インフラエンジニアの仕事の魅力5つ|仕事内容や向いている人の特徴も紹介

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インフラエンジニアとは?


インフラエンジニアとは、ITインフラの設計や構築、運用を専門的に行うエンジニアです。「インフラ」とは「インフラストラクチャー(Infrastructure)」を略した言葉で、日本語では「基盤」などの意味を持ちます。

インフラは一般的に水道や電気、ガスなどの人々が生活するための必須の基盤をしますが、インフラエンジニアの場合はネットワークやOSなどのITインフラを扱います。

システムエンジニアとの違いについて

システムエンジニアはシステム開発プロジェクトにおける上流工程を担うエンジニアです。システムエンジニアの仕事内容は、クライアントのニーズをヒアリングして要件定義をおこなったり、それをもとに仕様書を作成したりして、システム開発を行うことです。

一方、インフラエンジニアもクライアントからヒアリングを行いますが、設計を行うのはサーバやネットワークなどのITインフラです。

インフラエンジニアの主な仕事内容3つ


インフラエンジニアの主な仕事内容3つをご紹介します。

ITインフラ周りの業務を行うインフラエンジニアですが、具体的にどのような仕事内容を行っているのかイメージできないという方もいるのではないでしょうか。
インフラエンジニアの主な仕事内容には、「インフラ設計」「インフラ構築」「インフラ運用」などがあります。

ここではインフラエンジニアの主な仕事内容3つをご紹介しますので、参考にしてみてください。

インフラ設計の仕事内容

インフラ設計において最初に行うのは、要件定義です。
クライアントのヒアリングを行い、その要望に合わせてどのようなインフラを構築するかを決定します。
要件定義が完了したら、具体的な設計に移ります。

使用する機器や構成、設定値などを決め、設計書に落とし込んでいきます。
インフラ設計の仕事をするうえで重要なのがヒアリング能力で、そもそもクライアントの要望をしっかりと聞き出すことができなければ満足してもらうことはできません。
また企画力も重要で、クライアントのニーズが抽象的な場合でも、適切な企画をして要件に落とし込んでいかなければいけません。

ドキュメント作成能力も大切で、分かりやすい設計書があることでプロジェクトメンバーが仕事をしやすくなります。
そして、当然ながらインフラの専門知識と経験も必須だといえます。
インフラ設計は、能力の高いベテランのインフラエンジニアが担当する仕事だといえるでしょう。

インフラ構築の仕事内容

設計書が完成したら、その内容に従ってインフラ構築を行っていきます。
まずは必要な機器やソフトウェアを発注し、作業を開始します。
インフラ構築の大まかな流れは、機器の運搬→機器の組み立てと取り付け→ソフトウェアのインストール→動作・負荷テストとなっています。

インフラ構築の仕事では効率よく作業を進める能力が欠かせず、段取りが悪いとスケジュール通りにインフラ構築が進まない可能性があります。
またプロジェクトメンバーをまとめられる管理能力も求められ、大規模なプロジェクトの場合には特に重要なスキルだといえるでしょう。
ネットワークやサーバの知識も大切で、広範囲を網羅しているインフラエンジニアは重宝されるはずです。
そして、意外にもインフラ構築には力仕事が少なくなく、重いインフラ機器を運べるだけの体力が必要になる場面もあります。

インフラ運用の仕事内容

インフラエンジニアの仕事は、設計と構築が完了したら終わりではありません。
運用も含めてインフラエンジニアの仕事であり、むしろインフラを使い始めてからの方が仕事は多いといえます。
具体的な仕事内容としてはインフラのトラブル対応やキャパシティ管理などがあり、夜勤が必要なことも少なくありません。

インフラ運用を行う際に求められるスキルとしては、運用監視ツールを扱うスキルやOS操作スキル、コマンド操作スキル、サーバの負荷分散スキルなどがあります。
また、ハードウェアに関する基礎知識やコミュニケーションスキル、ビジネススキルも必要だといえるでしょう。

とはいえ、インフラ運用においてはインフラ設計やインフラ構築ほどの高いスキルは求められません。
実際に、未経験でもOKという求人はたくさん出ています。
ほとんどのインフラエンジニアは、インフラ運用からキャリアを始めるといえるでしょう。

インフラエンジニアが主に扱う機器3つ


次は、インフラエンジニアが主に扱う機器3つについてご紹介します。

インフラエンジニアが主に扱う機器には、ルーター・サーバー・スイッチ、などがあります。たくさんの機器を扱うインフラエンジニアですが、この3つはメインとして扱う機器になるでしょう。

1:ルーター

ルーターは、コンピュータネットワークにおいて、いくつかのデータを異なるネットワーク間を中継する通信機器です。

ルーターには、通信事業者の基幹ネットワークの中心部で使われる「コアルーター」や末端で外部の回線として使われる「エッジルーター」、コンシューマー向けのインターネット接続を前提とした「ブロードバンドルーター」があります。

