IT業界の歴史について(下)

IT業界の歴史について(下)

新しい技術が次々と誕生しているIT業界。IT業界の歴史について(下)ではシステム関連の歴史や今後の動向についてご紹介します。

情報システムの歴史

コンピューターの進化と共に、必要なシステムも増えてきました。
多くの企業がコンピューターを導入し始めた当初は、コンピューターとネットワークを結ぶ「VAN」と呼ばれるサービスが始まります。

このサービスによって企業間のデータが流通していました。
そして情報処理に関する技術者や作業内容が増加してきたことから、1985年頃に情報処理部門が切り離され、別会社が多く作られるようになったことが経緯です。
これにより、情報サービス企業が増えている現状があります。

ITアウトソーシングの誕生

情報システムを取り扱う企業が増え、競争が激しくなることにより、企業は経費の削減などのため外部企業に委託するようになります。

これによって企業が持つ情報システムの運用や管理や専門の企業に外部委託する「ITアウトソーシング」という言葉が誕生しました。

クラウドコンピューティングの登場

IT業界の歴史について(下)のイメージ
そしてさらに新たな技術としてクラウドコンピューティング(以下クラウド)が誕生します。
クラウドとは「ユーザーがソフトウェアなどを持たなくても、インターネットを通じて必要な分だけサービスを利用できる」サービスを指します。

このクラウドという言葉は、2006年に当時のGoogleのCEOであったエリック・シュミック氏が提唱したといわれています。

コンピューターが普及すると共に多くのユーザーが、Webブラウザ通してデータを持つサーバーへアクセスするようになりました。

そのため、サービスがどんどん増えていき、増えたサーバーをどのようにして管理・統合していくかが問題となったのです。

それを解決したのが「クラウド」です。
クラウドコンピューティングによって、物理サーバー1台分で複数のサーバーを運用できるようになりました。

ビッグデータをビジネスに活かす

また現在ではSNSやスマホ、インターネットショッピングなども普及により、個人情報や位置情報などのビッグデータが集まるようになりました。
これらのデータをいかに活かしていくかも、今後のIT業界には求められつつあります。

IT業界はこれからも進化していく

このようにIT業界はここ20年程で目まぐるしい進化を遂げています。
変化は今後も続いていくと予想されるほか、医療や物流、サービスなどさまざまな分野に大きな影響を与えることが予想されます。

IT業界でこれからも仕事を行うなら、これらの潮流を読んでいくことが大切です。

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