカスタマイズもでき、バグも発生しにくいというメリットもあります。
Rubyのフレームワークを使うデメリット
Rubyフレームワークは、使い方や規約を覚えなければなりません。
そのため、非汎用的なものには適さないというデメリットもあります。
独学で勉強する時に情報を集めなくてはならず、学習に時間がかかるとも言われています。費用のかかるフレームワークもあるので、事前に確認する必要があります。
- SE
- 初心者でも効率的に作業ができるプログラム言語なんですね。
- PM
- そうですね。ただ仕組みをしっかり理解しておくことが重要です。
Rubyのフレームワークを使ってアプリケーションを作成しよう!
Rubyフレームワークは、1人でも簡単に開発可能です。
Rubyフレームワークは、素早く開発できるフレームワークと言われていて、1人でも複数人でも使用する事ができます。
「企画」「設計」「開発」の順にWebアプリケーションを作っていきます。サイトマップやワイヤーフレームを作り、実際にアプリケーションを作成してみましょう。