2:サーバー

サーバーの運用業務全般を担当するインフラエンジニアにとってサーバーも重要な機器の一つです。サーバーとは、ユーザーの要求に対応した内容の情報を提供してくれる、コンピューターまたはプログラムのことをいいます。

サーバーには、ファイル共有のための「ファイルサーバー」や、Webページを作るファイルの送信する先の「Webサーバー」や、メールの送受信のシステムを運用する「メールサーバー」などがあります。

3:スイッチ

スイッチは、LANや複数のコンピューターの接続を行う回線交換機です。接続口で認識したデータを、宛先である接続口に送る役目があります。

スイッチには、MACアドレスで中継先を識別する「L2スイッチ」、IPアドレスで識別する「L3スイッチ」などの種類があります。L2スイッチ・L3スイッチを中心としてインフラエンジニアはネットワーク構築を行います。

インフラエンジニアの仕事の魅力5つ


インフラエンジニアの仕事の魅力をご紹介します。

IT業界にはさまざまなエンジニア職がありますが、その中でもインフラエンジニアはサーバエンジニアやネットワークエンジニアからのキャリアパスともされており、魅力の多い職種だと言えます。

それでは、インフラエンジニアの仕事にはどのような魅力があるのでしょうか。ここではインフラエンジニアの仕事の魅力5つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:仕事が無くなる心配がない

インフラエンジニアの仕事は今後も無くなることはないでしょう。

IT技術は日々進化しており、現在ではどの業界もインターネットに繋がっているのが当たり前になっています。インフラエンジニアはそういったITインフラを設計、構築、整備することが仕事となるため、インフラエンジニアという仕事には高い需要があります。

また、今後も需要が高くなることはあっても、無くなる心配はないと言えるでしょう。

2:社会的にも求められている

インフラエンジニアの仕事は社会的に求められる職業です。

ITインフラの整備を行うインフラエンジニアの仕事は非常に幅広い分野で利用されています。今やインターネットやネットワークなどのITインフラは一般企業だけでなく、医療機関や航空管制などでも必須の技術となっています。

そのため、インフラエンジニアの仕事は社会的にも求められる社会貢献度が高い仕事であると言えるでしょう。

3:大規模な仕事に関われる

インフラエンジニアであれば規模の大きな仕事にも関わることが可能です。

基本的にインフラエンジニアが関わるようなプロジェクトは、一個人では扱えないようなスケールの大きなインフラ環境の設計や構築、運用になります。

たとえば、スーパーコンピュータを何台も使用するような現場に携わることもできるでしょう。こういった規模の大きな仕事は、インフラエンジニアでなければ関わることはできません。

4:どこの現場でも重宝される

インフラエンジニアの仕事はどこへ行っても重宝されます。

前述のとおり、インフラエンジニアの仕事は社会的に需要が高い仕事です。また、インフラエンジニアはITインフラに発生する可能性があるリスクをあらかじめ予測し、対策を取ることも求められることから、高いスキルや経験値が求められます。

そのため、そういったスキルを持ったインフラエンジニアはどこの会社でも重宝されるでしょう。

5:平均収入が高い

インフラエンジニアはIT業界の中でも平均収入が高い職種です。

インフラエンジニアの平均年収は460万円程だと言われており、全体的に平均年収が高い傾向があるエンジニア職の中でも特に高額な部類です。

また、資格の取得やインフラエンジニアとして経験を積むほど年収も上がっていくため、サーバエンジニアなどの他のエンジニア職からキャリアアップとしてインフラエンジニアを目指す人も多いです。

インフラエンジニアのキャリアパス


インフラエンジニアのキャリアパスは多岐にわたります。

インフラエンジニアはIT業界未経験からの転職例も多く、スキル次第でインフラエンジニアになることは可能です。また、インフラエンジニアとしてスキルを身につけた後は、プロジェクトマネージャーなどの管理職を目指すこともできます。

また、スキルを磨いてスペシャリストを目指したり、ITコンサルタントへ転職するようなキャリアパスも視野に入ります。

インフラエンジニアに役立つ知識4つ


次は、インフラエンジニアに役立つ知識4つについてご紹介します。

どの知識も仕事内容にそのまま直結するので、押さえておきましょう。インフラエンジニアに役立つ知識には、サーバーの知識・ネットワークの知識・セキュリティの知識・クラウドの知識、などがあります。

1:サーバーの知識

インフラエンジニアの仕事内容は、情報ファイルの保管先であるサーバーと深く関わっていきます。

サーバーはWindows、Linux、Unixなどがありますが、国内ではCentOS、海外ではubuntuなど、汎用性の高いLinux系OSが使われるケースが多いようです。

