エンジニアが知っておきたいLinuxの文字列置換について。bashやsedの書式を解説

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Linuxは、アプリケーション開発やサーバ構築、組み込みシステムの開発など、様々な用途で使用されています。
エンジニアの仕事にLinuxのスキルが求められることも多く、Linuxを学ぶことで仕事の幅が広がるといえるでしょう。

本記事では、エンジニアなら知っておきたいLinuxの文字列置換についてまとめました。

Linuxのシェルスクリプトによる置換とは

Linuxは、核となる「カーネル」と殻にあたる「シェル」の2つから構成されています。

シェルの役割はLinuxのインターフェイスとしてユーザーからのコマンドを受け取ることで、カーネルが理解できるように解釈してコマンドを実行します。

シェルスクリプトはコマンドをドキュメント化したもので、プログラミングの1つだといえます。
シェルスクリプトはテキストで書かれているため汎用性が高く、同じシェルとコマンドに対応している環境であればどこでも動作します。

また、テキストデータをまとめて処理したいときに便利なのがシェルスクリプトによる置換です。
置換を行うことで、ある文字列を違う文字列に一括で置き換えることが可能になります。

Linuxのbash置換について

Linuxのbash置換

Linuxで現在最も一般的なシェルが「bash」です。
変数値の置換の書式には、以下のようなものがあります。

    • ${変数名#パターン}

前方から検索し、一番初めに一致した部分を削除します。

    • ${変数名##パターン}

前方から検索し、一番後ろまで一致した部分を削除します。

    • ${変数名%パターン}

後方から検索し、一番初めに一致した部分を削除します。

    • ${変数名%%パターン}

後方から検索し、一番後ろまで一致した部分を削除します。

    • ${変数名/パターン/文字列}

最初に一致したもののみ、文字列を置換します。

    • ${変数名//パターン/文字列}

全ての文字列を置換します。

bash置換を行う際には以下の表現も覚えておきましょう。

    • *(アスタリスク)

長さが0以上の文字列に一致します。

    • ?(クエスチョンマーク)

任意の文字に一致します。

    • [文字](角かっこで括られた文字)

括られた文字のいずれかに一致します。

    • [^文字] または[!文字] (角かっこで括られており、前に^または!がある文字)

括られた文字以外の文字のいずれかに一致します。

Linuxのsed置換について

Linuxのsed置換

sedは、テキスト変換などのデータ処理において使用されるプログラムです。
Linuxのsed置換を行う際には、以下の書式を使用します。
「$ sed s / 置換対象文字列 / 置換後文字列 / ファイル名」

sed置換を行う際に使用するオプションとしては、主に以下の3つがあります。

    • -e

指定したスクリプトで置換を行います。

    • -fファイル

指定したファイル内の内容を追加します。

    • -r

拡張正規表現を使用します。

sed置換の書式の具体例としては、以下のようなものがあります。

    • $ sed -e ‘s/変更前の文字列/変更後の文字列/g’ ./data.txt > ./data-new.txt

文字列を一括で置換します。

    • $ sed -e ‘s/変更前の文字列//g’ ./data.txt > ./data-new.txt

文字列を一括で削除します。

    • $ sed -e ‘/パターン/d’ ./data.txt > ./data-new.txt

パターンに一致した行を削除します。

    • $ sed -e ‘2,4d’ data.txt> ./data-new.txt

2行目から4行目を削除します。

    • $ cat data.txt | sed -e ‘2,4d’ > ./data-new.txt

パイプラインを使った受け取りを行います。

    • $ sed -i -e ‘s/変更前の文字列/変更後の文字列/g’ ./data.txt

元テキストを直接編集・保存することができます。これはGNUのみのオプションです。

Linuxを学んでエンジニアとしての市場価値アップを目指そう

エンジニアなら、Linuxのシェルスクリプトやbash置換、sed置換などは押さえておきたいところです。
文字列置換を覚えることによって、手間のかかる処理を一気に終わらせることができます。
ぜひLinuxを学んで、レベルの高いエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

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