Visual Studioでブレークポイント使ってデバッグをする方法

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Visual Studioでブレークポイント使ってデバッグをする方法
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Visual Studioに代表される統合開発環境を利用して開発する場合、よく活用される機能にデバッグ機能があります。このデバッグ機能はプログラム実行中にそのプログラムを一度停めて、プログラムが予期せぬ動作をしている場合になぜそのような動作をしているのかの確認が可能です。

また、分岐処理などでデータを通しての疎通確認ができない場合などに強制的にその分岐処理を通過させて、プログラムの動作確認を行う時に利用することもでき、開発者にとってはとてもありがたい機能といえます。

PG
デバッグって新人が開発する場合に最初に教わる機能じゃないですか。それぐらいアプリケーション開発では知っておかなければならない機能ですよね?
PM
デバッグ上手はプログラム上手ということをきいたことがありますか?それぐらいこのデバッグ機能は上手に使いこなすべき代物なのです。ここでは今一度、Visual Studioを使用してのデバッグ方法を紹介します。

ブレークポイントとは

プログラムを作成した後は、データを投入してテストを行います。意図しない動作が発生したら、データかプログラムのどちらが悪いのかを確認する必要があります。その際に行うことがブレークポイントをつけてデバッグを行うことです。Visual Studioではブレークポイントをつけて、さらに条件やフィルターも設定可能です。次の項目でそれらを確認していきましょう。

ブレークポイントの設定や条件

ブレークポイントを設定すること自体はとても簡単です。
以下の画像を確認してください。赤い●がついています。これがブレークポイントです。つける方法は、現在赤い●がついている箇所でクリックするだけです。解除したい場合は、再度赤い●をクリックしてください。赤い●がなくなります。

このままプログラムを実行すると、●の箇所でプログラムが停止します。
ブレークポイントの設定

ブレークポイントをつけましたが、上記のようにループ処理の中で設定したら、ループの回数だけ処理を止めて確認することになってしまいます。ここではループカウントが3になった時だけ処理を止めるようにします。そこで役立つのがブレークポイントの条件設定です。

以下の画像をご確認ください。赤い●の上で右クリックを行います。そうすれば条件を設定できるようになります。
ブレークポイントの条件設定

条件の設定を行います。今回は変数iの値が3になった時だけストップするように設定します。
ブレークポイントの条件変更

プログラムを実行します。
プログラムの実行

変数iが3の時だけストップできました。このように条件も簡単に設定できますので、積極的に活用していきましょう。

PG
本当にデバッグ機能って便利ですよね。これがなかったらと思うと恐ろしいです。
PM
一昔前まではVisual Studioのような便利な統合開発環境もなく、各自プログラムをプリントアウトして机上デバッグを行っていたものです。今は優れたデバッグ機能が搭載されている統合開発環境がほとんどですので、上手に使いこなしてアプリケーション開発に携わりましょう。

デバッグ上手はプログラム上手

デバッグ機能を上手に使いこなせる人は、開発工数の削減に大きく貢献できる人です。不具合のないプログラムは残念ながら存在しません。プログラムは正しくコーディングされていても、データの不整合で異常終了することが多々あります。

そのような事象が発生した場合には、このデバッグ機能を使って確認作業を進めることが可能です。ぜひ、この機会にデバッグ上手になることをおすすめします。そうすればおのずとプログラム開発能力も向上するでしょう。


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