どのOSの知識が仕事内容で求められるかは、現場によって異なります。インフラエンジニアはサーバーを扱うため、サーバーに関する知識が必須です。

2:ネットワークの知識

インフラエンジニアの仕事内容には、ネットワーク構築も含まれるため、ネットワーク機器や運用の知識が必要になります。

シスコシステムズなど特定企業のネットワーク製品を中心にした機器が良く使われるため、扱える知識が求められるでしょう。

ただ、インフラエンジニアの仕事内容次第で、ネットワーク関連が担当外なインフラエンジニア職もあります。その場合はネットワークの知識はなくても問題ないでしょう。

3:セキュリティの知識

DDos攻撃や不正アクセスなどの問題があるため、年々セキュリティの重要性が問われています。

サーバー側とネットワーク側両方で、セキュリティを確保する技術が必要になってくるため、インフラエンジニアの仕事内容としても、セキュリティ知識は押さえておくべき範囲になるでしょう。

4:クラウドの知識

ITインフラをクラウド上に構築するケースも増えていることから、インフラエンジニアの仕事内容として、オンプレミスで稼働していたシステムをクラウド移行させることがあります。

依頼される仕事内容によりますが、一般的に利用率の高いAzureやAWSに関するクラウド知識が求められるでしょう。

インフラエンジニアに向いている人の特徴5つ


インフラエンジニアに向いている人の特徴をご紹介します。

インフラエンジニアは社会的に貢献することができ、高収入を得やすい魅力的な仕事です。
そのため、インフラエンジニアを目指しているという方も多いでしょう。

それでは、どのような人がインフラエンジニアに向いているのでしょうか。ここではインフラエンジニアに向いている人の特徴5つをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

1:機械を触るのが好きな人

インフラエンジニアの仕事内容には機器の操作も含まれるため、機械を触るのが好きな人に向いているでしょう。

インフラエンジニアはパソコンを使って設計などを業務を行うこともありますが、自分で機器を設置したり、配線などの作業を行うことも多いです。

特に経験が浅いインフラエンジニアは機器を触るケースが多いため、自分でも機械いじりをしているような人はインフラエンジニアに向いています。

2:リスクマネジメントができる人

インフラエンジニアの仕事内容はしっかりとリスクに備えた準備ができる人に向いているでしょう。

インフラエンジニアは仕事を行う際、発生しうるリスクをあらかじめ予測し、その対策を念のために用意しておくような仕事の仕方をします。

そのため、心配性で念のために事前準備を行うような性格の人はインフラエンジニアに適性があると言えます。また、実際にトラブルが発生した際の対処法まで先に考えられる人は向いています。

3:裏方の仕事が好きな人

インフラエンジニアの仕事内容は裏方仕事をするのが好きな人に向いているでしょう。

高度情報化社会のITインフラを支えるインフラエンジニアの仕事は、表には見えない縁の下の力持ちのような仕事です。

そのため、自分で表立って活躍したいというタイプよりも、地道に裏方仕事を頑張りたいというようなタイプの人が適しています。決して目立つ仕事ではありませんが、ITに携わる人々から信頼される仕事です。

4:コミュニケーション力がある人

インフラエンジニアの仕事はコミュニケーションスキルがあるとスムーズに進みます。

インフラ構築の際には要件を正確に聞き取る必要があり、保守運用のフェーズで障害が発生した場合には、障害の状況を正確に説明するスキルが求められます。

そのため、コミュニケーションスキルは高い方が望ましいです。また、普段の業務もチームで行うことになるため、メンバー間で適切なコミュニケーションが取れるようにしましょう。

5:事前準備ができる人

インフラエンジニアの仕事内容には、トラブルがつきものです。

トラブル回避するための案やトラブルが起こったときの解決策、さらにその次の手まで考えておく必要があります。

仕事内容的にも、事前準備がきちんと出来る人や石橋を叩いて渡るような用心深い人がインフラエンジニアに向いているでしょう。

未経験からでもインフラエンジニアは目指せる?


インフラエンジニアは未経験からでも目指すチャンスがあります。

インフラエンジニアは未経験可となっている求人も多く、さらに実際に他業種から転職するケースも多いです。また、実際に未経験からインフラエンジニアになった場合の仕事内容は、まずインフラの保守運用の業務を担当することが多いです。

その後、実地の業務でインフラエンジニアとしての経験を積むことで、設計や構築を担えるようになっていきます。

インフラエンジニアの仕事内容について知ろう


インフラエンジニアの主な仕事内容としては、ITインフラの設計、構築、運用があります。
そして、どの仕事を担当するかによって求められるスキルは異なります。
ぜひ自分の仕事に必要なスキルを身に付けて、現場で活躍できる人材を目指してください。

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