2020年より新しい学習指導要領が実施されました。小学校から段階的に「プログラミング教育」が導入される予定です。
プログラミング必修によって、エンジニアのキャリアパスは将来どのように変わってゆくのでしょうか。
目次
プログラミング必修がエンジニアレベルの底上げにつながる?
2018年3月に公示された新学習要領では「プログラミング教育」が導入され、小学校からプログラミングに親しむ人口が増えることになります。
小学校は2020年、中学校はその翌年から全学年で実施され、2022年からは高等学校でも学年進行で実施される予定です。
特に小学校のプログラミング教育では「情報社会は情報技術によって支えられている」という気づきや、「特定の動作を実現するには、どのような組み合わせが必要になるか」といった「プログラミング的思考」の育成を目的としています。
プログラミングを実際に取り組むことによって「言語や技能を磨く」というよりも、プログラミング的思考やプログラミングの良さ、面白さを知る機会とする狙いがあるのです。
エンジニアの仕事の初歩を知る年齢が引き下がれば、エンジニア志望の人材にとって将来的に大きな強みとなるでしょう。
パソコンに多く触れることでIT人材が育ちやすくなる
情報技術が日々発達していく現代の中で、10代以下の若い世代は、ひと昔前よりも情報技術に触れる機会が増えているはずです。
しかし、実際にはスマートフォンやタッチパネルといった簡単な操作方法で扱える機器しか触れられず、逆にパソコン離れが謙著な傾向にあります。
授業でパソコンを使い、普段の暮らしの中でプログラミングがどのように役立っているのかを知ることが大事です。
将来的に言語や技術を修得する為に必要な論理的思考のブラッシュアップは、優秀なIT人材を育てるのに役立ちます。
現在、エンジニアとそうでない人は「情報技術を学んだ少人数」と「技術について学んでおらず、理解できない大多数」として、大きな溝ができている状態だと言えます。
プログラミング教育が浸透することで、エンジニア志望のIT人材が増えるでしょう。また情報技術を専門としていなくても、基本的な理論や構造はある程度理解しているという人が増加するのではないでしょうか。
業界の更なる活性化に期待
2020年から始まるプログラミング必修によって、加速する情報社会に対応できる人材は増えると期待されます。
その中からエンジニアを志望する人材も増えてくる、という良い循環が生まれれば、業界の更なる活性化やキャリア形成の容易さ、他業種間との意思疎通のしやすさなどにも繋がってくることでしょう。
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